第26回ラクロス全日本選手権大会:決勝戦(女子)(2)・ゲームレポート
2015/12/26
日時:2015年12月20日(日) 14:30試合開始
場所:東京都(江戸川区)・江戸川区陸上競技場
明治大学(白)vs FUSION(フュージョン・黄)
*ゲームスコア・得点者ページはこちら
ゲームレポート
まぶしいほどの冬晴れに恵まれた決勝の舞台で、大学選手権1位の明治大学 対 クラブ選手権1位のFUSIONの試合のホイッスルが鳴る。
前半
バックスタンド席が紫と黄色で染まる中、試合はドローから開始される。はじめにボールを獲ったのはFUSION#17・水戸だ。彼女が攻めの起点となりじっくりと攻めるが、イン・ザ・クリースのファールにより明治大学のクリアーに切り替わる。明治大学はこのクリアーを丁寧に運び、さらにパス回しでFUSIONを翻弄。11m内でのデンジャラスチェックにより、#36・佐久間がセンターハッシュからのフリーシュートを獲得、これを綺麗に決め、先制点は明治大学のものとなった。
続くドローで明治大学が早く動き出してしまうファールを犯し、FUSIONボールになるも#16・板敷から#17・水戸へのラストパスが決まらず、攻守が切り替わってしまう。しかしここで攻めさせないFUSION、鉄壁のディフェンスを見せボールを奪い、FUSION#16・板敷からのリスタート、#17・水戸へパスを出し、そのまま4人のDFを抜きランニングシュートを決め1-1となる。
だが、この後、明治大学の勢いは止まらず、#2・松本(理)のフリーシュート、#41・寺西の粘りの1対1からのゴールでFUSIONを3-1と引き離す。さらに、畳みかけるように#2・松本(理)がゴール左裏からの1対1を仕掛け、本日2度目の得点を決めた。
このまま黙っている訳がないFUSION、負けじと、タイムアウトで切り替え、#15・戸花の的確なパスから#27・谷山が決め、明治大学を追い上げる。そして前半終了間際、明治大学はイエローカードにより1人少なくなってしまう。1人少ない明治大学を徹底的に潰しにかかるFUSIONだが、明治大学は人数が少ないながらも逆に攻めこみ、フリーシュートのチャンスを得る。これを#25・土野(ひじの)が決め、5-2で明治大学3店リードで前半が終了する。
後半
後半の口火を切ったのは、明治大学だ。ドローを#7・亀田が華麗に獲り、FUSIONの幾重ものディフェンスをパス回しで逃げ切り、自分たちのペースを作る。負けじと食らいつくFUSIONだったが、3秒ルールのファールを犯してしまい、このファールで得たチャンスをうまく利用した明治大学は、#5・多賀の絶妙なパスを#71・坂野(ばんの)がゴール左裏から仕掛けて決めきる。
ここから両チームの我慢比べが始まった。パスミス、ファール、決めきれないシュートと両チームの疲労が伺えてきた。しかしゴール裏までボールを運ぶことができた明治大学、#5・多賀が右裏から1対1を仕掛け、うまく中に抜いてゴールを決め、7-2となる。さらに明治大学は、FUSIONのオフェンス、ディフェンスに翻弄されるも、ゴール裏で素早いパス回しをし、#5・多賀からのフィードパスを#25・土野が右上からスピードの乗った状態のままキャッチし、ゴールに突き刺した。勢いの止まらない明治大学、#5・多賀がダブルチームでついてきたFUSIONのディフェンスをするりと抜け、フリーだった#2・松本(理)が決め、9-2と突き放す。#2・松本(理)はこの日3得点目、#5・多賀はこの日3度目のアシストであった。
この戦いで負けられないFUSIONは、強気に攻めの姿勢を見せる。明治大学のタイムアウト明け、明治大学からリスタートしたボールをFUSION#7・宮沢がインターセプトする。パスでミスをするが、自分でフォロー、ATまでボールを運んだ。そこに、#27・谷山がカットに出てパスが通り、#27・谷山も素早く#20・飯塚にパス、これをしっかり#20・飯塚が決めきり、9-3となる。
お互いのファールが増え始めた終盤、一進一退を繰り返し、どちらも得点を決めることができない。再びのタイムアウト後も変わらず一進一退を繰り返す中、自分たちの流れを作ったのは明治大学だ。FUSIONのダウンボールをゴール裏まで綺麗に運び、#71・坂野のパスを受け、#41・寺西が決めきり10-3と突き放す。負けられないFUSIONはこの後すぐ、#17・水戸がゲームメイクをし、#34・五十嵐がフリーシュートを決め10-4となる。
しかし、ここからという時に、試合終了のホイッスルが鳴り響き、試合は10-4で明治大学の勝利に終わった。明治大学は、昨年に続き、大会2連覇を果たした。
ゲームフォト
*フォトギャラリー「2015全日本選手権・決勝戦」はこちらへ
(PC環境からご覧下さい)
・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 東京会場実施本部 ゲームレポート・広報班・山崎綾乃(実践女子大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
場所:東京都(江戸川区)・江戸川区陸上競技場
明治大学(白)vs FUSION(フュージョン・黄)
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ゲームレポート
まぶしいほどの冬晴れに恵まれた決勝の舞台で、大学選手権1位の明治大学 対 クラブ選手権1位のFUSIONの試合のホイッスルが鳴る。
前半
バックスタンド席が紫と黄色で染まる中、試合はドローから開始される。はじめにボールを獲ったのはFUSION#17・水戸だ。彼女が攻めの起点となりじっくりと攻めるが、イン・ザ・クリースのファールにより明治大学のクリアーに切り替わる。明治大学はこのクリアーを丁寧に運び、さらにパス回しでFUSIONを翻弄。11m内でのデンジャラスチェックにより、#36・佐久間がセンターハッシュからのフリーシュートを獲得、これを綺麗に決め、先制点は明治大学のものとなった。
続くドローで明治大学が早く動き出してしまうファールを犯し、FUSIONボールになるも#16・板敷から#17・水戸へのラストパスが決まらず、攻守が切り替わってしまう。しかしここで攻めさせないFUSION、鉄壁のディフェンスを見せボールを奪い、FUSION#16・板敷からのリスタート、#17・水戸へパスを出し、そのまま4人のDFを抜きランニングシュートを決め1-1となる。
だが、この後、明治大学の勢いは止まらず、#2・松本(理)のフリーシュート、#41・寺西の粘りの1対1からのゴールでFUSIONを3-1と引き離す。さらに、畳みかけるように#2・松本(理)がゴール左裏からの1対1を仕掛け、本日2度目の得点を決めた。
このまま黙っている訳がないFUSION、負けじと、タイムアウトで切り替え、#15・戸花の的確なパスから#27・谷山が決め、明治大学を追い上げる。そして前半終了間際、明治大学はイエローカードにより1人少なくなってしまう。1人少ない明治大学を徹底的に潰しにかかるFUSIONだが、明治大学は人数が少ないながらも逆に攻めこみ、フリーシュートのチャンスを得る。これを#25・土野(ひじの)が決め、5-2で明治大学3店リードで前半が終了する。
後半
後半の口火を切ったのは、明治大学だ。ドローを#7・亀田が華麗に獲り、FUSIONの幾重ものディフェンスをパス回しで逃げ切り、自分たちのペースを作る。負けじと食らいつくFUSIONだったが、3秒ルールのファールを犯してしまい、このファールで得たチャンスをうまく利用した明治大学は、#5・多賀の絶妙なパスを#71・坂野(ばんの)がゴール左裏から仕掛けて決めきる。
ここから両チームの我慢比べが始まった。パスミス、ファール、決めきれないシュートと両チームの疲労が伺えてきた。しかしゴール裏までボールを運ぶことができた明治大学、#5・多賀が右裏から1対1を仕掛け、うまく中に抜いてゴールを決め、7-2となる。さらに明治大学は、FUSIONのオフェンス、ディフェンスに翻弄されるも、ゴール裏で素早いパス回しをし、#5・多賀からのフィードパスを#25・土野が右上からスピードの乗った状態のままキャッチし、ゴールに突き刺した。勢いの止まらない明治大学、#5・多賀がダブルチームでついてきたFUSIONのディフェンスをするりと抜け、フリーだった#2・松本(理)が決め、9-2と突き放す。#2・松本(理)はこの日3得点目、#5・多賀はこの日3度目のアシストであった。
この戦いで負けられないFUSIONは、強気に攻めの姿勢を見せる。明治大学のタイムアウト明け、明治大学からリスタートしたボールをFUSION#7・宮沢がインターセプトする。パスでミスをするが、自分でフォロー、ATまでボールを運んだ。そこに、#27・谷山がカットに出てパスが通り、#27・谷山も素早く#20・飯塚にパス、これをしっかり#20・飯塚が決めきり、9-3となる。
お互いのファールが増え始めた終盤、一進一退を繰り返し、どちらも得点を決めることができない。再びのタイムアウト後も変わらず一進一退を繰り返す中、自分たちの流れを作ったのは明治大学だ。FUSIONのダウンボールをゴール裏まで綺麗に運び、#71・坂野のパスを受け、#41・寺西が決めきり10-3と突き放す。負けられないFUSIONはこの後すぐ、#17・水戸がゲームメイクをし、#34・五十嵐がフリーシュートを決め10-4となる。
しかし、ここからという時に、試合終了のホイッスルが鳴り響き、試合は10-4で明治大学の勝利に終わった。明治大学は、昨年に続き、大会2連覇を果たした。
ゲームフォト
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(PC環境からご覧下さい)
・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 東京会場実施本部 ゲームレポート・広報班・山崎綾乃(実践女子大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太
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