2016年度男子日本代表・第4回練習会(2016年3月26日)
2016/04/04
2016年男子日本代表(以下、男子代表)は、第4回練習会を2016年3月26日(土)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて実施しました。
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【主な練習メニュー】
<1コマ目>
・15mパス/30mパス
・佐々木トレーナーによる身体の使い方講座
・ライン際での1対1
・セットアップクリア
・クリア→フルフィールドオフェンス
・ハーフフィールドディフェンス
・ハーフフィールドディフェンス→10対10
・紅白戦(12分×2本)
<2コマ目>
・グラウンドボール1対1コントロール
・15mパス/30mパス
・1対0~5対4
・フェイスオフからの攻撃展開
・ハーフフィールドディフェンス
・ハーフフィールドディフェンス→10対10
・紅白戦(12分×3本)
今回は、「ハーフフィールドディフェンス(以下、HFD)からフルフィールドオフェンス(以下、FFO)への展開」と「セットアップクリアからFFOへの展開」「HFDのベースづくり」をテーマに練習を実施しました。
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[左右:ライン際の1対1]
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[左右:練習風景]
●「身体の使い方講座」
佐々木TRによる身体の使い方講座では、今回は「プッシュ時の身体の使い方」について学びました。キーワードは「重心」。人の身体は、重心の位置をずらすとその方向に動きます。相手の重心(おへその下あたり)を動かすイメージで腰まわりを狙ってプッシュすると、上半身を押したときよりも効果が出ました。また、自分の重心を下げれば、自身の体勢が安定し、しっかりプッシュすることができます。その際に上体が前のめりになってしまうと、パワーが減ることに加え次の動き出しにも不利になるので、上体は起こしておくようにアドバイスがありました。重心を下げるには股関節やハムストリングスの柔軟性も重要であり、アップや日頃のケアでのストレッチの大切さも共有しました。岩本ヘッドコーチは、「相撲」の下から上につき上げるような動作を例にあげ、ライン際などで押し出すイメージを共有しました。
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[写真:プッシュ時の身体の使い方講座]
●紅白戦
今回は、1コマ目に12分×2本、2コマ目に12分×3本と2度に分けて紅白戦を行いました。これまでの練習会と同じチーム編成で、当日練習したセットアップクリアや、ハーフフィールドディフェンス、フェイスオフからの攻撃展開を意識しながら臨みました。
前半の2本終了時点では、「JAPAN Blue」(これまでのAチーム)が9点、「JAPAN White」(これまでのBチーム)が1点の大差となりました。
昼休みのミーティングでは、選手たち自身で両チームの課題と成果をあげ、2コマ目の紅白戦に臨みました。
【JAPAN Blueの成果】
・ボールの奪い方がよかった。
・前回の課題として当日朝のミーティングで挙がった
「1次攻撃の停滞(=ブレイクからの1次攻撃でボールマンが止まってしまう状態)」をゼロにできた。
・オフェンス中に目を合わせたり会話したり視野を取ったりすることを
紅白戦前の練習メニューからみんなでできていた。
・ハーフラインを越える時のMFに勢いがあった。
【JAPAN Whiteの課題】
・パスミスが多く、グラウンドボールが弱かった(前半のボール取得率28.6%)
・ATのコミュニケーションが不足していた
・失点続きの暗い空気を立て直したり、巻き返しを図ろうとする雰囲気を作ったりを誰もしなかった。
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[左右:昼休みでのミーティングの様子。右は岸サポートスタッフ]
後半の3本も、クリアからのFFO、特にハーフラインを越えてからの攻撃展開のベクトルの強さ・ATのボールの受け方などを意識しながら臨み、最終的に1コマ目・2コマ目を合わせて、Blue 15点 - White 14点の結果となりました。
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※FFO:フルフィールドオフェンス
※HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※棒グラフ内の数値は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
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得点者
2016年4月2日(土)の第5回練習会を経て、2016年4月24日(日)には、東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて、14:30から集客試合を行います!
これまで毎回実施してきた紅白戦を、「JAPAN Blue」vs「JAPAN White」として、初のフル試合(20分×4Q)に臨みます(同日8:30~12:00にも練習を行います)。無料でご観戦いただけますので、ぜひご来場ください!
Text by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
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【主な練習メニュー】
<1コマ目>
・15mパス/30mパス
・佐々木トレーナーによる身体の使い方講座
・ライン際での1対1
・セットアップクリア
・クリア→フルフィールドオフェンス
・ハーフフィールドディフェンス
・ハーフフィールドディフェンス→10対10
・紅白戦(12分×2本)
<2コマ目>
・グラウンドボール1対1コントロール
・15mパス/30mパス
・1対0~5対4
・フェイスオフからの攻撃展開
・ハーフフィールドディフェンス
・ハーフフィールドディフェンス→10対10
・紅白戦(12分×3本)
今回は、「ハーフフィールドディフェンス(以下、HFD)からフルフィールドオフェンス(以下、FFO)への展開」と「セットアップクリアからFFOへの展開」「HFDのベースづくり」をテーマに練習を実施しました。
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[左右:ライン際の1対1]
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[左右:練習風景]
●「身体の使い方講座」
佐々木TRによる身体の使い方講座では、今回は「プッシュ時の身体の使い方」について学びました。キーワードは「重心」。人の身体は、重心の位置をずらすとその方向に動きます。相手の重心(おへその下あたり)を動かすイメージで腰まわりを狙ってプッシュすると、上半身を押したときよりも効果が出ました。また、自分の重心を下げれば、自身の体勢が安定し、しっかりプッシュすることができます。その際に上体が前のめりになってしまうと、パワーが減ることに加え次の動き出しにも不利になるので、上体は起こしておくようにアドバイスがありました。重心を下げるには股関節やハムストリングスの柔軟性も重要であり、アップや日頃のケアでのストレッチの大切さも共有しました。岩本ヘッドコーチは、「相撲」の下から上につき上げるような動作を例にあげ、ライン際などで押し出すイメージを共有しました。
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[写真:プッシュ時の身体の使い方講座]
●紅白戦
今回は、1コマ目に12分×2本、2コマ目に12分×3本と2度に分けて紅白戦を行いました。これまでの練習会と同じチーム編成で、当日練習したセットアップクリアや、ハーフフィールドディフェンス、フェイスオフからの攻撃展開を意識しながら臨みました。
前半の2本終了時点では、「JAPAN Blue」(これまでのAチーム)が9点、「JAPAN White」(これまでのBチーム)が1点の大差となりました。
昼休みのミーティングでは、選手たち自身で両チームの課題と成果をあげ、2コマ目の紅白戦に臨みました。
【JAPAN Blueの成果】
・ボールの奪い方がよかった。
・前回の課題として当日朝のミーティングで挙がった
「1次攻撃の停滞(=ブレイクからの1次攻撃でボールマンが止まってしまう状態)」をゼロにできた。
・オフェンス中に目を合わせたり会話したり視野を取ったりすることを
紅白戦前の練習メニューからみんなでできていた。
・ハーフラインを越える時のMFに勢いがあった。
【JAPAN Whiteの課題】
・パスミスが多く、グラウンドボールが弱かった(前半のボール取得率28.6%)
・ATのコミュニケーションが不足していた
・失点続きの暗い空気を立て直したり、巻き返しを図ろうとする雰囲気を作ったりを誰もしなかった。
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[左右:昼休みでのミーティングの様子。右は岸サポートスタッフ]
後半の3本も、クリアからのFFO、特にハーフラインを越えてからの攻撃展開のベクトルの強さ・ATのボールの受け方などを意識しながら臨み、最終的に1コマ目・2コマ目を合わせて、Blue 15点 - White 14点の結果となりました。
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チーム | 項目 |
1Q |
2Q | 前半計 | 4Q | 5Q | 6Q | 後半計 | 合計 |
JAPAN Blue (A) |
スコア | 5 | 4 | 9 | 3 | 0 | 3 | 6 | 15 |
決定率 | 5/15 | 4/10 | 9/25 (36%) |
3/5 | 0/1 | 3/3 | 6/9 (67%) |
15/34 (44%) |
|
JAPAN White (B) |
スコア | 1 | 0 | 1 | 2 | 6 | 5 | 13 | 14 |
決定率 | 1/3 | 0/3 | 1/6 (17%) |
2/6 | 6/14 | 5/7 | 13/27 (48%) |
14/33 (42%) |
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※FFO:フルフィールドオフェンス
※HFO:ハーフフィールドオフェンス
※円グラフ内の数値は、「各区分の割合(%)」を示す。
※棒グラフ内の数値は、「その区分におけるシュート決定率(スコア/シュート本数)」を示す。
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得点者
色(A)チーム (15点) | 白(B)チーム (14点) |
AT 清家 悟 (3) | AT 継 渉 (3) |
MF 倉田 康平 (2) | AT 石黒 哲雄 (2) |
AT 丸山 伸也 (2) | MF 夏目 聖矢 (2) |
AT 井上 裕太 (2) | AT 高橋 涼輔 (1) |
MF 岩野 岳 (1) | AT 倉島 航太 (1) |
MF 筒井 大揮 (1) | MF 加藤 啓介 (1) |
AT 大庭 成浩 (1) | MF 金子 優祐 (1) |
AT 池川 健 (1) | AT 関根 幹祐 (1) |
MF 細梅 靖晶 (1) | MF 齊藤 公太郎 (1) |
MF 本下 純 (1) | MF 松下 立 (1) |
2016年4月2日(土)の第5回練習会を経て、2016年4月24日(日)には、東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第二球技場にて、14:30から集客試合を行います!
これまで毎回実施してきた紅白戦を、「JAPAN Blue」vs「JAPAN White」として、初のフル試合(20分×4Q)に臨みます(同日8:30~12:00にも練習を行います)。無料でご観戦いただけますので、ぜひご来場ください!
Text by:2016年度男子日本代表マネージャー・臼杵志衣奈
Game Data by:2016年度男子日本代表サポートスタッフ(アナリスト)・岸陽介
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