2016年度男子日本代表・第3回練習会(2016年3月12日)
2016/03/24
2016年男子日本代表(以下、男子代表)は、第3回練習会を2016年3月12日(土)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて実施しました。
【主な練習メニュー】
<1コマ目>
・フィジカル測定/シュートドリル/ライン際でのディフェンス練習
・佐々木TRによる身体の使い方講座
・6対6(ハーフフィールドディフェンス練習)
<2コマ目>
・グラウンドボール1対1コントロール
・15mパス/30mパス
・クリアドリル
・6対6(ハーフフィールドディフェンス練習)
・6対6→10対10
・紅白戦(12分×6本)
今回は、「フルフィールドオフェンス(以下、FFO)の精度向上」と「ハーフフィールドディフェンス(以下、HFD)」、「HFDからFFOへの展開」をテーマに練習を実施しました。
[左右:フィジカル測定]
[左:フィジカル測定/右:ライン際でのディフェンスの練習]
[左:世界大会の映像を見ながら審判員と「ディフェンスのヒットの仕方」「ルール確認」を行う/右:15mパス]
●「身体の使い方講座」
佐々木貴也トレーナー(TR)による身体の使い方講座では、前回の「パワーポジション」に続き、「グラウンドボール時の身体の使い方」について学びました。臀部から腿(もも)の裏側あたりの下半身をうまく使うことで、押され負けしない体勢を維持します。
岩本祐介ヘッドコーチからは、どんな体勢のときでも、上半身と下半身を分離し、常にスティックはボールまわりで自由に扱えるようにとの指導がありました。
[写真:グラウンドボール時の身体の使い方講座]
●「6対6」(ハーフフィールドディフェンス(HFD)について)
HFDでは、6人全員がパッケージとしてボールの動きに対して動くこと、ボールサイドに対してパッケージを寄せることの意識付けを実施。第1回、第2回の練習会では個の接点にフォーカスしてきましたが、今回は初めて連動した動きの確認を行いました。
また、色チームはマンツーマンディフェンス、白チームは、ゴール右上・左上にショートスティックを固定するマンツーマンゾーンディフェンスを練習し、紅白戦でもそれぞれのディフェンスシステムで戦いました。個の接点の強さがすべてのディフェンスシステムの基本となりますが、ボールを奪い、得点の起点となるようなディフェンスシステムが確立できることを今後目指していきます。
●紅白戦
今回も均等に分けた2チームで対戦しました(12分×6本)。今回からディフェンスの練習を開始したこともあり、これまでに比べてロースコアのゲームとなりました。第1回練習会から毎回ほぼ同じメンバー構成で紅白戦を行っていますが、点を奪い合うシーソーゲームの結果、6Q残り5秒でFFOの1次攻撃により色(B)チームが得点し、10-11の1点差で色(B)チームが勝利しました。
※HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※円グラフ外の括弧内の数字は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
今回は、ブレイクにおけるシチュエーション別得点比率に加え、シュートエリアについて分析を行いました。シュートエリア(フィールドのアタッキングエリア部分)を9つのエリアに分類し、それぞれのエリアから放ったシュートの決定率・被セーブ率、枠内・枠外の数値を算出しています。「得点を奪うためにシュートを撃つ」という発想から、「確実に得点を奪うためのシュートを撃一」ことを求め、『枠内』に、『セーブされないシュートを撃ち、得点を奪う』、『ゴーリーの弾いたこぼれ球を狙って得点を奪う』意識付けを行っています。
※シュートエリアはアタッキングエリアを9分割している。Vマークはゴールの位置。
得点者
次回は、2016年3月26日(土)・12:00~15:00と18:00~21:00に、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第4回練習会を行います。会場スタンドにてご自由に見学いただけますので、ぜひご来場ください。
Text by:2016年度男子日本代表ヘッドコーチ・岩本祐介、同アシスタントコーチ・前田昌宏、同マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
Photo by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
【主な練習メニュー】
<1コマ目>
・フィジカル測定/シュートドリル/ライン際でのディフェンス練習
・佐々木TRによる身体の使い方講座
・6対6(ハーフフィールドディフェンス練習)
<2コマ目>
・グラウンドボール1対1コントロール
・15mパス/30mパス
・クリアドリル
・6対6(ハーフフィールドディフェンス練習)
・6対6→10対10
・紅白戦(12分×6本)
今回は、「フルフィールドオフェンス(以下、FFO)の精度向上」と「ハーフフィールドディフェンス(以下、HFD)」、「HFDからFFOへの展開」をテーマに練習を実施しました。
[左右:フィジカル測定]
[左:フィジカル測定/右:ライン際でのディフェンスの練習]
[左:世界大会の映像を見ながら審判員と「ディフェンスのヒットの仕方」「ルール確認」を行う/右:15mパス]
●「身体の使い方講座」
佐々木貴也トレーナー(TR)による身体の使い方講座では、前回の「パワーポジション」に続き、「グラウンドボール時の身体の使い方」について学びました。臀部から腿(もも)の裏側あたりの下半身をうまく使うことで、押され負けしない体勢を維持します。
岩本祐介ヘッドコーチからは、どんな体勢のときでも、上半身と下半身を分離し、常にスティックはボールまわりで自由に扱えるようにとの指導がありました。
[写真:グラウンドボール時の身体の使い方講座]
●「6対6」(ハーフフィールドディフェンス(HFD)について)
HFDでは、6人全員がパッケージとしてボールの動きに対して動くこと、ボールサイドに対してパッケージを寄せることの意識付けを実施。第1回、第2回の練習会では個の接点にフォーカスしてきましたが、今回は初めて連動した動きの確認を行いました。
また、色チームはマンツーマンディフェンス、白チームは、ゴール右上・左上にショートスティックを固定するマンツーマンゾーンディフェンスを練習し、紅白戦でもそれぞれのディフェンスシステムで戦いました。個の接点の強さがすべてのディフェンスシステムの基本となりますが、ボールを奪い、得点の起点となるようなディフェンスシステムが確立できることを今後目指していきます。
●紅白戦
今回も均等に分けた2チームで対戦しました(12分×6本)。今回からディフェンスの練習を開始したこともあり、これまでに比べてロースコアのゲームとなりました。第1回練習会から毎回ほぼ同じメンバー構成で紅白戦を行っていますが、点を奪い合うシーソーゲームの結果、6Q残り5秒でFFOの1次攻撃により色(B)チームが得点し、10-11の1点差で色(B)チームが勝利しました。
チーム | 項目 |
1Q |
2Q | 3Q | 4Q | 5Q | 6Q | 合計 |
白 (A) |
スコア | 2 | 1 | 3 | 1 | 1 | 2 | 10 |
決定率 | 2/5 | 1/2 | 3/7 | 1/3 | 1/8 | 2/5 | 10/37 (27%) |
|
色 (B) |
スコア | 2 | 2 | 0 | 3 | 2 | 2 | 11 |
決定率 | 2/3 | 2/4 | 0/1 | 3/9 | 2/4 | 2/8 | 11/29 (38%) |
※HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※円グラフ外の括弧内の数字は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
今回は、ブレイクにおけるシチュエーション別得点比率に加え、シュートエリアについて分析を行いました。シュートエリア(フィールドのアタッキングエリア部分)を9つのエリアに分類し、それぞれのエリアから放ったシュートの決定率・被セーブ率、枠内・枠外の数値を算出しています。「得点を奪うためにシュートを撃つ」という発想から、「確実に得点を奪うためのシュートを撃一」ことを求め、『枠内』に、『セーブされないシュートを撃ち、得点を奪う』、『ゴーリーの弾いたこぼれ球を狙って得点を奪う』意識付けを行っています。
※シュートエリアはアタッキングエリアを9分割している。Vマークはゴールの位置。
得点者
白(A)チーム (10点) | 色(B)チーム (11点) |
AT 清家 悟 (3) | AT 高橋 涼輔 (3) |
AT 大庭 成浩 (3) | AT 継 渉 (1) |
MF 佐藤 大 (2) | MF 松下 立 (1) |
AT 石黒 哲雄 (2) | AT 池川 健 (1) |
- | MF 橋本 立輝 (1) |
- | MF 加藤 啓介 (1) |
- | MF 夏目 聖矢 (1) |
- | MF 金子 優祐 (1) |
- | MF 山下 亮 (1) |
次回は、2016年3月26日(土)・12:00~15:00と18:00~21:00に、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第4回練習会を行います。会場スタンドにてご自由に見学いただけますので、ぜひご来場ください。
Text by:2016年度男子日本代表ヘッドコーチ・岩本祐介、同アシスタントコーチ・前田昌宏、同マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
Photo by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
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