2011年男子日本代表・第4回練習会・トライアルゲームレポート(2011年6月4日~5日)
2011/06/17
男子日本代表の強化練習会が、2011年6月4日(土)東京・江戸川区臨海球技場で、5日(日)にはトライアルゲームが東京・江戸川区陸上競技場にて行われました。
4日の練習は、ハーフフィールドオフェンスとハーフフィールドディフェンスの確認を中心に、
約90分の短時間で集中した練習を行いました。
練習中には、大久保宜浩ヘッドコーチ(以下、大久保HC)から翌日に控えたトライアルゲームに向けて
「相手がU22(22歳以下男子日本代表)であることは関係ない。常にボール周辺の人数を敵より多くし、局面を有利に進めていく代表のラクロスをやりぬくことが重要。個人レベルで勝てるという油断が出たら相手にやられることになる」
と繰り返し厳しく伝えられました。
練習後には、翌日のU22男子代表との試合に向けて、選手間でポジション別のミーティングが行われました。
今回から日本代表に入ったメンバーに対し、昨年世界大会に行ったメンバーがアドバイスする姿も見受けられました。
試合前のウォーミングアップでは、選手の提案で、昨年の世界大会で行っていた方法で行い、
高橋一郎ストレングスコーチによって、身体的・精神的に良い状態でグラウンドに入れるようコントロールされ、
世界大会と同じテンションで試合に臨みました。
■ 2011年日本代表トライアルゲームシリーズ(東京会場)のゲームレポートはこちらから
試合後、木下達也アシスタントコーチ(以下、木下AC)に話を聞きました。
【問】前半と違い、後半失速した理由は?
前半リードしたことによる気の緩みは否定できない。
後半の失点は、日本代表としてやろうとしているボールの奪いどころでの失点だったり、
明らかな準備不足での失点も多かった。
後半は選手一人一人が孤立した状態で守っている時間帯が多く見られた。
守備をしている時の距離が離れてしまい、個々の守備範囲に間が空いてしまうことで、
U22のオフェンスに対して、後手になってしまっていた。
そうなるとルーズボールへの反応も遅くなり、ボールが奪えず、肉体的にも疲労していく。
その状態から抜け出すために必要なのは、やるべきことをやりきる精神力。それが足りなかったということ。
【問】1試合の中で1度は苦しい時間が来る、と大久保HCは常々言っているが、苦しい時間の対応方法は?
苦しい時間帯でも、良い時間帯でもやるべきことをやるだけなので、特別なことは何も言わない。
ただし、苦しい時間帯には、やるべきことを絞って、そこに集中するように伝えることはある。
相手がどこであろうと日本代表がやるべきことは変わらないので、そこがブレないように、
特にディフェンスは失点を恐れず、攻撃機会を得るということを忘れないように、常に声をかけるようにしている。
6月18日(土)、京都・京都市宝が池球技場での関西選抜との試合を最後に2011年男子日本代表の活動は終了します。
日本代表がやるべきことを最後までやり通すことができるのか、苦しい時間をどのように乗り切るのか、注目してみてはいかがでしょうか?
■ フォトギャラリー(男子日本代表)はこちらから
Text&Photo by:日本ラクロス協会・2011男子日本代表マネージャー・頃安悠子
4日の練習は、ハーフフィールドオフェンスとハーフフィールドディフェンスの確認を中心に、
約90分の短時間で集中した練習を行いました。
練習中には、大久保宜浩ヘッドコーチ(以下、大久保HC)から翌日に控えたトライアルゲームに向けて
「相手がU22(22歳以下男子日本代表)であることは関係ない。常にボール周辺の人数を敵より多くし、局面を有利に進めていく代表のラクロスをやりぬくことが重要。個人レベルで勝てるという油断が出たら相手にやられることになる」
と繰り返し厳しく伝えられました。
練習後には、翌日のU22男子代表との試合に向けて、選手間でポジション別のミーティングが行われました。
今回から日本代表に入ったメンバーに対し、昨年世界大会に行ったメンバーがアドバイスする姿も見受けられました。
試合前のウォーミングアップでは、選手の提案で、昨年の世界大会で行っていた方法で行い、
高橋一郎ストレングスコーチによって、身体的・精神的に良い状態でグラウンドに入れるようコントロールされ、
世界大会と同じテンションで試合に臨みました。
■ 2011年日本代表トライアルゲームシリーズ(東京会場)のゲームレポートはこちらから
試合後、木下達也アシスタントコーチ(以下、木下AC)に話を聞きました。
【問】前半と違い、後半失速した理由は?
前半リードしたことによる気の緩みは否定できない。
後半の失点は、日本代表としてやろうとしているボールの奪いどころでの失点だったり、
明らかな準備不足での失点も多かった。
後半は選手一人一人が孤立した状態で守っている時間帯が多く見られた。
守備をしている時の距離が離れてしまい、個々の守備範囲に間が空いてしまうことで、
U22のオフェンスに対して、後手になってしまっていた。
そうなるとルーズボールへの反応も遅くなり、ボールが奪えず、肉体的にも疲労していく。
その状態から抜け出すために必要なのは、やるべきことをやりきる精神力。それが足りなかったということ。
【問】1試合の中で1度は苦しい時間が来る、と大久保HCは常々言っているが、苦しい時間の対応方法は?
苦しい時間帯でも、良い時間帯でもやるべきことをやるだけなので、特別なことは何も言わない。
ただし、苦しい時間帯には、やるべきことを絞って、そこに集中するように伝えることはある。
相手がどこであろうと日本代表がやるべきことは変わらないので、そこがブレないように、
特にディフェンスは失点を恐れず、攻撃機会を得るということを忘れないように、常に声をかけるようにしている。
6月18日(土)、京都・京都市宝が池球技場での関西選抜との試合を最後に2011年男子日本代表の活動は終了します。
日本代表がやるべきことを最後までやり通すことができるのか、苦しい時間をどのように乗り切るのか、注目してみてはいかがでしょうか?
■ フォトギャラリー(男子日本代表)はこちらから
Text&Photo by:日本ラクロス協会・2011男子日本代表マネージャー・頃安悠子
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