2015女子19歳以下世界選手権:第4戦・スコットランド戦

2015/07/27

2015年7月26日(日)/試合開始・17:00(日本時間・25:00)
19歳以下スコットランド代表戦


第4戦1第4戦2
[左:ゴール前に攻め込む#4・橋爪]

スコア
チーム
前半 後半
TOTAL
日本
8
8
16
スコットランド
2
0
2
得点者
19歳以下日本代表
#17 桑島 響子 (3)
#3 平野 薫 (2)
#4 橋爪 さくら (2)
#10 野尾 明日佳 (2)
#13 抜井 愛海 (2)
#16 関口 紗生 (2)
#12 大橋 知佳 (1)
#18 池田 玲衣 (1)
オウンゴール (1)
個人賞
・Player of the Match:#4 橋爪 さくら (日本)
第4戦3

ゲームレポート
 前半戦の山場、スコットランドとの戦いを迎える。スコットランドはこの時点で全勝中であったが、初戦のニュージーランドほどの力強さは感じてはいなかった。
 この試合、我々が着目したのは、スコットランドのライドの緩さとスタミナの無さ。そして、攻撃の破壊力はあるが、守備の組織力が低くファールが多いという点。十分な対策を練って試合に挑んだ。

第4戦4第4戦5
[左:ファストブレイクで駆け上がる#14・巻田/右:守備で積極的にダブルチームを仕掛ける日本]

 試合の序盤から、ドローを支配することで、ペースを握る。2日前のイングランド戦で得た教訓から、ドローでの修正を行ったことの効果が出た。
 ボールを支配できると、セット時の攻撃では確実に点が取れる今チームの特徴を活かせる。また、ニュージーランド戦でうまくいった前線からのライドをこの日も実行し、スコットランドに攻撃の機会すら与えない。選手たちのパフォーマンスの高さのおかげで、予想以上に点差が開いていった。

 完全にゲームを支配し、後半を迎える。通常なら、ここから体力の温存のために、ペースを落とすところであるが、実は現地の気温は試合開始とともにみるみる下がってきており、凍えるほどの寒さとなっていた。我々は、足を止めることの方が体調の低下につながると判断し、ペースを落としてポゼッション時間を長めにとりつつ、攻撃する手を休めることはしなかった。
 ゲームの終盤は、調子の上がらない選手のコンディションを上げるために、集中的にボールを持たせ良いリズムを与えることもできた。

 16-2。接戦を想定していた我々にとっては思いがけない大勝である。
 しかし、欧米国は次回対戦すると別物のチームに生まれ変わる可能性が高い。
 決勝トーナメント(Bracket Play)以降、スコットランドとは順位決定戦で再戦する可能性もあるので、気を緩めることなく、我々自身も更に「別物」のチームになれるよう、チームの強化を進めていかなければならないと感じている。

 次戦は、オフ日(27日)を挟み、イスラエル戦です。
 今大会は、大会公式ホームページにゲームスコアが公開されています。そちらも参照されながら観ていただくと、より深く面白い見えかたができるのではないかと思います。
 引き続き応援よろしくお願いします。

■大会公式ホームページはこちら (外部サイトが開きます)
  ・「Schedule & Results」にカーソルを合わせると、日付別の選択ウィンドウが表示されます。


【7月28日(火)の予定】
 12:00(日本時間・20:00) 第5戦・PoolC・イスラエル戦
  ・インターネット中継については、こちらのページをご覧ください
  ・7月27日(月)は、試合はありません。

得点経過
*時間:中継映像からの大よその時間であり、公式時間ではありません。
前後半 時間 (*) 日本 スコットランド スコア
前半 1分頃 #3 平野 薫   1-0
3分頃 #4 橋爪 さくら   2-0
6分頃 #10 野尾 明日佳   3-0
9分頃   #18 Francesca Gray 3-1
18分頃 #13 抜井 愛海   4-1
19分頃 #13 抜井 愛海   5-1
20分頃 #3 平野 薫   6-1
22分頃   #6 Benedicte Sampson 6-2
28分頃 #16 関口 紗生   7-2
29分頃 #12 大橋 知佳   8-2
後半 1分頃 #4 橋爪 さくら   9-2
2分頃 #16 関口 紗生   10-2
8分頃 オウンゴール   11-2
14分頃 #10 野尾 明日佳   12-2
15分頃 #18 池田 玲衣   13-2
22分頃 #17 桑島 響子   14-2
29分頃 #17 桑島 響子   15-2
29分頃 #17 桑島 響子   16-2
30分頃 引き続き、日本の攻撃が続く中で試合終了 16-2
ゲームフォト
第4戦6第4戦7
[左:午前中の練習/右:練習で選手たちに指示を出す敷浪AC]
第4戦8第4戦14
[左:力強いシュートで2得点をあげた#13・拔井/右:グラウンドボールに素早い寄りを見せる日本]
第4戦11第4戦9
[左:速いクリアでオフェンスコートにボールを運ぶ#11・小野寺/右:守備につく#18・池田]
第4戦15第4戦13
[左:イングランド戦での接触の影響なくプレーする#10・野尾/右:得点を決めて喜ぶ選手たち]
第4戦10第4戦12
[左:中盤でボールを奪う#9・玉置/右:鋭い1対1で3連続得点を決めた#17・桑島]
第4戦16第4戦17
[左右:スコットランドは女子ラクロスの発祥の地。観戦エリアにはたくさんの観戦者が詰めかけていた]


■第6回FIL女子19歳以下世界選手権大会・JLA特設ページはこちら
※出場選手・スタッフは、代表特設ページに掲載しています。

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※世界選手権大会中は、試合結果を日本ラクロス協会HP『.Relax(ドット・リラックス)』で更新すると共に、Twitter協会公式アカウントでも試合速報をお伝えする予定です。
  ・ハッシュタグは、「#laxjpnfan」です。


Text by:2015年度19歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・敷浪一哉
Photo by:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都、同マネージャー・渡辺優