一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2013年11月16日（土）　14:00試合開始
場所：愛知県（名古屋市）・港サッカー場

南山大学（白） vs 愛媛大学（黒）

チーム	前半	後半	合計
南山大学　（東海地区1位）	3	4	7
愛媛大学　（3地区1位）	3	6	9

得点者

南山大学	愛媛大学
#16　小林 里穂　(2)	#7　松永 奈々　(2)
#56　成瀬 亜美　(2)	#15　山本 翠　(2)
#5　水野 愛子　(1)	#33　真鍋 亜季　(2)
#6　堀場 直美　(1)	#37　高田 知世　(2)
#76　佐藤 加奈子　(1)	#73　野山 すみれ　(1)

審判員

主審	宮崎 彩
副審	横井 佑美
	高久 朋香
テーブルオフィシャル	阪本 一美

ゲームレポート
2013年11月16日（土）、愛知県（名古屋市）・港サッカー場にて、第5回全日本ラクロス大学選手権1回戦、東海学生リーグ戦1位・南山大学（以下、南山） 対 　3地区予選1位・愛媛大学（以下、愛媛）の試合を行った。季節は冬に差し掛かったが良く晴れた暖かい日差しの午後、試合が始まった。



南山#76佐藤と愛媛#53小里のドローにより試合が開始された。
開始早々南山がボールをキープ。一気にゴール前に詰め寄り、落ち着いてセットオフェンスの態勢に入る。ゴール左上を中心に攻めていくが、イリーガルピックにより愛媛ボールとなり、このチャンスを活かして#37高田が中盤でボールを受け取りまっすぐゴールへ向かう。勢いに押されまいと立ちはだかった南山ディフェンスのプレーがファールとなり、獲得したフリーシュートを#37高田がしっかり決め、愛媛がこの試合初得点をあげた。
先制点を許した南山だが続くドローでは気持ちを切り替え、今度は南山がチャンスを得る。#16小林がグラウンドボールを拾いゴール左上を一気に上がり、そのままシュート。試合を振り出しに戻した。両者一歩も譲らず、愛媛の#73野山がゴール右上から放ったパスが#33真鍋に綺麗に通り2得点目。すかさず南山も#52木下のアシストで#56成瀬が決め2－2の同点にする。その後南山はクリアをハーフラインより上にあげることが出来ず、もどかしい時間が続く。対する愛媛も攻めの姿勢は崩さないがなかなかゴールネットを揺らすことが出来ない。
この均衡を破ったのは愛媛。#33真鍋が華麗にシュートを決め、3得点目をあげる。しかし南山も#56成瀬がゴール裏からのワンオンワンで得点、3－3と同点に戻す。前半はお互いこれ以上点差を広げられず終了。得点は3－3で、依然均衡は保たれたままだった。



運命を決める後半、南山の#76佐藤がドローを自ら獲り、愛媛ゴールの前まで駆け抜ける。そしてゴール前で#6堀場にラストパスを通し後半早々、4得点目を南山が奪う。
対する愛媛はゴーリーからの早いクリアを繋ぎ、後半開始5分半で#7松永が得点。その後も#7松永が左上からディフェンスの合間を縫って5得点目。さらに#73野山、#15山本が素早いパス回しで相手ディフェンスを崩し得点。4－7と点差を広げる。一方南山は流れを取り戻そうとなんとかパスを繋ぎ、#16小林が5得点目。しかし愛媛はそれをものともせず#37高田を中心に南山ゴールを果敢に襲い、#15山本が8得点目をあげる。
ホームの大観衆の声援を受けこのままでは終われない南山はここから反撃を開始する。#5水野がフリーシュートを確実に決め、さらに#76佐藤がゴール前から強烈なシュートを放ち7得点目。後半残り約3分、7－8と１点差となり、南山の応援席では逆転勝利への期待感が高まり始める。しかし疲れが見え始めた南山に対し、愛媛は前半にもまして勢いが出始める。タイムアウトを取り、態勢を整えると残り時間1分弱、#33真鍋からの綺麗なパスを#37高田がゴール前で合わせダメ押しの9得点目を挙げた。最後まで諦めない南山は懸命にボールを奪い果敢に攻めるも健闘及ばず。7－9で愛媛が勝利した。




  ・Text：日本学生ラクロス連盟東海支部 広報委員会ゲームレポート班：真鍋つばさ（中京大学）
・Photo：日本ラクロス協会広報部・八木信行