2014年度関西学生ラクロス新人戦(ウィンターステージ)
2015/02/20
2014年12月13日(土)と20日(土)とを予選リーグに、12月23日(火祝)を決勝トーナメントの日程で、2014年度関西学生ラクロス新人戦(ウィンターステージ)を行った。(予選リーグ:大阪府(大阪市)・舞洲運転広場、鶴見緑地運動場/決勝トーナメント(女子):鶴見緑地運動場/決勝トーナメント(男子)・閉会式:鶴見緑地球技場(鶴見緑地スタジアム))
大会には、男子23校・16チーム、女子41校・23チームが参加した。男子は10対10の正規ルールで、女子は10対10の変則ルールで、共に試合時間を正規のものより短縮してではあるが、完全なミニゲームで行っていた夏の新人戦とは変わって、よりリーグ戦の正規ルールに近いもので実施した。
(女子も完全な正規の人数ルールで行うことは検討されてきてるが、合同チームの増加を懸念し、変則ルールで実施をしている。新人戦とはいえ、正規ルールでの実施が理想であることは間違いない。男子同様に正規ルールでの実施を目指して、新入生の更なる獲得を目指さなければならない。)
予選リーグ2日目の12月20日が、悪天候に見舞われ、予選リーグの一部が最終日の12月23日にずれ込むこととなり、男子は試合開始時刻を一部変更しただけで、全試合を消化することが出来たが、女子は予選リーグを消化するのが精一杯で、決勝トーナメントは、試合時間と出場チームを大幅に短縮して実施した。
(この影響もあり、表彰選手の決定は、一部の表彰のみに留まっている。後述参照)
[左:男子決勝トーナメント/右:女子予選リーグ]
男子チームでは、決勝トーナメントに進出し上位に勝ち上がるチームの多くは、単独チームが占め、新入生獲得の成功による、部員数の増加の結果が勝敗に大きく直結していた。
女子も同様、決勝トーナメントへの進出チームのほとんどが、単独チームであった。
男女共に、夏の新人戦(ミニゲーム形式)から、フィールドの人数が増えることで、投げる・捕るといった個人技術はもちろん、グループやチーム戦術の完成度が結果を左右した。
中でも、オフェンスでは、ボールを持って走るだけの力で何とかなった夏の新人戦とは大きく異なり、走りながら正確に投げることはもちろん、ゴール前を組織的に守る相手に対して、パスをしっかりと捌き、相手に守られていないエリアをしっかりと使えるどうか。
逆に、ディフェンスでは、いかに守るエリアを増やし、ボールを自由に動かさせずに、そしてそのボールを奪いとれるか、という力の差が、10人での守ると攻めるには重要であり、それを理解し、実践できたチームが後述の上位校リストに名前のあるチームだと言える。
(男女共に大きく不足しているのは「シュート力」である。練習量が明らかに不足していると思えるように、試合の中で放たれるその本数自体も少なく、その精度は散々であった。
ラクロス最大の魅力であるシュートシーンの増大は、“レベル”を上げるためには不可欠である。シュート練習の大幅な増加をまずは期待したい。)
数の力は、この先にも確実に現れる。
より多くの人数で競争し、より良い見本を見て育つ環境。
一部から三部までの差は、そこにある。
この結果に一喜一憂している暇は無い、上位のチームは春からの練習をどう取り組むかだけではなく、一緒に戦う新入部員をどれだけ確保し増やすかの取り組みにも万全のはずだ。
4月からは、そうして獲得した新しい戦友に、どれだけの教え込みが出来るか、そしてそれに負けない自分の実力をどのようにしてしっかりと伸ばすか。その両方を実現したものが、次の勝者だと言えるだろう。
[写真:閉会式での男子表彰選手]
■順位
■最優秀選手賞・優秀選手賞
■その他表彰
(※FO…FaceOff)
・Text:日本ラクロス協会強化部(関西地区)・山本昌宏
・Photo:日本学生ラクロス連盟西日本支部新人委員会班長
大会には、男子23校・16チーム、女子41校・23チームが参加した。男子は10対10の正規ルールで、女子は10対10の変則ルールで、共に試合時間を正規のものより短縮してではあるが、完全なミニゲームで行っていた夏の新人戦とは変わって、よりリーグ戦の正規ルールに近いもので実施した。
(女子も完全な正規の人数ルールで行うことは検討されてきてるが、合同チームの増加を懸念し、変則ルールで実施をしている。新人戦とはいえ、正規ルールでの実施が理想であることは間違いない。男子同様に正規ルールでの実施を目指して、新入生の更なる獲得を目指さなければならない。)
予選リーグ2日目の12月20日が、悪天候に見舞われ、予選リーグの一部が最終日の12月23日にずれ込むこととなり、男子は試合開始時刻を一部変更しただけで、全試合を消化することが出来たが、女子は予選リーグを消化するのが精一杯で、決勝トーナメントは、試合時間と出場チームを大幅に短縮して実施した。
(この影響もあり、表彰選手の決定は、一部の表彰のみに留まっている。後述参照)
[左:男子決勝トーナメント/右:女子予選リーグ]
男子チームでは、決勝トーナメントに進出し上位に勝ち上がるチームの多くは、単独チームが占め、新入生獲得の成功による、部員数の増加の結果が勝敗に大きく直結していた。
女子も同様、決勝トーナメントへの進出チームのほとんどが、単独チームであった。
男女共に、夏の新人戦(ミニゲーム形式)から、フィールドの人数が増えることで、投げる・捕るといった個人技術はもちろん、グループやチーム戦術の完成度が結果を左右した。
中でも、オフェンスでは、ボールを持って走るだけの力で何とかなった夏の新人戦とは大きく異なり、走りながら正確に投げることはもちろん、ゴール前を組織的に守る相手に対して、パスをしっかりと捌き、相手に守られていないエリアをしっかりと使えるどうか。
逆に、ディフェンスでは、いかに守るエリアを増やし、ボールを自由に動かさせずに、そしてそのボールを奪いとれるか、という力の差が、10人での守ると攻めるには重要であり、それを理解し、実践できたチームが後述の上位校リストに名前のあるチームだと言える。
(男女共に大きく不足しているのは「シュート力」である。練習量が明らかに不足していると思えるように、試合の中で放たれるその本数自体も少なく、その精度は散々であった。
ラクロス最大の魅力であるシュートシーンの増大は、“レベル”を上げるためには不可欠である。シュート練習の大幅な増加をまずは期待したい。)
数の力は、この先にも確実に現れる。
より多くの人数で競争し、より良い見本を見て育つ環境。
一部から三部までの差は、そこにある。
この結果に一喜一憂している暇は無い、上位のチームは春からの練習をどう取り組むかだけではなく、一緒に戦う新入部員をどれだけ確保し増やすかの取り組みにも万全のはずだ。
4月からは、そうして獲得した新しい戦友に、どれだけの教え込みが出来るか、そしてそれに負けない自分の実力をどのようにしてしっかりと伸ばすか。その両方を実現したものが、次の勝者だと言えるだろう。
[写真:閉会式での男子表彰選手]
■順位
男子 | 1位 | 関西大学 |
2位 | 同志社大学 | |
3位 | 京都大学、神戸大学 | |
女子 | 1位 | 立命館大学 |
2位 | 甲南大学・武庫川女子大学合同 | |
3位 | 関西大学A、大阪体育大学・神戸女学院大学合同 | |
5位 | 神戸大学、関西学院大学 |
男子 | 最優秀選手賞 | 大津加 祐輝 | 関西大学(#11・AT) |
優秀選手賞 | 佐野 雅人 | 同志社大学(#2・G) | |
女子 | 最優秀選手賞 | 石川 秋穂 | 立命館大学 |
優秀選手賞 | 錦 華奈 | 武庫川女子大学 |
得点王 | 大津加 祐輝 | 関西大学(#11・AT) | |
男子 ベスト11 |
G | 関田 信吾 | 京都大学(#3) |
DF | 石川 貴都 | 関西大学(#5) | |
吉田 一喜 | 関西大学(#47) | ||
石井 修人 | 同志社大学(#5) | ||
LMF | 竹内 智章 | 同志社大学(#9) | |
FO | 木下 雄斗 | 同志社大学(#34) | |
MF | 甲斐 輝史 | 関西学院大学(#6) | |
福本 昌也 | 同志社大学(#30) | ||
竹田 亮伸 | 神戸大学(#0) | ||
AT | 和田 一将 | 京都大学(#88) | |
大津加 祐輝 | 関西大学(#11) | ||
古田 紘己 | 立命館大学(#13) |
・Text:日本ラクロス協会強化部(関西地区)・山本昌宏
・Photo:日本学生ラクロス連盟西日本支部新人委員会班長
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