2014年男子日本代表トライアルゲーム(CreaseMonkeys戦)
2014/02/27
2014年2月16日(日)、2014年度男子日本代表トライアルゲームを、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場(以下、大井第二球技場)にて行った。当初の予定では、2月15日(土)、16日(日)の両日で試合を行う予定であったが、大雪の影響で16日(日)のみの開催となった。
対戦チームは、2002年・2006年・2010年に続く、4度目の来日となる米・CreaseMonkeys(以下、CM)。7月の世界大会に向けて、海外選手と戦う貴重な一戦であった。
スコア
得点者
審判員
1Q。積極的にゴールへ向かい、シュートを重ねるもなかなか得点に結びつかない時間帯が続くなか、AT継渉(#9)が先制点を取る。その後、CMに1点を取り返されるも、1Q後半のエキストラマンオフェンスをMF松下立(#11)が決めきり、2-1で1Qを終えた。
1Qを勝ち越して迎えた2Q、徐々に相手のディフェンスに苦しめられることとなる。日本のオフェンスが攻略され、些細なミスが目立ち始めた。結局2Qでは得点の機会をものにできないまま、2-5で前半を終えた。
流れを取り返したい日本。気持ちを切り替えて臨んだ3Q開始5分、忠平佑司(#10)が得点した。忠平は、昨年度は22歳以下日本代表として活躍した若手MFである。しかし、その後CMに連続得点を許してしまい、3Q終了時にはスコア3-9まで点差が開いた。
そして4Q、MF小澤徹也(#18)、MF長谷川玄(#19)の得点や、G服部俊介(#2)の好セーブが見られるも、最後まで相手から流れを奪取することは出来ず、最終スコア5-14で敗北を喫した。
「戦いの軸がぶれれば、何をやっても意味がない。何を武器にして勝つのか考えろ」
ハームタイム、大久保宜浩ヘッドコーチが淡々と選手に向けて言った言葉だ。
技術、経験、パワーで海外の強豪に劣る日本が、世界で勝つための軸は「相手に守らせない」こと。そのためには、いかに多くの選択肢を持って得点機会を増やすかが鍵となる。奇抜なスーパープレーが求められているわけでは決してないのだ。
しかし現段階で、その軸を自分の武器として持っている選手は少ないと、大久保ヘッドコーチは言う。日本が世界に勝つための軸を、選手一人ひとりが主体的に考え、武器として得ることが出来るかが、今後の命運を分けるだろう。
次回は、2014年3月1日(土)、2日(日)に、もう一度2014年度男子日本代表トライアルゲームを大井第二球技場にて開催する。相手は、同じく7月の第12回FIL男子世界選手権大会に出場するオーストラリア代表。
世界選手権大会まで、海外の選手と戦える機会はあとわずか。世界大会にむけ確かな手応えを掴みたい一戦である。
Text by:日本ラクロス協会広報部(関東地区)・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、他
対戦チームは、2002年・2006年・2010年に続く、4度目の来日となる米・CreaseMonkeys(以下、CM)。7月の世界大会に向けて、海外選手と戦う貴重な一戦であった。
スコア
チーム | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
日本代表 | 2 | 0 | 1 | 2 | 5 |
CreaseMonkeys | 1 | 4 | 4 | 5 | 14 |
日本代表 | CreaseMonkeys |
#9 継 渉 (1)
|
#1 John Christmas (3) |
#10 忠平 裕司 (1)
|
#4 Jonathan Rodriguez (3) |
#11 松下 立 (1)
|
#19 Brian Christopher (3) |
#18 小澤 徹也 (1) | #29 Corry Mabry (3) |
#19 長谷川 玄 (1)
|
#9 Takayuki Yoshikawa (1) |
- | #12 Sam Bradman (1) |
審判員 | 志水 研太郎 |
稲垣 和彦 | |
坂本 猛 | |
金子 剛之 |
1Q。積極的にゴールへ向かい、シュートを重ねるもなかなか得点に結びつかない時間帯が続くなか、AT継渉(#9)が先制点を取る。その後、CMに1点を取り返されるも、1Q後半のエキストラマンオフェンスをMF松下立(#11)が決めきり、2-1で1Qを終えた。
1Qを勝ち越して迎えた2Q、徐々に相手のディフェンスに苦しめられることとなる。日本のオフェンスが攻略され、些細なミスが目立ち始めた。結局2Qでは得点の機会をものにできないまま、2-5で前半を終えた。
流れを取り返したい日本。気持ちを切り替えて臨んだ3Q開始5分、忠平佑司(#10)が得点した。忠平は、昨年度は22歳以下日本代表として活躍した若手MFである。しかし、その後CMに連続得点を許してしまい、3Q終了時にはスコア3-9まで点差が開いた。
そして4Q、MF小澤徹也(#18)、MF長谷川玄(#19)の得点や、G服部俊介(#2)の好セーブが見られるも、最後まで相手から流れを奪取することは出来ず、最終スコア5-14で敗北を喫した。
「戦いの軸がぶれれば、何をやっても意味がない。何を武器にして勝つのか考えろ」
ハームタイム、大久保宜浩ヘッドコーチが淡々と選手に向けて言った言葉だ。
技術、経験、パワーで海外の強豪に劣る日本が、世界で勝つための軸は「相手に守らせない」こと。そのためには、いかに多くの選択肢を持って得点機会を増やすかが鍵となる。奇抜なスーパープレーが求められているわけでは決してないのだ。
しかし現段階で、その軸を自分の武器として持っている選手は少ないと、大久保ヘッドコーチは言う。日本が世界に勝つための軸を、選手一人ひとりが主体的に考え、武器として得ることが出来るかが、今後の命運を分けるだろう。
次回は、2014年3月1日(土)、2日(日)に、もう一度2014年度男子日本代表トライアルゲームを大井第二球技場にて開催する。相手は、同じく7月の第12回FIL男子世界選手権大会に出場するオーストラリア代表。
世界選手権大会まで、海外の選手と戦える機会はあとわずか。世界大会にむけ確かな手応えを掴みたい一戦である。
Text by:日本ラクロス協会広報部(関東地区)・臼井杏美
Photo by:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、他
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