第16回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝戦(男子・東京会場)(2)

2014/11/29

日時:2014年11月23日(日) 11:50試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場

第16回ラクロス全日本クラブ選手権大会

男子準決勝戦  FALCONS(白) vs ARM ARTISTA(黄)

試合試合

ゲームレポート
 BARBARIAN LIGHTSを下し、勝ち上がってきたARM ARTISTA(以下、ARM)と、全日本選手権6連覇中のFALCONS(以下、FAL)の一戦を大井第二球技場で行った。

1Q
 試合開始後、お互いに相手の様子を伺い、スローペースな立ち上がりとなる。FALはシュートエリアまでボールを運ぶものの、ゴール近辺でのARMディフェンスのプレッシャーやゴーリーの好セーブにゴールを阻まれる。ARMはG#伊藤のセーブからの切り替えでオフェンス機会を得るものの、FALディフェンスのプレッシャーを受け、シュートを撃たせてもらえない。1Q8分を経過し、均衡を破ったのはFALだった。#9継から#90関根の日本代表コンビでパスが繋がり、先制点を奪うと、徐々に試合の流れはFALへ。FALはライドでプレッシャーをかけ、前線でARMの攻撃の芽を摘み取る。攻撃機会を増やしたFALが2点を追加し、3-0で1Qを終えた。

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2Q
 1Q終了間際、FALの反則があったため、ARMのエキストラマンオフェンスで2Qが開始されると、ARMの反撃が始まる。トップから#42渡辺のミドルシュートが決まると、直後のフェイスオフからブレークを作り出し、#28高橋がミドルシュートを決める。2Q開始1分足らずで2点を返すと、さらに攻守の切り替えからLMF#99波戸岡が抜け出し、自らバウンドシュートを叩き込む。2Q開始4分でARMが3点を返し、3-3の同点とする。

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 しかし、逆転までは許さないFAL。ブレークからDF#45金井のシュートが決まり、4-3とする。一度流れを掴みかけたARMだったが、FALのライドを中々攻略できず、試合は再びFALペースに。ボールを奪ってから、早い展開を作り出し、ARMDFがセットする前に得点を重ねると、前半を7-3で折り返した。

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3Q
 ハーフタイムでのランダムスティックチェックにより、ARMは3分間のマンダウンで3Q開始。FALはエキストラマンオフェンスを利用し#94山本がトップからミドルシュートを決めると、さらにペースアップ。フェイスオフからのブレーク、#6小林の技ありのランニングシュートなどでたたみかけ、11-3とARMを突き放す。ARMは#31福井の1対1からのジャンプシュート、#44村上のミドルシュートなど、要所で良いシーンをつくり出すも、シュートが枠を捉えきれず、得点できない時間帯が続く。3Q終盤、ブレークから生じたグラウンドボールをARMのLMF#16島本がゴールへ流し込み、ようやく1点を返した。11-3で3Qを終える。

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4Q
 4Q開始1分、#90関根からゴール前の#7高橋へパスが繋がり、FALが得点する。その後もブレークから1点を加え、ARMに流れを渡さない。ARMは反撃に出たいところだが、攻め手を欠き、シュートまでもっていくことができない。終盤にさしかかるところで、FALの反則により、ARMはエキストラマンオフェンスを獲得する。#44村上のシュートがDFのスティックに当たりグラウンドボールとなるものの、自らリカバリーし、シュートを決め1点を返す。しかし、ARMの反撃もここまでで、14-5でFALが勝利した。

試合試合

 両チームともに、攻守の切り替えから、ディフェンスがセットする前にオフェンスを展開しようとしていたが、ゴールまで持っていく力、バリエーションで上回ったFALが勝利を飾った。FALはクラブ選手権決勝に駒を進め、11月29日(日)、大阪府(大阪市)・鶴見緑地球技場でACLと対戦する。
 また、FALは、7年連続で全日本選手権の切符を手にした。

フォト
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  ・Text:日本クラブチームラクロス連盟東日本支部男子大会委員・渡邊太郎(Stealers)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同広報部・前田浩一、山田航太