第18回東北地区ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)
2011/11/10
日時:2011年11月3日(木祝) 13:00試合開始
場所:宮城・岩沼市陸上競技場
新潟大学(白) vs 東北大学(青)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
2011年11月3日、岩沼市陸上競技場。天候は晴れ、最高気温は20℃と最高のラクロス日和の中、第18回東北地区ラクロスリーグ戦・男子決勝戦が行われた。
難敵岩手大学とのFinal3を制し3年ぶりに決勝へ進出した古豪・東北大学(以下、東北)と、予選全勝と万全の態勢でそれを迎え撃つ前年王者の新潟大学(以下、新潟)という東北地区屈指の好カードとなった。この決勝戦での勝者が、第3回全日本ラクロス大学選手権大会4地区予選に進むということもあり、両チームの選手、マネージャー、OB・OGといった全てのチーム関係者に試合前から緊張感が漂っていた。そうした物々しい雰囲気の中、13時00分。両者の運命を決める試合が開始された。
第1クォーター(以下、1Q)フェイスオフ。開始早々、新潟のオフェンスが爆発する。緊張のせいか動きが硬くミスの目立つ東北ディフェンス陣を相手に#8中土を中心に立て続けに得点し、開始から10分で5点もの得点を重ねる。一方、東北はゴール左上から#22佐藤がランニングシュートを決め、ようやく1点を返す。しかし、その後も東北はディフェンスを立て直すことができず、#13野沢、#3斉藤を中心とする新潟オフェンス陣に得点を許し続け、8-1と新潟が大量リードする。1Q終了間際に東北#56千葉が得点を決め8-2とするが、新潟の大量リードで1Qを終える。
第2クォーター(以下、2Q)フェイスオフ。このままでは終われない東北が反撃に出る。東北#8奥谷を中心とした素早いボール回しで、新潟ディフェンス陣のマークを少しずつずらしていく。そこで生まれた新潟ディフェンスの隙を狙いシュートを撃ち続け、立て続けに3点を奪って8-5と3点差にまで詰め寄る。しかし、ここで簡単に流れを渡さないのが王者・新潟。すぐさま守備からのファストブレークや素早いボール回しからのカットインで得点を重ね、10-5と再び点差を広げ、2Qを終える。
第3クォーター(以下、3Q)。ハーフタイム間のランダムスティックチェックで東北#8奥谷のクロスが反則となり、アンスポーツマン・ライク・コンダクトのファールにより3分間、新潟がエキストラマンオフェンス(プレー人数が一人多い状態)で試合を優位に進めることになる。
絶体絶命の東北であったが、G#77斎藤とDF#2岩井を中心にこのピンチを何とか無失点で乗り切る。
その後は一進一退の攻防。新潟#1奥村が得点するとすぐさま東北#21伊藤が点を取り返す。その後お互いに1点ずつ加え、12-7で迎えた3Qラスト13分、東北に最大のチャンスが訪れる。
新潟のスラッシングとプッシングのファウルにより、2人多い状態で攻撃を行うチャンスを得た。是が非でも得点を重ねたい東北だが、ここで新潟G#16関澤が立ち塞がる。度重なる得点のチャンスをG#16関澤の身体を張ったセーブに阻まれた。新潟は最大のピンチを凌ぐ。
その後はお互いのディフェンス陣が得点を許さない状況であった。このまま3Qが終わるかに思えたが、終了間際に新潟#3斉藤のシュートが決まり13-7で3Qを終える。
第4クォーター(以下、4Q)。6点のビハインドで4Qを迎えた東北は何とかして得点を重ねたいが、新潟の激しいライドを受け、クリアーを成功させられない。新潟のライドが成功し続け、4Q残り10分まで新潟のポゼッションが続く。その後、東北はようやくクリアーを成功させるが、オフェンス陣のパスミスが続き簡単にポゼッションを失ってしまう。そんな中、新潟#3斉藤がダメ押しとなる得点を挙げ、14-7と新潟が7点リードで4Q終盤を迎える。
最後に意地を見せたい東北はゴール裏からの1対1で#22佐藤が得点をあげるがここで試合終了。14-8で新潟大学が東北地区制覇を果たした。
6点差と大差での決着であり、序盤の点差がそのまま試合結果に繋がる格好となった。しかし、実力的には拮抗しており、中盤に3点差まで縮まるなど緊張感の続く良いゲームであった。
なお、今回の勝利により新潟大学は2年連続3回目の優勝を果たし、11月11日から行われる第3回全日本ラクロス大学選手権大会4地区予選へ進むことになった。彼らには東北地区の代表として誇りを持って戦って、是非とも東北地区念願の全日本選手権大会出場を果たしてほしい。
・Text:日本ラクロス協会企画部次長(東北地区)・佐藤昌彦
・Photo:日本ラクロス協会広報部(東北地区)・Damien ROGER-COQUARD
場所:宮城・岩沼市陸上競技場
新潟大学(白) vs 東北大学(青)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
新潟大学
|
8
|
2
|
3
|
1
|
14
|
東北大学
|
2
|
3
|
2
|
1
|
8
|
新潟大学 | 東北大学 |
主審 | 柏 勇志 |
副審 | 宮田 輝星 |
野本 敬雅 | |
CBO | 堀田 一海 |
ゲームレポート
2011年11月3日、岩沼市陸上競技場。天候は晴れ、最高気温は20℃と最高のラクロス日和の中、第18回東北地区ラクロスリーグ戦・男子決勝戦が行われた。
難敵岩手大学とのFinal3を制し3年ぶりに決勝へ進出した古豪・東北大学(以下、東北)と、予選全勝と万全の態勢でそれを迎え撃つ前年王者の新潟大学(以下、新潟)という東北地区屈指の好カードとなった。この決勝戦での勝者が、第3回全日本ラクロス大学選手権大会4地区予選に進むということもあり、両チームの選手、マネージャー、OB・OGといった全てのチーム関係者に試合前から緊張感が漂っていた。そうした物々しい雰囲気の中、13時00分。両者の運命を決める試合が開始された。
第1クォーター(以下、1Q)フェイスオフ。開始早々、新潟のオフェンスが爆発する。緊張のせいか動きが硬くミスの目立つ東北ディフェンス陣を相手に#8中土を中心に立て続けに得点し、開始から10分で5点もの得点を重ねる。一方、東北はゴール左上から#22佐藤がランニングシュートを決め、ようやく1点を返す。しかし、その後も東北はディフェンスを立て直すことができず、#13野沢、#3斉藤を中心とする新潟オフェンス陣に得点を許し続け、8-1と新潟が大量リードする。1Q終了間際に東北#56千葉が得点を決め8-2とするが、新潟の大量リードで1Qを終える。
第2クォーター(以下、2Q)フェイスオフ。このままでは終われない東北が反撃に出る。東北#8奥谷を中心とした素早いボール回しで、新潟ディフェンス陣のマークを少しずつずらしていく。そこで生まれた新潟ディフェンスの隙を狙いシュートを撃ち続け、立て続けに3点を奪って8-5と3点差にまで詰め寄る。しかし、ここで簡単に流れを渡さないのが王者・新潟。すぐさま守備からのファストブレークや素早いボール回しからのカットインで得点を重ね、10-5と再び点差を広げ、2Qを終える。
第3クォーター(以下、3Q)。ハーフタイム間のランダムスティックチェックで東北#8奥谷のクロスが反則となり、アンスポーツマン・ライク・コンダクトのファールにより3分間、新潟がエキストラマンオフェンス(プレー人数が一人多い状態)で試合を優位に進めることになる。
絶体絶命の東北であったが、G#77斎藤とDF#2岩井を中心にこのピンチを何とか無失点で乗り切る。
その後は一進一退の攻防。新潟#1奥村が得点するとすぐさま東北#21伊藤が点を取り返す。その後お互いに1点ずつ加え、12-7で迎えた3Qラスト13分、東北に最大のチャンスが訪れる。
新潟のスラッシングとプッシングのファウルにより、2人多い状態で攻撃を行うチャンスを得た。是が非でも得点を重ねたい東北だが、ここで新潟G#16関澤が立ち塞がる。度重なる得点のチャンスをG#16関澤の身体を張ったセーブに阻まれた。新潟は最大のピンチを凌ぐ。
その後はお互いのディフェンス陣が得点を許さない状況であった。このまま3Qが終わるかに思えたが、終了間際に新潟#3斉藤のシュートが決まり13-7で3Qを終える。
第4クォーター(以下、4Q)。6点のビハインドで4Qを迎えた東北は何とかして得点を重ねたいが、新潟の激しいライドを受け、クリアーを成功させられない。新潟のライドが成功し続け、4Q残り10分まで新潟のポゼッションが続く。その後、東北はようやくクリアーを成功させるが、オフェンス陣のパスミスが続き簡単にポゼッションを失ってしまう。そんな中、新潟#3斉藤がダメ押しとなる得点を挙げ、14-7と新潟が7点リードで4Q終盤を迎える。
最後に意地を見せたい東北はゴール裏からの1対1で#22佐藤が得点をあげるがここで試合終了。14-8で新潟大学が東北地区制覇を果たした。
6点差と大差での決着であり、序盤の点差がそのまま試合結果に繋がる格好となった。しかし、実力的には拮抗しており、中盤に3点差まで縮まるなど緊張感の続く良いゲームであった。
なお、今回の勝利により新潟大学は2年連続3回目の優勝を果たし、11月11日から行われる第3回全日本ラクロス大学選手権大会4地区予選へ進むことになった。彼らには東北地区の代表として誇りを持って戦って、是非とも東北地区念願の全日本選手権大会出場を果たしてほしい。
・Text:日本ラクロス協会企画部次長(東北地区)・佐藤昌彦
・Photo:日本ラクロス協会広報部(東北地区)・Damien ROGER-COQUARD
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