第7回全日本大学選手権大会・激闘プレイバック「名古屋会場の戦い」
2015/11/13
2012年に行った第4回全日本ラクロス大学選手権大会の大会形式変更に伴い、愛知県(名古屋市)・港サッカー場を会場として、1回戦を行うこととなった。それ以来、港サッカー場での1回戦をは4年連続での開催となる。
第7回大会となる今年も、名古屋市・港サッカー場を舞台として、2015年11月14日(土)に東海地区1位と3地区予選1位のチームが準決勝戦進出を懸けて対戦する。
■第7回全日本ラクロス大学選手権大会・1回戦
[男子]南山大学 対 東北大学
[女子]南山大学、対 東北大学
*『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
2013年・第5回大会の男子1回戦は、残り10分を切ってから1点を争う、激しい試合となった。
試合は落ち着いた立ち上がりを見せるが、1Q・14分に九州大学(以下、九州)#19・徳山慶太郎選手が先制点を決めると一気に動き出した。2Q開始早々に、名城大学(以下、名城)#48・鎌田竜次選手が同点弾を決めると、4分に九州が勝越し弾、直後に名城が同点弾。15分に名城が勝越し弾を決めると、2Q終了間際に九州が同点弾を決めて追いつく。両チーム一歩も譲らず、3-3で前半を終える。
後半が始まると、2Qの攻防から一転して両チームともにチャンスを作ることができず、我慢の時間帯が続いた。数少ないチャンスも、九州ゴーリー#3・貞方駿介選手の好セーブや、名城ディフェンス陣の堅い守備が得点を許さない。
同点のまま迎えた4Q、立ち上がりから名城が攻勢を仕掛けた。DF#18・洞口拓也選手のクリアから流れを掴んだ名城は、4分に#47・遠藤健太選手がランニングシュートを決め勝ち越すと、更に2点を追加し、3点差とした。
完全に名城のペースかと思われたが、ここから九州の怒涛の攻撃が始まる。12分、マンダウンディフェンスのピンチをしのいだ九州は素早いクリアから#6・藤澤寿洋選手が2人をかわしてシュートを決めると、16分にもゴールを奪い1点差に迫る。勢いづいた九州は徳山選手、藤澤選手らが立て続けに強烈なシュートを放っていく。だが、クロスバーにも嫌われ、惜しくも得点できない。最後まで、九州の怒濤の攻撃を、気迫の籠もったディフェンスで守り抜いた名城が6-5で勝利した。
東海地区で10年振りとなる全国大会の会場になったこの年は、東海地区として初めて、全国大会の決勝戦に進出した年ともなった。生憎の雨模様となったが、この1回戦の舞台から、金城学院大学は決勝戦へと突き進んでいった。
前半開始直後、金城学院大学(以下、金城)は#29・菅田朱音選手が1対1で福岡大学(以下、福岡)の守備の間を突破してシュートを放ち先制点を挙げた。金城は素早い攻撃で畳み掛け追加点をあげる。福岡はパスカットやチェイスでボールを奪うが、金城はライドでプレッシャーをかけ、福岡のミスを誘う。雨で滑りやすくなった地面に足を取られる場面も見られる中、息の合った攻撃を見せる金城は追加点を決め、5-0で前半が終了した。
後半に入り、雨脚はさらに強まる中、個々のディフェンス能力が高い福岡に対して、組織的なオフェンスで崩しにかかる金城、という構図で試合が進む。
後半開始直後に金城は#11・部田恵理華選手のパスに走りこんだ菅田選手がゴールを決めるなど追加点を決める金城に対し、福岡は、再三1対1を仕掛けて金城ゴールに迫る。攻撃を繰り返しながらも決められない場面が続く福岡であったが、11分に#73・奈須恵理選手がゴール正面に抜け出すとシュートを放ち、待望の1点目を決める。
この1点を反撃の糸口としたい福岡だったが、疲れが見え始めた福岡ディフェンス陣に対し、金城は立て続けに3点を決め、流れを決定づけた。福岡は、試合時間残り10分を切り苦しい展開となる中、ハイプレッシャーでボールを奪いにかかるが、金城は高いキープ力でボールを保持し、最後まで攻撃を続け、試合は13-2で金城が勝利した。
雨という厳しいコンディションの中でも自分たちのラクロスを貫いた金城は、続く準決勝戦で、同志社大学を相手に試合終了間際まで1点を争う厳しい試合に競り勝ち、東海地区のチームとして、初の全国大会決勝の舞台に立つことになる。
第7回大会となる今年も、名古屋市・港サッカー場を舞台として、2015年11月14日(土)に東海地区1位と3地区予選1位のチームが準決勝戦進出を懸けて対戦する。
■第7回全日本ラクロス大学選手権大会・1回戦
[男子]南山大学 対 東北大学
[女子]南山大学、対 東北大学
*『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
【激闘プレイバック・男子1回戦】 2013年・第5回大会/名城大学 対 九州大学 |
チーム
|
1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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計
|
名城大学
|
0
|
3 | 0 |
3
|
6
|
九州大学
|
1
|
2 | 0 |
2
|
5
|
後半が始まると、2Qの攻防から一転して両チームともにチャンスを作ることができず、我慢の時間帯が続いた。数少ないチャンスも、九州ゴーリー#3・貞方駿介選手の好セーブや、名城ディフェンス陣の堅い守備が得点を許さない。
同点のまま迎えた4Q、立ち上がりから名城が攻勢を仕掛けた。DF#18・洞口拓也選手のクリアから流れを掴んだ名城は、4分に#47・遠藤健太選手がランニングシュートを決め勝ち越すと、更に2点を追加し、3点差とした。
完全に名城のペースかと思われたが、ここから九州の怒涛の攻撃が始まる。12分、マンダウンディフェンスのピンチをしのいだ九州は素早いクリアから#6・藤澤寿洋選手が2人をかわしてシュートを決めると、16分にもゴールを奪い1点差に迫る。勢いづいた九州は徳山選手、藤澤選手らが立て続けに強烈なシュートを放っていく。だが、クロスバーにも嫌われ、惜しくも得点できない。最後まで、九州の怒濤の攻撃を、気迫の籠もったディフェンスで守り抜いた名城が6-5で勝利した。
【激闘プレイバック・女子】 2012年・第4回大会/金城学院大学 対 福岡大学 |
チーム
|
前半
|
後半
|
計
|
金城学院大学
|
5
|
8
|
13
|
福岡大学
|
0
|
2
|
2
|
後半に入り、雨脚はさらに強まる中、個々のディフェンス能力が高い福岡に対して、組織的なオフェンスで崩しにかかる金城、という構図で試合が進む。
後半開始直後に金城は#11・部田恵理華選手のパスに走りこんだ菅田選手がゴールを決めるなど追加点を決める金城に対し、福岡は、再三1対1を仕掛けて金城ゴールに迫る。攻撃を繰り返しながらも決められない場面が続く福岡であったが、11分に#73・奈須恵理選手がゴール正面に抜け出すとシュートを放ち、待望の1点目を決める。
この1点を反撃の糸口としたい福岡だったが、疲れが見え始めた福岡ディフェンス陣に対し、金城は立て続けに3点を決め、流れを決定づけた。福岡は、試合時間残り10分を切り苦しい展開となる中、ハイプレッシャーでボールを奪いにかかるが、金城は高いキープ力でボールを保持し、最後まで攻撃を続け、試合は13-2で金城が勝利した。
雨という厳しいコンディションの中でも自分たちのラクロスを貫いた金城は、続く準決勝戦で、同志社大学を相手に試合終了間際まで1点を争う厳しい試合に競り勝ち、東海地区のチームとして、初の全国大会決勝の舞台に立つことになる。
「11月28日に、大学日本一が決まる!」 決勝戦:2015年11月28日(土) ・東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場 準決勝戦:2015年11月21日(土) ・京都府(京都市)・宝が池球技場 / 東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場 1回戦:2015年11月14日(土) ・愛知県(名古屋市)・港サッカー場 *『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら |
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過去の優勝校 | 男子 | 女子 |
第6回 (2014) | 慶應義塾大学 | 明治大学 |
第5回 (2013) | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
第4回 (2012) | 慶應義塾大学 | 慶應義塾大学 |
第3回 (2011) | 早稲田大学 | 関西学院大学 |
第2回 (2010) | 早稲田大学 | 日本体育大学 |
第1回 (2009) | 一橋大学 | 東海大学 |
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