第28回関東学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)(2)

2015/11/21

日時:2015年11月14日(土) 13:00試合開始
場所:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場


慶應義塾大学(白) vs 日本体育大学(青)

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 *ゲームスコア・得点者ページはこちら

ゲームレポート
 慶應義塾大学(以下、慶應) 対 日本体育大学(以下、日体)の試合は悪天候の状況下で行われた。

選手紹介1選手紹介2

第1クォーター(1Q)
 最初のフェイスオフは日体のイリーガルプロシージャーにより慶應のボールから始まった。慶應はパスを回しながらゆっくり攻めるが、これは日体にパスカットされてしまった。しかし、ボールを奪った日体も上手く攻めることができなかった。
 ファイナルのためか、両チームとも緊張している様が見られた。慶應AT#3・井上(裕)がシュートを撃つが日体ゴーリー#・佐々木がこれをセーブした。その後日体のボールになるが慶應ゴーリー#2・上田も負けずとシュートをセーブする。
 1Q9分に日体MF#66・安室がこの試合の初得点となるシュートを決めた。(スコア:0-1)

 続くフェイスオフは日体のMF#26・大久保が獲ったが、パスミスをしてしまい慶應のボールとなり、即座にAT#51・仁熊がブレイクの形を作ったが、日体ゴーリー#・佐々木がファインセーブ。だが日体はスラッシングのファールでマンダウンディフェンスになる。慶應はこのチャンスを活かせなかったが、13分、AT#30・居塚がゴーリーの下に決め込んだ。(スコア:1-1)

 その後、両チームともディフェンスが安定してきてゴールネットが揺れることはなかったが、19分、日体MF#4・荒籾がパスカットを成功させ、そのまま直接決めて1Qは終了した。(スコア:1-2)

第2クォーター(2Q)
 慶應が一点を追いかける形で始まった。しかし、流れに乗っている日体は慶應のミスを逃さず、2Q10分にAT#39・相原がブレイクの形を作り得点を決めた。(スコア:1-3)

 慶應も攻めるが、日体ゴーリー#6・佐々木が必死に守り得点を阻止する。そう簡単には慶應の流れにさせない様子だった。しかし、残り時間僅かの時に慶應MF#7・井上(優)が混戦時のグラウンドボールを獲り、ゴーリーとの勝負に持ち込み見事にゴールネットを揺らした。そして2Qは終了した。(スコア:2-3)

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第3クォーター(3Q)
 優勝を懸けた運命の後半、追加点を取りたい日体と追いつきたい慶應。両チームどちらもオフェンスのリズムを作り攻撃を仕掛けるが、日体ゴーリー#6・佐々木、慶應ゴーリー#2・上田が両者とも好セーブを見せ追加点を与えず、均衡の状態が続いた。

 3Q16分、この均衡を打ち破ったのは日体MF#77・才木であった。#77・才木がクリースでパスを受けそのままシュートを決めスコアを2-4とした。
 慶應も反撃に挑みたいところであったが、日体が2点リードのまま第3クォーターを終え、最終クォーターを迎える。

第4クォーター(4Q)
 突破口を切り開きたい慶應であったが、その焦る隙を日体オフェンスは見逃さなかった。4Q2分、日体MF#18・鈴木からクリースに飛び込んだMF#66・安室にパスが通り、シュートが成功する。
 慶應も負けじと反撃に出るが、日体ディフェンスは得点を許さない。8分30秒、日体は華麗なパス回しからクリースに飛び込んだAT#10・杜本がシュートに成功した。さらにこの得点のすぐ後、日体MF#7・神宮寺が1対1から鋭いランニングシュートを決め、慶應を突き放した。

 しかし、昨年の王者慶應は5点の差が開こうと簡単にあきらめはしなかった。慶應LMF#17・河村が日体オフェンスを阻み、ポゼッションを奪うとAT#51・仁熊はディフェンスをかいくぐりシュートを決める。試合は残り6分30秒、スコアは3-7となった。
 その1分後、慶應DF#17・河村がグラウンドボールを制し、AT#51・仁熊にパスが回る。仁熊の執念のシュートが決まり、日体に3点差まで詰め寄った。

 その後両チームの激しいボールの奪い合いが続き、慶應の猛攻が続くも、日体の主将であるゴーリー#6・佐々木を中心とした堅牢なディフェンスで追加点を許さなかった。
 試合終了のホイッスルが鳴るまで、最後の最後まで慶應は攻め続けたが、それをしのぎ切った日体が関東1位の座を手にした。
 両者のこれまでの思いがプレーから伝わる、リーグ戦の閉幕にふさわしい好ゲームであった。

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ゲームフォト
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  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同企画部長・保坂光信

 
「11月28日に、大学日本一が決まる!」

 決勝戦:2015年11月28日(土)
  ・東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場
 準決勝戦:2015年11月21日(土)
  ・京都府(京都市)・宝が池球技場 / 東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
 1回戦:2015年11月14日(土)
  ・愛知県(名古屋市)・港サッカー場

 *『第7回全日本ラクロス大学選手権大会』特設ページはこちら
 
過去の優勝校 男子 女子
第6回 (2014) 慶應義塾大学 明治大学
第5回 (2013) 早稲田大学 慶應義塾大学
第4回 (2012) 慶應義塾大学 慶應義塾大学
第3回 (2011) 早稲田大学 関西学院大学
第2回 (2010) 早稲田大学 日本体育大学
第1回 (2009) 一橋大学 東海大学
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