第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝戦(男子・東京会場)
2013/11/25
日時:2013年11月17日(土) 13:00試合開始
場所:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
FALCONS(白) vs OPEC VORTEX(紺)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
2013年11月17日(日)、秋晴れの下、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会準決勝戦、FALCONS(以下、FAL) vs OPEC VORTEX(以下、OPE)を行った。
1Q
FALのポゼッションでゲームスタート。ターンオーバーが続き、オープニングシュートはFAL。
その後、FALがボールを落ち着かせセットオフェンスからFAL#13橋本のシュートがポストへ、その混戦からボールを拾ったFAL#9継のシュートもOPEゴーリー#39土井がセーブ。序盤はFALが試合を優位に進める。
OPECのクリア時にFALのイリーガルボディチェックにてOPEが1分間のエキストラマンオフェンス、その際、FAL選手が再びファールによってOPEが2マンアップ。しかしこのチャンスを活かせず、FALがピンチを凌いだ形となり、その後はFALの時間帯。クリースへのフィードが通り、FALが先制点を奪う。OPEもすかさず1点を返し同点。
OPEもフェイスオフから自分たちの時間帯を作るものの、FALのクリアからの速攻で#90関根からのパスを受けた#4畠山(DF)のゴール左上からのスタンディングシュートで2-1。14分FAL#7高橋のゴール右前からのシュートを一旦ゴーリーがセーブするも、シュートの勢いに押し込まれボールはゴールへ。15分にも連続得点。16分にOPE#32の個人技からのシュートで4-2とするも18分、混戦からのボールを落ち着かせ、FAL#9継の正面からのシュートで5-2で1Q終了。
2Q
フェイスオフはOPEが獲得もFALが激しいディフェンスでボールを奪う。
開始2分、ここでFALがチームタイムアウト。そのタイムアウト明けの3分に#13橋本の1対1からのシュートが決まり6-2。続く7分、クリアの巧みさが際立ちクリアからの1本のフィードから#9継のシュートにて7-2。フェイスオフはOPEが奪ってタイムアウトをとるも流れを変えることができず、12分、クリアからの1本のフィードで#5長谷川のシュートが決まり9-2。その後も鋭いライドにOPEのクリアができない時間帯が続く。16分、OPEがクリアするもシュートまではいけず、逆にクリアから大きなサイドチェンジからのクリースへのフィードでスコアが決まり10-2。
2Q終了。2Qのみのスコアは5-0で終わる。
3Q
ハーフタイムのスティックチェックでOPEがアンスポーツマンライクコンダクトのフェールを受け、3分のOPEマンダウンディフェンス。
このエキストラマンオフェンスのチャンスを活かしFALがきっちり2点を加えた。
6分にFALのファールからOPEのエキストラマンオフェンス。1分のチャンスを活かせなかったが、9分、OPE#24中野のゴール裏からの1対1からゴール右隅へのシュートが決まり、1点を返し12-3。
FALはファールによるマンダウンディフェンスが続くも、激しいディフェンスからの素早い攻撃で11分には#4畠山、14分には#90関根のシュートが決まり、エキストラマンオフェンスで勢いの戻ってきたOPEの流れを止める。この時点で点差は9点。
17分にはFALの攻撃を耐え、クリアから2本のパスをつなぎOPE#32のシュートが決まり13-5。
3Qだけのスコアは、序盤の「マンダウンディフェンス・3分」などがありながらスコアレスの3-3にて終了。
4Q
関西でのもう1試合の準決勝戦の途中経過、「ハーフタイム終了時にて、西日本1位ACLが東日本2位のStealers相手に5-4のリードを奪うというアナウンスが流れ、会場がどよめく。
OPEのしぶといディフェンスからシュートまで持っていくも得点ならず。お互いのゴーリーのファインセーブが続き、開始3分の攻防は互角。
しかし均衡を破ったのはFAL。3分、FAL#9継の強烈なシュートが決まり14-5。
フェイスオフはOPEが獲るもFALの激しいチャージで奪い返す。この試合で多く見られたシーンだった。なかなかOPEはリズムを掴めない。開始5分、速攻から#90関根のシュートが決まり15-5。
その後、お互いのゴーリーのビッグセーブ、強固なディフェンスで膠着状態が続く。OPEのクリアミスからオフェンスのチャンスをつかんだFALが責めるも、OPEディフェンスが凌ぎ、攻撃するが、FALのゴーリーがビッグセーブ、そのクリアボールからのオフェンスで12分、FAL#9・継が再びゴールを決め、16-5。
FALのスラッシングからのOPEはエキストラマンオフェンスのチャンスを掴むもFALディフェンスがパスカットしてピンチをしのぐ。
FALはその後もファールによりマンダウンディフェンスの時間帯はあるも17分、19分と連続ゴールにて18-5。
最後にOPEフェイスオフからの速攻でラスト5秒に#32水谷が意地のシュートを決めるも、そのまま試合終了。
OPECは西日本リーグ戦2位通過の実力で1Q、3Qは互角の戦いを見せたが、FALの攻守の切り替えの早さ、クリアの際の動きの連動の洗練さ、ロング陣の攻撃力の高さが非常に際立ち、その点が大きく勝敗を分けたように思えた。これでFALは6年連続の日本一へまた1歩、進む形となった。
■第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・決勝戦
2013年11月30日(土)
東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
13:30 男子決勝戦 FALCONS vs ACL
*フォトギャラリー「2013クラブ選手権・準決勝戦」はこちらへ
・Text:日本クラブチームラクロス連盟・新地俊一(PHOENIX)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
場所:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
FALCONS(白) vs OPEC VORTEX(紺)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
FALCONS
|
5
|
5
|
3
|
5
|
18
|
OPEC VORTEX
|
2
|
0
|
3
|
1
|
6
|
FALCONS | OPEC VORTEX |
#9 継 渉 (6) | #32 水谷 彰吾 (3) |
#90 関根 幹祐 (3) | #33 橋本 智弘 (1) |
#11 田中 篤志 (2) | #4 木浦 克俊 (1) |
#1 大庭 成浩 (1) | #24中野 駿也 (1) |
#4 畠山 昂太 (1) | - |
#5 長谷川 玄 (1) | - |
#7 髙橋 涼輔 (1) | - |
#13 橋本 立輝 (1) | - |
#22 夏目 聖矢 (1) | - |
#91 本下 純 (1) | - |
主審 | 坂本 猛 |
副審 | 篠原 将浩 |
池下 直哉 | |
CBO | 海堀 義博 |
2013年11月17日(日)、秋晴れの下、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会準決勝戦、FALCONS(以下、FAL) vs OPEC VORTEX(以下、OPE)を行った。
1Q
FALのポゼッションでゲームスタート。ターンオーバーが続き、オープニングシュートはFAL。
その後、FALがボールを落ち着かせセットオフェンスからFAL#13橋本のシュートがポストへ、その混戦からボールを拾ったFAL#9継のシュートもOPEゴーリー#39土井がセーブ。序盤はFALが試合を優位に進める。
OPECのクリア時にFALのイリーガルボディチェックにてOPEが1分間のエキストラマンオフェンス、その際、FAL選手が再びファールによってOPEが2マンアップ。しかしこのチャンスを活かせず、FALがピンチを凌いだ形となり、その後はFALの時間帯。クリースへのフィードが通り、FALが先制点を奪う。OPEもすかさず1点を返し同点。
OPEもフェイスオフから自分たちの時間帯を作るものの、FALのクリアからの速攻で#90関根からのパスを受けた#4畠山(DF)のゴール左上からのスタンディングシュートで2-1。14分FAL#7高橋のゴール右前からのシュートを一旦ゴーリーがセーブするも、シュートの勢いに押し込まれボールはゴールへ。15分にも連続得点。16分にOPE#32の個人技からのシュートで4-2とするも18分、混戦からのボールを落ち着かせ、FAL#9継の正面からのシュートで5-2で1Q終了。
2Q
フェイスオフはOPEが獲得もFALが激しいディフェンスでボールを奪う。
開始2分、ここでFALがチームタイムアウト。そのタイムアウト明けの3分に#13橋本の1対1からのシュートが決まり6-2。続く7分、クリアの巧みさが際立ちクリアからの1本のフィードから#9継のシュートにて7-2。フェイスオフはOPEが奪ってタイムアウトをとるも流れを変えることができず、12分、クリアからの1本のフィードで#5長谷川のシュートが決まり9-2。その後も鋭いライドにOPEのクリアができない時間帯が続く。16分、OPEがクリアするもシュートまではいけず、逆にクリアから大きなサイドチェンジからのクリースへのフィードでスコアが決まり10-2。
2Q終了。2Qのみのスコアは5-0で終わる。
3Q
ハーフタイムのスティックチェックでOPEがアンスポーツマンライクコンダクトのフェールを受け、3分のOPEマンダウンディフェンス。
このエキストラマンオフェンスのチャンスを活かしFALがきっちり2点を加えた。
6分にFALのファールからOPEのエキストラマンオフェンス。1分のチャンスを活かせなかったが、9分、OPE#24中野のゴール裏からの1対1からゴール右隅へのシュートが決まり、1点を返し12-3。
FALはファールによるマンダウンディフェンスが続くも、激しいディフェンスからの素早い攻撃で11分には#4畠山、14分には#90関根のシュートが決まり、エキストラマンオフェンスで勢いの戻ってきたOPEの流れを止める。この時点で点差は9点。
17分にはFALの攻撃を耐え、クリアから2本のパスをつなぎOPE#32のシュートが決まり13-5。
3Qだけのスコアは、序盤の「マンダウンディフェンス・3分」などがありながらスコアレスの3-3にて終了。
4Q
関西でのもう1試合の準決勝戦の途中経過、「ハーフタイム終了時にて、西日本1位ACLが東日本2位のStealers相手に5-4のリードを奪うというアナウンスが流れ、会場がどよめく。
OPEのしぶといディフェンスからシュートまで持っていくも得点ならず。お互いのゴーリーのファインセーブが続き、開始3分の攻防は互角。
しかし均衡を破ったのはFAL。3分、FAL#9継の強烈なシュートが決まり14-5。
フェイスオフはOPEが獲るもFALの激しいチャージで奪い返す。この試合で多く見られたシーンだった。なかなかOPEはリズムを掴めない。開始5分、速攻から#90関根のシュートが決まり15-5。
その後、お互いのゴーリーのビッグセーブ、強固なディフェンスで膠着状態が続く。OPEのクリアミスからオフェンスのチャンスをつかんだFALが責めるも、OPEディフェンスが凌ぎ、攻撃するが、FALのゴーリーがビッグセーブ、そのクリアボールからのオフェンスで12分、FAL#9・継が再びゴールを決め、16-5。
FALのスラッシングからのOPEはエキストラマンオフェンスのチャンスを掴むもFALディフェンスがパスカットしてピンチをしのぐ。
FALはその後もファールによりマンダウンディフェンスの時間帯はあるも17分、19分と連続ゴールにて18-5。
最後にOPEフェイスオフからの速攻でラスト5秒に#32水谷が意地のシュートを決めるも、そのまま試合終了。
OPECは西日本リーグ戦2位通過の実力で1Q、3Qは互角の戦いを見せたが、FALの攻守の切り替えの早さ、クリアの際の動きの連動の洗練さ、ロング陣の攻撃力の高さが非常に際立ち、その点が大きく勝敗を分けたように思えた。これでFALは6年連続の日本一へまた1歩、進む形となった。
■第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・決勝戦
2013年11月30日(土)
東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
13:30 男子決勝戦 FALCONS vs ACL
*フォトギャラリー「2013クラブ選手権・準決勝戦」はこちらへ
・Text:日本クラブチームラクロス連盟・新地俊一(PHOENIX)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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