第26回関東学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)
2013/11/22
日時:2013年11月16日(土) 11:00試合開始
場所:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場
早稲田大学(白) vs 明治大学(紺)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
2013年11月16日(土)、駒沢オリンピック公園第二球技場にて、第26回関東学生ラクロスリーグ戦決勝戦、早稲田大学(以下、早稲田)vs 明治大学(以下、明治)の試合を行った。この2チームは、リーグ戦も1部Aブロックと同じブロックであったため、今年度2回目の対戦となった。
両チームの応援が響き渡る中、11:00に試合開始のホイッスルが鳴った。
フェイスオフは早稲田のイリーガルプロシージャーにより、明治ボールから始まった。試合開始から両チームとも激しく相手にプレッシャーをかけ、どちらもなかなかシュートチャンスまで持ち込めない。試合開始4分過ぎ、ようやくこの試合の初シュートが生まれる。早稲田のディフェンダー陣が激しいプレッシャーをかけてボールを奪うと、そのクリアを成功させてボールを回す。ゴール裏にボールが回ると、一瞬の隙をみてゴール前の早稲田#1忠平にパス、そのままシュートに持ち込むが、明治のゴーリーのナイスセーブに阻まれた。
その後、一進一退の時間が続き、両チームともシュートを撃つが、両チームのゴーリーのファインプレイが光り得点できない。11分過ぎ、早稲田は明治の隙を見逃さなかった。明治のインターフェアランスでエキストラマンオフェンスにすると、笛と同時に素早くリスタート、ゴール前の早稲田#94岸本が、フリーで落ち着いてシュートをゴールに沈めた。明治の集中力が一瞬途切れたのを見事に突き、早稲田が待望の先制点を奪った。
しかし、明治もすぐに反撃に出る。失点後のフェイスオフで自分たちのボールにすると、12分30秒に明治#44小林がシュートを成功させて同点とした。その後、また一進一退の時間が続いたが、15分に早稲田#21畑田がゴールを決めて、勝ち越しに成功した。しかし数分後に、スラッシングにより、明治に数的有利を与えると、明治#17宮原にニアでシュートを決められ、またも同点とされてしまう。このまま同点で1Q終了かと思われたが、1Qラスト1分で、早稲田#7柳田がゴール右横から強烈なシュートを決め、またも勝ち越しに成功した。1Qは3-2と早稲田のリードで終了した。
2Qも明治の攻撃から始まった。開始早々、明治は早稲田のスラッシングにより、エキストラマンオフェンスとなる。積極的にシュートを放つがゴールを脅かすまでには至らなかった。逆に、早稲田は明治のボールを奪うと、早稲田#11恒川が数人に囲まれて明治の激しいプレッシャーに遭いながらも、ロングスティックを見事に操りクリアを成功させ、会場を沸かせた。それから、早稲田の攻撃の時間が長く続く。すると2Q開始5分、早稲田#21畑田がこの日2点目を決めて、さらにリードを広げた。その後も、早稲田は試合を支配し、9分過ぎには、早稲田#8伊藤がランニングシュートを成功させ、チームの得点を5点に伸ばした。2Q中盤は、明治も果敢に攻め、#21三浦や#14石黒がシュートを撃つが、ゴーリーのセーブもあり、得点することが出来ない。すると、15分に明治のクリア中のパスを早稲田#1忠平が鋭い読みでカットし、無人のゴールに流し込んだ。これで、早稲田は4点のリードとなった。2Q終盤は、早稲田のエキストラマンオフェンスを防いだ明治が何度かゴールを狙うが決め手に欠いた。2Qは、早稲田が得点機をしっかりものにして、6-2と4点リードしてハーフタイムを迎えた。
3Qも明治ボールからのスタート。明治は開始直後から積極的に仕掛け、#44小林がシュートを放つ。しかし、これはゴーリーにセーブされた。すると、明治は開始2分に早稲田のスラッシングによるエキストラマンオフェンスを獲得する。このチャンスを確実に生かし、#21三浦が豪快にミドルシュートを決めて、点差を3点に縮めた。
その後は、早稲田の攻撃が長い時間続く。しかし、早稲田はストーリングのファウルを犯してしまう。明治はこのチャンスをシュートまで持っていくが、ゴーリーのナイスセーブに阻まれた。対する早稲田もゴール前の混戦から、#7柳田が決定的な場面を作るが、こちらもゴーリーのナイスセーブに阻まれた。均衡した状況が続いたが、8分、早稲田#31有村が強烈なスタンディングシュートを決めて、リードを再び広げた。
3Q中盤は、お互いチャンスを迎えるが決めきれず、得点はなかなか動かない。終盤、早稲田は#69大場や#28倉田がミドルシュートを放ち、ペースを掴もうとする。すると、ゴール近くからの早稲田#8伊藤のこの日2点目が決まり、リードを5点に広げた。終了間際には、明治も#17宮原がこの日2点目となるランニングシュートをゴールに突き刺し、1点を返した。8-4、早稲田のリードで3Qは終了した。
運命の4Qは早稲田のポゼッションにより開始した。攻めるしかない明治は、クリアからロングスティックの#27初鹿がそのまま持ち込んでシュートを撃つが惜しくも得点できない。開始4分、早稲田は#21畑田のゴール裏からのパスを#1忠平が冷静に決めて、リードをさらに広げる。#1忠平はこの日2得点目となった。さらに、6分、明治のゴーリーがライドで出ている所を早稲田#75岩野が超ロングシュートを撃つ。このシュートが無人のゴールに見事に決まり、早稲田は10点目。
追い込まれた明治は、エキストラマンオフェンスのチャンスで、#21三浦や#40本田がシュートを放つ。ゴールかと思われたが、これはサイドネットであった。明治は得点する絶好のチャンスを生かせない。なんとか点差を縮めていきたい明治は、4Qの中盤にチームタイムアウトを取る。タイムアウトが終わり、明治のオフェンスから始まる。すると、明治#44小林がこの日2点目を決めて、反撃の狼煙を上げた。その後、両チームとも得点出来ない時間が続いた。
4Q残り3分、早稲田は#21畑田と#94岸本の連続得点により、勝利を決定的なものとした。#21畑田はこの日3点目、#94岸本はこの日2点目となった。明治も終了間際に、#17宮原のこの日3点目となるランニングシュートで1点を返すが、このまま試合終了。早稲田が12-6で勝利し、関東学生王者に輝いた。
両チームとも技術が高く、レベルの高い試合となった。早稲田大学は明治大学の厳しいプレッシャーの中でも、自分たちのパフォーマンスを見事に発揮していた。早稲田大学には、この調子で学生日本一を目指してもらいたい。
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・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・大野翔太(埼玉大学)、山崎洋平(筑波大学)、寺本健司(茨城大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
場所:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場
早稲田大学(白) vs 明治大学(紺)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
早稲田大学
|
3
|
3
|
2
|
4
|
12
|
明治大学
|
2
|
0
|
2
|
2
|
6
|
早稲田大学 | 明治大学 |
#21 畑田 峻希 (3) | #17 宮原 優人 (3) |
#1 忠平 裕司 (2) | #44 小林 薫樹 (2) |
#8 伊藤 大貴 (2) | #21 三浦 隼矢 (1) |
#94 岸本 僚介 (2) | - |
#7 柳日 諒 (1) | - |
#31 有村 裕次郎 (1) | - |
#75 岩野 岳 (1) | - |
主審 | 志水 研太郎 |
副審 | 松崎 遼 |
高橋 昂洋 | |
CBO | 福田 美貴 |
ベンチマネージャー | 川原 慶彦 |
ゲームレポート
2013年11月16日(土)、駒沢オリンピック公園第二球技場にて、第26回関東学生ラクロスリーグ戦決勝戦、早稲田大学(以下、早稲田)vs 明治大学(以下、明治)の試合を行った。この2チームは、リーグ戦も1部Aブロックと同じブロックであったため、今年度2回目の対戦となった。
両チームの応援が響き渡る中、11:00に試合開始のホイッスルが鳴った。
フェイスオフは早稲田のイリーガルプロシージャーにより、明治ボールから始まった。試合開始から両チームとも激しく相手にプレッシャーをかけ、どちらもなかなかシュートチャンスまで持ち込めない。試合開始4分過ぎ、ようやくこの試合の初シュートが生まれる。早稲田のディフェンダー陣が激しいプレッシャーをかけてボールを奪うと、そのクリアを成功させてボールを回す。ゴール裏にボールが回ると、一瞬の隙をみてゴール前の早稲田#1忠平にパス、そのままシュートに持ち込むが、明治のゴーリーのナイスセーブに阻まれた。
その後、一進一退の時間が続き、両チームともシュートを撃つが、両チームのゴーリーのファインプレイが光り得点できない。11分過ぎ、早稲田は明治の隙を見逃さなかった。明治のインターフェアランスでエキストラマンオフェンスにすると、笛と同時に素早くリスタート、ゴール前の早稲田#94岸本が、フリーで落ち着いてシュートをゴールに沈めた。明治の集中力が一瞬途切れたのを見事に突き、早稲田が待望の先制点を奪った。
しかし、明治もすぐに反撃に出る。失点後のフェイスオフで自分たちのボールにすると、12分30秒に明治#44小林がシュートを成功させて同点とした。その後、また一進一退の時間が続いたが、15分に早稲田#21畑田がゴールを決めて、勝ち越しに成功した。しかし数分後に、スラッシングにより、明治に数的有利を与えると、明治#17宮原にニアでシュートを決められ、またも同点とされてしまう。このまま同点で1Q終了かと思われたが、1Qラスト1分で、早稲田#7柳田がゴール右横から強烈なシュートを決め、またも勝ち越しに成功した。1Qは3-2と早稲田のリードで終了した。
2Qも明治の攻撃から始まった。開始早々、明治は早稲田のスラッシングにより、エキストラマンオフェンスとなる。積極的にシュートを放つがゴールを脅かすまでには至らなかった。逆に、早稲田は明治のボールを奪うと、早稲田#11恒川が数人に囲まれて明治の激しいプレッシャーに遭いながらも、ロングスティックを見事に操りクリアを成功させ、会場を沸かせた。それから、早稲田の攻撃の時間が長く続く。すると2Q開始5分、早稲田#21畑田がこの日2点目を決めて、さらにリードを広げた。その後も、早稲田は試合を支配し、9分過ぎには、早稲田#8伊藤がランニングシュートを成功させ、チームの得点を5点に伸ばした。2Q中盤は、明治も果敢に攻め、#21三浦や#14石黒がシュートを撃つが、ゴーリーのセーブもあり、得点することが出来ない。すると、15分に明治のクリア中のパスを早稲田#1忠平が鋭い読みでカットし、無人のゴールに流し込んだ。これで、早稲田は4点のリードとなった。2Q終盤は、早稲田のエキストラマンオフェンスを防いだ明治が何度かゴールを狙うが決め手に欠いた。2Qは、早稲田が得点機をしっかりものにして、6-2と4点リードしてハーフタイムを迎えた。
3Qも明治ボールからのスタート。明治は開始直後から積極的に仕掛け、#44小林がシュートを放つ。しかし、これはゴーリーにセーブされた。すると、明治は開始2分に早稲田のスラッシングによるエキストラマンオフェンスを獲得する。このチャンスを確実に生かし、#21三浦が豪快にミドルシュートを決めて、点差を3点に縮めた。
その後は、早稲田の攻撃が長い時間続く。しかし、早稲田はストーリングのファウルを犯してしまう。明治はこのチャンスをシュートまで持っていくが、ゴーリーのナイスセーブに阻まれた。対する早稲田もゴール前の混戦から、#7柳田が決定的な場面を作るが、こちらもゴーリーのナイスセーブに阻まれた。均衡した状況が続いたが、8分、早稲田#31有村が強烈なスタンディングシュートを決めて、リードを再び広げた。
3Q中盤は、お互いチャンスを迎えるが決めきれず、得点はなかなか動かない。終盤、早稲田は#69大場や#28倉田がミドルシュートを放ち、ペースを掴もうとする。すると、ゴール近くからの早稲田#8伊藤のこの日2点目が決まり、リードを5点に広げた。終了間際には、明治も#17宮原がこの日2点目となるランニングシュートをゴールに突き刺し、1点を返した。8-4、早稲田のリードで3Qは終了した。
運命の4Qは早稲田のポゼッションにより開始した。攻めるしかない明治は、クリアからロングスティックの#27初鹿がそのまま持ち込んでシュートを撃つが惜しくも得点できない。開始4分、早稲田は#21畑田のゴール裏からのパスを#1忠平が冷静に決めて、リードをさらに広げる。#1忠平はこの日2得点目となった。さらに、6分、明治のゴーリーがライドで出ている所を早稲田#75岩野が超ロングシュートを撃つ。このシュートが無人のゴールに見事に決まり、早稲田は10点目。
追い込まれた明治は、エキストラマンオフェンスのチャンスで、#21三浦や#40本田がシュートを放つ。ゴールかと思われたが、これはサイドネットであった。明治は得点する絶好のチャンスを生かせない。なんとか点差を縮めていきたい明治は、4Qの中盤にチームタイムアウトを取る。タイムアウトが終わり、明治のオフェンスから始まる。すると、明治#44小林がこの日2点目を決めて、反撃の狼煙を上げた。その後、両チームとも得点出来ない時間が続いた。
4Q残り3分、早稲田は#21畑田と#94岸本の連続得点により、勝利を決定的なものとした。#21畑田はこの日3点目、#94岸本はこの日2点目となった。明治も終了間際に、#17宮原のこの日3点目となるランニングシュートで1点を返すが、このまま試合終了。早稲田が12-6で勝利し、関東学生王者に輝いた。
両チームとも技術が高く、レベルの高い試合となった。早稲田大学は明治大学の厳しいプレッシャーの中でも、自分たちのパフォーマンスを見事に発揮していた。早稲田大学には、この調子で学生日本一を目指してもらいたい。
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・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・大野翔太(埼玉大学)、山崎洋平(筑波大学)、寺本健司(茨城大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満
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