関東地区・女子新規4級審判員実地講習会

2016/05/27

 2016年3月26日(土)・27日(日)に、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第1球技場・第2球技場において、関東地区における女子新規4級審判員実地講習会を実施した。

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 これは、2月20日(土)の女子新規4級審判員筆記試験の合格者を対象として、試合会場での審判員としての活動内容や試合での動き方の習得を目的とする実地講習会である。
 両日合わせて、117名の受講者が参加した。

 講習では、フィールドサイズの計測方法やスティックのチェック方法等の手続に関する内容とともに、試合形式の講習の中で実際の動き方・見方を確認する内容を行う。

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[左:受講者は複数のグループに分かれ講習を受ける/右:ラインの計測方法を学ぶ]
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[左:スティックチェック方法を学ぶ/右:試合形式で審判と一緒に動き、動き方・笛・シグナルを確認する]

 審判員は、選手と共により良い試合を作り上げていく役割を担っており、ルールに関する知識を会得するだけでなく、試合を円滑に動かし、選手との信頼関係を構築していくことも大切である。講習の中では、講師審判員から受講者に対して、「笛の鳴らし方」・「シグナル」・「審判員としての姿勢」の3つを意識するよう説明を行い、試合形式講習でも受講者に対して都度都度、指摘を行った。
 受講者は、審判員としての動き方や、初めて笛・シグナルを扱うことに対して苦労する姿も見せていたが、講習の後半までには少しずつ慣れていく様子が見られ、試合における審判員の動き・姿勢を習得していった。

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[左右:「審判員」としての笛・シグナルの出し方を学んでいく]

 最後に、全受講者に対して、受講証・審判員ワッペン・フラッグを手渡し、女子4級審判員としての認定を行った。
 また、講師を務めた大学生審判員から、同年代である受講者に対して「選手・チームスタッフとしてだけでなく、審判員としてラクロスに関わることの楽しさ、やりがい、目標」の話を行った。
 今後のラクロスを発展させていくために、新しい審判員たちの活躍を期待している。

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[左右:受講者全員に受講証等を手渡す]
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[左:講師を務めた大学生審判員/右:大勢の受講者に対するため、多くの公認審判員が講師を務める]


・Text & Photo by 日本ラクロス協会.Relax編集部・保坂光信