第8回全日本大学選手権大会・激闘プレイバック「第3回大会(2011年)」
2016/11/07
第3回大会は、大会初の連覇、そして関西地区のチームの初優勝と記録に残る大会になったと同時に、決勝戦は男女ともに激しい攻防が見られる熱戦となり、記憶に残る大会ともなった。
■出場校(4地区予選を含む/計14チーム)
[男子]早稲田大学、京都大学、名古屋大学、北海道大学、新潟大学、岡山大学、西南学院大学
[女子]立教大学、関西学院大学、金城学院大学、北海学園大学、宮城学院女子大学、岡山大学、西南学院大学
*『第3回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
女子決勝戦は、関西学院大学 対 立教大学の対戦。特に試合後半に入ると、同点、勝ち越し、同点、逆転、再逆転と、激しい展開の試合となった。攻め気を常に持ち続ける両チームの勇敢な戦いに、スタンドが沸いた試合であった。
試合開始直後、関西学院大学(以下、関学)が立て続けにシュートを放つが、立教大学(以下、立教)はゴーリー#19・清水佳穂選手がナイスセーブを見せると、一気に反撃し先制点を奪う。一方、関学はパスミスが続くもフォローが早く、果敢にシュートを狙っていき、10分、13分、18分に3連続得点をあげ逆転する。前半残り50秒で関学が追加点を奪えば、残り30秒で立教もゴールを決める激しい展開。前半は4-3の関学リードで終えた。
後半、まず立教#35・飯塚菜々恵選手が同点弾を決めると激しい攻防が始まる。関学はライドではアタックが高い位置から当たり、クリアでは#47・北川千尋選手らが速攻で運び、攻め気が非常に強い。11分に関学が勝ち越す。立教はドローを#10・水戸理恵選手が獲り攻撃を展開。14分に同点弾を決める。直後に関学・北川選手が追加点。17分に立教・水戸選手が同点弾。ここから立教は落ち着いてセットオフェンスを続ける。試合残り4分、#35・飯塚菜々恵選手が遂に勝ち越し弾を決める。だがここから関学の猛攻が始まった。プレッシャーを掛け続け立教のパスミスを誘うと、試合時間残り1分で速攻から#10・小田早織選手が同点弾。直後に再び速攻でボールを繋ぐと、小田選手がまたしてもシュートを決めた。そして試合終了、8-7で関西学院大学が勝利した。
男子決勝戦は、前年と同じ、京都大学 対 早稲田大学の対戦となった。終始歓声が鳴りやまない、緊張感の漂う、決勝にふさわしい激闘を制した早稲田大学が二連覇を果たした。
1Q・2Q、京都大学(以下、京大)は#14・松永健太選手を筆頭に積極的に攻撃を仕掛け次々にシュートを放っていく。一方、早稲田大学(以下、早大)は京大のゾーンディフェンスに対して冷静にボールを回し、チャンスと見るやシュートを撃ちこんでいく。だが、早大はゴーリー#0・林啓太選手が、京大はゴーリー#74・中太久馬選手がファインセーブを続け、手に汗を握る攻防が続く。前半は4-3という拮抗したスコアで終了した。
3Qは開始直後も林選手・中選手のスーパーセーブが続き、両チーム得点を奪えなかったが、5分に早大#11弓場貴文選手が追加点をあげると点の取り合いとなった。7分・京大#28・村井彰弘選手がゴール、直後に早大が追加点、10分・京大、11分・早大。だが4Qに入ると立て続けに早大がゴールを決めリードを4点に広げた。そして京大はファールにより2人少ない状態になってしまう。スタンドでは勝敗が決したとの雰囲気が広がる中、京大の4人のDFがこの試合一番の集中力で脅威の守りを見せる。追加点を許さないだけでなく、ボールを奪うとブレークを仕掛け、村井選手が執念のゴール。直後に再び村井選手がランニングシュートを決め、京大は2点差に追い上げた。この後も京大は早大を追い詰めるが、あと一歩及ばず。10-8で早稲田大学が勝利した。
男子は早稲田大学が優勝した。早稲田大学は、予選も含め男子出場校全8校の内の7校が前年に続く連続出場となった拮抗しあった大会を制し、全日本ラクロス大学選手権大会初の連覇を成し遂げた。
女子は関西学院大学が優勝となった。関西地区のチームが全国大会を制するのは1994年・関西学院大学(女子)がラクロス全日本選手権大会を制して以来、17年振りのことだったが、この年のラクロス全日本選手権大会をNLC SCHERZOが制したことと合わせて、関西地区の躍進が目立った年となった。
■出場校(4地区予選を含む/計14チーム)
[男子]早稲田大学、京都大学、名古屋大学、北海道大学、新潟大学、岡山大学、西南学院大学
[女子]立教大学、関西学院大学、金城学院大学、北海学園大学、宮城学院女子大学、岡山大学、西南学院大学
*『第3回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
【激闘プレイバック・女子】 決勝戦/関西学院大学 対 立教大学 |
チーム
|
前半
|
後半
|
計
|
関西学院大学
|
4
|
4
|
8
|
立教大学
|
3
|
4
|
7
|
後半、まず立教#35・飯塚菜々恵選手が同点弾を決めると激しい攻防が始まる。関学はライドではアタックが高い位置から当たり、クリアでは#47・北川千尋選手らが速攻で運び、攻め気が非常に強い。11分に関学が勝ち越す。立教はドローを#10・水戸理恵選手が獲り攻撃を展開。14分に同点弾を決める。直後に関学・北川選手が追加点。17分に立教・水戸選手が同点弾。ここから立教は落ち着いてセットオフェンスを続ける。試合残り4分、#35・飯塚菜々恵選手が遂に勝ち越し弾を決める。だがここから関学の猛攻が始まった。プレッシャーを掛け続け立教のパスミスを誘うと、試合時間残り1分で速攻から#10・小田早織選手が同点弾。直後に再び速攻でボールを繋ぐと、小田選手がまたしてもシュートを決めた。そして試合終了、8-7で関西学院大学が勝利した。
【激闘プレイバック・男子】 決勝戦/京都大学 対 早稲田大学 |
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
計
|
京都大学
|
0
|
3 | 2 |
3
|
8
|
早稲田大学
|
2
|
2 | 3 |
3
|
10
|
3Qは開始直後も林選手・中選手のスーパーセーブが続き、両チーム得点を奪えなかったが、5分に早大#11弓場貴文選手が追加点をあげると点の取り合いとなった。7分・京大#28・村井彰弘選手がゴール、直後に早大が追加点、10分・京大、11分・早大。だが4Qに入ると立て続けに早大がゴールを決めリードを4点に広げた。そして京大はファールにより2人少ない状態になってしまう。スタンドでは勝敗が決したとの雰囲気が広がる中、京大の4人のDFがこの試合一番の集中力で脅威の守りを見せる。追加点を許さないだけでなく、ボールを奪うとブレークを仕掛け、村井選手が執念のゴール。直後に再び村井選手がランニングシュートを決め、京大は2点差に追い上げた。この後も京大は早大を追い詰めるが、あと一歩及ばず。10-8で早稲田大学が勝利した。
優勝校 |
女子は関西学院大学が優勝となった。関西地区のチームが全国大会を制するのは1994年・関西学院大学(女子)がラクロス全日本選手権大会を制して以来、17年振りのことだったが、この年のラクロス全日本選手権大会をNLC SCHERZOが制したことと合わせて、関西地区の躍進が目立った年となった。
「11月27日に、大学日本一が決まる!」 決勝戦:2016年11月27日(日) ・東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場 準決勝戦:2016年11月19日(土)・20日(日) ・[19日]愛知県(名古屋市)・港サッカー場 ・[20日]大阪府(大阪市)・ヤンマーフィールド長居 1回戦:2016年11月13日(日) ・東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場 日本全国の学生チームが目指す、大学の頂点を決める戦いを、ぜひご覧ください! |
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過去の優勝校 | 男子 | 女子 |
第7回 (2015) | 日本体育大学 | 明治大学 |
第6回 (2014) | 慶應義塾大学 | 明治大学 |
第5回 (2013) | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
第4回 (2012) | 慶應義塾大学 | 慶應義塾大学 |
第3回 (2011) | 早稲田大学 | 関西学院大学 |
第2回 (2010) | 早稲田大学 | 日本体育大学 |
第1回 (2009) | 一橋大学 | 東海大学 |
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記事一覧
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- 第10回全日本大学選手権大会:決勝(男子) [2018/11/25]
- 第10回全日本大学選手権大会:準決勝(女子・名古屋会場) [2018/11/17]
- 第10回全日本大学選手権大会:準決勝(男子・名古屋会場) [2018/11/17]
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