2014男子世界選手権・第7戦(スコットランド戦)
2014/07/19
ラクロス男子日本代表・13日目
[左:#9・継/右:#12・岡部]
昨日のニュージーランド戦後、日本の対戦相手を決めるゲームが行われた(スコットランド対イラコイ)。
その試合の結果、日本の次の相手は、宿命のライバル・スコットランドに決まった。
1998年男子世界大会。2013年女子世界大会と幾度も順位決定戦で辛酸をなめさせられてきたチーム。
試合前から対戦が決められていたかのような対戦カードとなる。
日時:2014年7月17日(木) 14:30試合開始
日本代表(白) vs スコットランド代表(紺)
スコア
得点者
第1Q
開始まもなく10秒足らずでフェイスオフブレイクから先制点を許してしまう。
ここまでの5試合、先制をされて流れが悪くなる事が多かった日本。
この試合は違った。#33・陳野のフェイスオフからすぐさま2本のシュートが放たれる。#17・小澤がシュートを決める。
#11・忠平も続いてミドルシュートを決めた。
[左:シュートを放つスコットランド代表/右:#33・フェイスオフを争う#33・陳野]
スコットランドに1点を決められるも、#20・アンドリューが2連続得点をする。
開始10分で点の取り合いとなるが、残り10分間は日本が2点のリードを維持し1Qが終了。
[左:シュートを放つ#11・忠平/右:#20・アンドリュー]
第2Q
2Q開始から2連続失点を許し、追いつかれてしまう。
しかし日本はスコットランドにリードを譲らなかった。
#10・本下の1対1でしかけ、逆サイドにボールを動かし#7・池川が得点。再び1点優位に立つ。
その後、決死の攻防が続くもスコットランドに2失点。逆転されてしまう。
残り1分を切り、日本の攻撃。池川が得点し同点で前半を終える。
終了間際にスコットランドのファールがありフラッグダウン。ここで前半を終える。
[左:#10・本下/右:#7:池川]
[右:#5:畑田]
第3Q
人数有利で始まったクウォーター。人数同数になってから#11・忠平がミドルシュートを撃ちゴールに突き刺さり、スコットランド相手に三度リードする。
リードを更に広げようと、服部の好セーブや、スコットランドのシュートを懸命に追いチェイスを取った。
しかし、昨日イラコイも苦戦したスコットランドの牙城は固く崩す事は簡単ではない。
日本のファールから、マンダウンとなる。なんとかしのぐが、解除直後に同点弾を決められてしまう。
第4Q
失点で終わった3Qの流れを日本に寄せたのは主将の水田。
スコットランドのオフェンスボールをインターセプトし前線にボールを供給した。
主将のプレーに応えた関根が勝ち越しゴールを押し込んだ。関根の得点の後、陳野もフェイスオフに勝利するとそのままシュートを撃った。
決まりはしないものの、攻撃に拍車がかかった。その後松下が1対1で相手を抜き去り得点。
[左:#3・関根]
残り15分でリードを2点に広げるが、スコットランドは19番を中心に攻撃を作ってくる。
日本も更にリードを広げようと、スコットランドのミスボールに寄るがスコットランドに取られてしまう。
グラウンドボールで崩れている状態から失点し、1点差となってしまう。
この時、得点後にファールが有り日本のマンダウンディフェンス。スコットランドがボールを持った状態から始まってしまう。
エキストラマンオフェンスで点を決められて9-9と追いつかれてしまう。
残り2分でスコットランドの時間を使った猛攻撃を凌ぎ切った日本。
決着は、1戦目オーストラリア戦、7戦目のイングンド戦に引き続き、延長戦となった。
延長戦
最初にゴールに襲いかかるのは日本。#13・岩野、#20・アンドリュー、#・11忠平が連携してシュート。
池川もゴールに飛び込むが得点する事は出来ない。
スコットランドの攻撃はミスが有るがグラウンドボールを拾って向かってくる。
前半終了間際にシュートチェイスを取り、日本ボールとする。
終了間際に関根がシュートを放つも、惜しくも得点出来ない。
1点が遠い。
[左:#13・岩野/右:#5・畑田]
後半が開始。4分間は短くも有り、長くも有る。オフェンスは短く、ディフェンスは長く感じる。
残り90秒。日本のタイムアウトから1点を狙う。たった1つの得点が有ればいい。しかし、シュートは枠外。
日本、スコットランド同時にチェイスに行くが、チェイスを取ったのはスコットランドであった。
残り60秒。日本は自分たちの姿勢を崩さず得点する事を考えた。自分たちのディフェンスは得点を取る為にボールを奪うディフェンス。ハーフフィールド、ゴーリー安藤も含め7人でボールを奪いに行った。
しかし、プレッシャーをかいくぐったスコットランド。ボールはゴールに吸い込まれた。
残り時間は10秒あまり。フェイスオフを誰もが追ったが、試合終了。
メダルという目標を掲げるも、スコットランドに敗戦。7位決定戦に向かうこととなった。
だからこそ、恥じらいも無く、全力で胸を張って今目指せる最高の順位、7位を目指して欲しい。
そして、何より結果や相手を恐れず、世界大会という最高の勝負を楽しんで欲しいと思う。
それが最高の結果を出す為の近道だと私は信じている。
そんな、今出来る日本代表の最高のラクロスを誰もが応援している。
Text by:日本ラクロス協会事務局次長補佐(関東地区)・浅井威宏
Photo by:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
[左:#9・継/右:#12・岡部]
昨日のニュージーランド戦後、日本の対戦相手を決めるゲームが行われた(スコットランド対イラコイ)。
その試合の結果、日本の次の相手は、宿命のライバル・スコットランドに決まった。
1998年男子世界大会。2013年女子世界大会と幾度も順位決定戦で辛酸をなめさせられてきたチーム。
試合前から対戦が決められていたかのような対戦カードとなる。
日時:2014年7月17日(木) 14:30試合開始
日本代表(白) vs スコットランド代表(紺)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
EX1
|
EX2
|
TOTAL
|
日本代表
|
4
|
2
|
1
|
2
|
0 | 0 |
9
|
スコットランド代表
|
2
|
4
|
1
|
2
|
0 | 1 |
10
|
日本代表 |
#7 池川 健 (2) |
#11 忠平 裕司 (2) |
#20 アンドリュー レイ (2) |
#3 関根 幹祐 (1) |
#14 松下 立 (1) |
#17 小澤 徹也 (1) |
第1Q
開始まもなく10秒足らずでフェイスオフブレイクから先制点を許してしまう。
ここまでの5試合、先制をされて流れが悪くなる事が多かった日本。
この試合は違った。#33・陳野のフェイスオフからすぐさま2本のシュートが放たれる。#17・小澤がシュートを決める。
#11・忠平も続いてミドルシュートを決めた。
[左:シュートを放つスコットランド代表/右:#33・フェイスオフを争う#33・陳野]
スコットランドに1点を決められるも、#20・アンドリューが2連続得点をする。
開始10分で点の取り合いとなるが、残り10分間は日本が2点のリードを維持し1Qが終了。
[左:シュートを放つ#11・忠平/右:#20・アンドリュー]
第2Q
2Q開始から2連続失点を許し、追いつかれてしまう。
しかし日本はスコットランドにリードを譲らなかった。
#10・本下の1対1でしかけ、逆サイドにボールを動かし#7・池川が得点。再び1点優位に立つ。
その後、決死の攻防が続くもスコットランドに2失点。逆転されてしまう。
残り1分を切り、日本の攻撃。池川が得点し同点で前半を終える。
終了間際にスコットランドのファールがありフラッグダウン。ここで前半を終える。
[左:#10・本下/右:#7:池川]
[右:#5:畑田]
第3Q
人数有利で始まったクウォーター。人数同数になってから#11・忠平がミドルシュートを撃ちゴールに突き刺さり、スコットランド相手に三度リードする。
リードを更に広げようと、服部の好セーブや、スコットランドのシュートを懸命に追いチェイスを取った。
しかし、昨日イラコイも苦戦したスコットランドの牙城は固く崩す事は簡単ではない。
日本のファールから、マンダウンとなる。なんとかしのぐが、解除直後に同点弾を決められてしまう。
第4Q
失点で終わった3Qの流れを日本に寄せたのは主将の水田。
スコットランドのオフェンスボールをインターセプトし前線にボールを供給した。
主将のプレーに応えた関根が勝ち越しゴールを押し込んだ。関根の得点の後、陳野もフェイスオフに勝利するとそのままシュートを撃った。
決まりはしないものの、攻撃に拍車がかかった。その後松下が1対1で相手を抜き去り得点。
[左:#3・関根]
残り15分でリードを2点に広げるが、スコットランドは19番を中心に攻撃を作ってくる。
日本も更にリードを広げようと、スコットランドのミスボールに寄るがスコットランドに取られてしまう。
グラウンドボールで崩れている状態から失点し、1点差となってしまう。
この時、得点後にファールが有り日本のマンダウンディフェンス。スコットランドがボールを持った状態から始まってしまう。
エキストラマンオフェンスで点を決められて9-9と追いつかれてしまう。
残り2分でスコットランドの時間を使った猛攻撃を凌ぎ切った日本。
決着は、1戦目オーストラリア戦、7戦目のイングンド戦に引き続き、延長戦となった。
延長戦
最初にゴールに襲いかかるのは日本。#13・岩野、#20・アンドリュー、#・11忠平が連携してシュート。
池川もゴールに飛び込むが得点する事は出来ない。
スコットランドの攻撃はミスが有るがグラウンドボールを拾って向かってくる。
前半終了間際にシュートチェイスを取り、日本ボールとする。
終了間際に関根がシュートを放つも、惜しくも得点出来ない。
1点が遠い。
[左:#13・岩野/右:#5・畑田]
後半が開始。4分間は短くも有り、長くも有る。オフェンスは短く、ディフェンスは長く感じる。
残り90秒。日本のタイムアウトから1点を狙う。たった1つの得点が有ればいい。しかし、シュートは枠外。
日本、スコットランド同時にチェイスに行くが、チェイスを取ったのはスコットランドであった。
残り60秒。日本は自分たちの姿勢を崩さず得点する事を考えた。自分たちのディフェンスは得点を取る為にボールを奪うディフェンス。ハーフフィールド、ゴーリー安藤も含め7人でボールを奪いに行った。
しかし、プレッシャーをかいくぐったスコットランド。ボールはゴールに吸い込まれた。
残り時間は10秒あまり。フェイスオフを誰もが追ったが、試合終了。
メダルという目標を掲げるも、スコットランドに敗戦。7位決定戦に向かうこととなった。
だからこそ、恥じらいも無く、全力で胸を張って今目指せる最高の順位、7位を目指して欲しい。
そして、何より結果や相手を恐れず、世界大会という最高の勝負を楽しんで欲しいと思う。
それが最高の結果を出す為の近道だと私は信じている。
そんな、今出来る日本代表の最高のラクロスを誰もが応援している。
■日本代表・第8戦 7位決定戦 イスラエル代表 7月18日(金)・14:30~ [日本時間:7月19日(土)・5:30] ■日本代表への応援メッセージ受付ページ ■インターネット中継について |
Text by:日本ラクロス協会事務局次長補佐(関東地区)・浅井威宏
Photo by:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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