一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2012年12月9日（日）　14:30試合開始
場所：京都・宝が池球技場

MISTRAL（白） vs 金城学院大学（緑）



スコア

チーム	前半	後半	TOTAL
MISTRAL	4	10	14
金城学院大学	1	1	2

得点者

MISTRAL	金城学院大学
#11 和田 亜紀子 (4)	#11 部田 恵理華 (1)
#2 小堀 優子 (3)	#37 近藤 みな (1)
#18 出井 姫耶 (3)	-
#16 江川 順子 (2)	-
#51 川田 佳代 (1)	-
#54 柿崎 美帆 (1)	-

審判員

主審	喜嶋 志穂子
副審	山田 章子
	宮崎 彩
	草刈 かなこ

ゲームレポート
青空が広がる暖かい日差しの一方、本格的な冬の到来を感じさせる寒さの12月9日（土）、宝が池球技場において、第23回ラクロス全日本選手権大会準決勝戦、MISTRAL（以下、MIS） 対 金城学院大学（以下、金城）の試合を開催した。東海地区として初めての舞台に立つ金城と、5年ぶりの王者奪還を目指すMISTRALの熱い戦いが今幕を開けた。

試合開始、ドローを制したのはMIS。開始1分、MIS#11和田（亜）がすぐさま先制点を決めた。
MISは更に点を重ねようと攻めるも金城の堅いディフェンスによってボールを奪われ、ボールを得た金城は点を返そうとゴール間際まで攻めるも、MISTRALのゴーリーの好セーブに阻まれ互いに攻めあぐねる。
混戦状態から先に抜け出したのはMIS。15分、MIS#18出井がカットインによる華麗なシュートを見せた。負けられない金城は卓越された技術で見事なインターセプトを見せ、そのプレーに会場は沸いた。MISのゴール前でのファウルで金城がフリーシュートのチャンスを得るものの点を取ることができず、その焦りからパスミスが続いてしまう。これで流れを取り戻したように思われたMISだが、デンジャラスチェックのファイルを犯した#8和田（さ）にイエローカードを出てしまう。ここでMISの隙をつき、金城#37近藤が1点を返した。
しかし、タイムアウトを挟んだMISは体制を立て直し、22分、MIS#11和田（亜）が余裕を持ったプレーで金城のディフェンスを崩し追加点をあげた。その後もMISは攻めのディフェンスで金城のミスを誘い、そのままマイボールにすると24分、またもMIS#11和田（亜）がシュートを撃ちゴールネットを揺らし、4-1のMISリードで前半終了となった。



後半開始後すぐに金城のファウルにより、ボールを得たMISは勢い付く。MIS#3勝見から#16江川へパスをつなぎ、後半最初の得点をあげた。焦る金城は立て続けにファウルを重ね、MISが流れを掴み始め、連続で2本のシュートをゴールに押し込んだ。
金城も意地を見せ、#11部田が1点を取り返し、続けてもう1点を決めようと攻撃するが、MISがボールを奪い返し、ロングパスでゴール前まで運び、#11和田（亜）が力のこもったミドルシュートをゴールに突き刺した。この豪快なシュートに会場が盛り上がった。
金城は粘りを見せるが、その後も得点できない。徐々に点数を広げるMISはそれでもゲームに隙を許すことなく益々加点していく。MISは金城に攻めさせる時間を与えず14-2で試合終了。MISの圧勝で幕を閉じた。

この試合に勝利したMISは、次戦、12月16日（日）に行う第23回ラクロス全日本選手権大会決勝戦で全国学生1位、慶應義塾大学と日本の頂点を争う。両チームの活躍を祈り、熱い試合を期待したい。





＊フォトギャラリー「第23回ラクロス全日本大学選手権大会・女子準決勝（京都会場）」はこちらへ

  ・Text：大会実施本部（京都会場）広報運営部ゲームレポート班・川村美樹（京都橘大学）、小泉花帆（関西学院大学）、染井汐美（大阪学院大学）、藤中ひかる（帝塚山大学）日本ラクロス協会
・Photo：日本ラクロス協会広報部関西次長・中山崇