第25回東海学生ラクロスリーグ戦・男子決勝戦
2017/03/12
【プレイバック2016】
2016年に全国各地区で開催した行事の内から、一部を振り返っていきます。
東海地区:第25回東海学生ラクロスリーグ戦・男子決勝戦
日時:2016年11月3日(木祝)
場所:愛知県(名古屋市)・パロマ瑞穂北陸上競技場
名古屋大学(白) vs 愛知大学(赤)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
2016年11月3日(木・祝)、愛知県(名古屋市)・パロマ瑞穂北陸上競技場にて、第25回東海学生ラクロスリーグ戦の男子決勝戦を行った。
昨年1部リーグを2位通過した名古屋大学(以下、名大)と、昨年の2部リーグ1位で1部昇格を果たし20年ぶりのファイナル進出を果たした愛知大学(以下、愛大)との熱い戦いが幕を開けた。
1Q
最初のフェイスオフは名大が制した。その勢いのまま、#7鳥居がシュートを放ち先制点をとる。流れを掴みたい名大は#51鈴木がゴール裏から#22大田へパス、パスを受けた#22大田がシュートを放ち得点を重ねた。
試合早々に点差を広げられたくない愛大は第1Q 残り10分、#27中村がシュートを放つも名大#0酒井が弾きながらもこれをセーブする。しかしそのボールを愛大#10牧野がポゼッションし、ゴール裏から駆け上がる。#10牧野からパスを受けた#26佐藤がそのままシュートを決め1点を返す。流れを自分たちのものにしたい愛大であったが名大の激しい攻撃により追加点を許してしまう。意地を見せた愛大がパス展開から愛大#10牧野がシュートを決め、スコアを5-2とする。ここで第1Qが終了する。
2Q
第2Qが始まると両チームとも積極的に1対1を仕掛けシュートを放つ展開で試合の流れは一進一退の状況であった。均衡を破ったのは愛大だった。愛大#27中村がゴール裏から攻め、#21溝口がパスを受け、そのままシュートを決め、スコアを5-3とする。
その後、愛大は果敢に攻め続けるが得点を重ねられず、逆に名大に速攻を許してしまう。名大#5永山が華麗なランニングシュートを放ち得点を決める。
ここで愛大はチームタイムアウトを取り、戦術を話し合う。これが功を奏し、愛大にチャンスが訪れ、追加点を挙げることに成功する。今度はこれ以上得点を許すまいと名大がチームタイムアウトを取る。ここで差を縮めたかった愛大であるが名大は譲らなかった。後半の流れは完全に名大で激しい攻撃が続きシュートが決まる。落着きを取り戻したい愛大が再びチームタイムアウトを取る。タイムアウト後、愛大は一気に点差を縮めようと果敢に攻め上がり、愛大#98高木、#7丹羽が得点を挙げる。愛大の追加点によりスコアが7-6と接戦になり、会場が盛り上がりを見せる中、第2Qが終了する。
3Q
第2Q終盤から流れに乗った愛大の攻撃から第3Qが始まる。しかし、なかなか得点できず苦しい愛大。試合は両者とも、1歩も譲らない展開となる。
お互い追加点を挙げられないまま第3Q残り8分。この状況を打開したのは名大であった。名大#7鳥居が左サイドから右サイドにいた#22大田にパスを出す。パスを受けた#22大田が確実にシュートを決め、リードを広げる。名大はその後、さらに得点を重ねていく。反撃に出たい愛大であったが点差を縮めることができない。この後も愛大は果敢に名大ゴールに迫るが得点を決めきれない。さらに愛大はパーソナルファールを犯してしまい、名大が1人多い優位な状況になる。完全に名大ペースのままスコアは10-6で名大リードは変わらず第3Qは終了した。
4Q
第3Qに引き続き、名大が1人多い状態から試合が始まる。マンダウンディフェンスが解除されポゼッションを奪おうとする愛大であったが、名大#7鳥居に右サイドから1対1を仕掛けられ、得点を挙げられてしまう。
ここで愛大がスティックチェックを要請するも名大#7鳥居のスティックは合法であったため、スティックチェックは失敗に終わる。これにより、愛大が再びマンダウンディフェンスとなり、名大が再び1人多い状況になった。
この悪状況下のもとで、名大がさらに得点を重ね、スコアを12-6とする。さらに名大#31西村がシュートを決める。これに対し、愛大が再びスティックチェックを行うも再び失敗に終わる。またもや名大が優位な状況になる。このチャンスを名大は逃さなかった。名大#31西村が突き刺さるようなミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。
試合終了まで残り10分となる。ここで粘る愛大が得点を決める。しかし早々に名大に追加得点を許してしまう。残り5分、最後まで諦めない愛大は#10牧野がシュートを放ち得点を決める。そして試合終了間際、愛大の攻撃、ゴール裏にいた#10牧野が華麗なスティックワークでボールを保持する。そして、ゴール前に待機していた#13齋藤がパスを受けシュートを決める。観客の歓声が盛り上がる中、試合終了のホイッスルが鳴り響く。
最後まで粘り強く諦めないプレーを見せてくれた愛大、東海王者の常連として安定感のあるプレーを見せてくれた名大の両チームの選手たちには惜しみない拍手とエールが会場全体から送られた。
勝利校インタビューでは、名大主将#0酒井が11月19日(土)に名古屋市港サッカー場で行われる第8回全日本ラクロス大学選手権大会の意気込みとして、「今回の試合の反省を生かして、必ず東海地区代表として勝利を収めたい」と語っていた。
[写真:試合前のヘッドコーチインタビュー]
Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会ゲームレポート班・萩野瑠衣(岐阜大学)
Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会取材班、日本ラクロス協会広報部(東海地区)・小保方智行
2016年に全国各地区で開催した行事の内から、一部を振り返っていきます。
東海地区:第25回東海学生ラクロスリーグ戦・男子決勝戦
日時:2016年11月3日(木祝)
場所:愛知県(名古屋市)・パロマ瑞穂北陸上競技場
名古屋大学(白) vs 愛知大学(赤)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
名古屋大学
|
5
|
2
|
3
|
5
|
15
|
愛知大学
|
2
|
4
|
0
|
3
|
9
|
名古屋大学 | 愛知大学 |
#7 鳥居 和巨 (4) | #7 丹羽 亮太 (2) |
#22 大田 奨 (3) | #10 牧野 良基 (2) |
#31 西村 哲志 (3) | #25 中村 勇太 (2) |
#6 木崎 優一 (2) | #13 齋藤 匠未 (1) |
#5 永山 拓真 (1) | #20 山田 要 (1) |
#11 河原 亜民 (1) | #98 高木 智之 (1) |
#37 松岡 耕汰 (1) | - |
主審 | 松井 秀彰 |
副審 | 加藤 広貴 |
宮城 成 | |
CBO | 田中 千晴 |
ベンチマネージャー | 今西 賀寿真 |
ゲームレポート
2016年11月3日(木・祝)、愛知県(名古屋市)・パロマ瑞穂北陸上競技場にて、第25回東海学生ラクロスリーグ戦の男子決勝戦を行った。
昨年1部リーグを2位通過した名古屋大学(以下、名大)と、昨年の2部リーグ1位で1部昇格を果たし20年ぶりのファイナル進出を果たした愛知大学(以下、愛大)との熱い戦いが幕を開けた。
1Q
最初のフェイスオフは名大が制した。その勢いのまま、#7鳥居がシュートを放ち先制点をとる。流れを掴みたい名大は#51鈴木がゴール裏から#22大田へパス、パスを受けた#22大田がシュートを放ち得点を重ねた。
試合早々に点差を広げられたくない愛大は第1Q 残り10分、#27中村がシュートを放つも名大#0酒井が弾きながらもこれをセーブする。しかしそのボールを愛大#10牧野がポゼッションし、ゴール裏から駆け上がる。#10牧野からパスを受けた#26佐藤がそのままシュートを決め1点を返す。流れを自分たちのものにしたい愛大であったが名大の激しい攻撃により追加点を許してしまう。意地を見せた愛大がパス展開から愛大#10牧野がシュートを決め、スコアを5-2とする。ここで第1Qが終了する。
2Q
第2Qが始まると両チームとも積極的に1対1を仕掛けシュートを放つ展開で試合の流れは一進一退の状況であった。均衡を破ったのは愛大だった。愛大#27中村がゴール裏から攻め、#21溝口がパスを受け、そのままシュートを決め、スコアを5-3とする。
その後、愛大は果敢に攻め続けるが得点を重ねられず、逆に名大に速攻を許してしまう。名大#5永山が華麗なランニングシュートを放ち得点を決める。
ここで愛大はチームタイムアウトを取り、戦術を話し合う。これが功を奏し、愛大にチャンスが訪れ、追加点を挙げることに成功する。今度はこれ以上得点を許すまいと名大がチームタイムアウトを取る。ここで差を縮めたかった愛大であるが名大は譲らなかった。後半の流れは完全に名大で激しい攻撃が続きシュートが決まる。落着きを取り戻したい愛大が再びチームタイムアウトを取る。タイムアウト後、愛大は一気に点差を縮めようと果敢に攻め上がり、愛大#98高木、#7丹羽が得点を挙げる。愛大の追加点によりスコアが7-6と接戦になり、会場が盛り上がりを見せる中、第2Qが終了する。
3Q
第2Q終盤から流れに乗った愛大の攻撃から第3Qが始まる。しかし、なかなか得点できず苦しい愛大。試合は両者とも、1歩も譲らない展開となる。
お互い追加点を挙げられないまま第3Q残り8分。この状況を打開したのは名大であった。名大#7鳥居が左サイドから右サイドにいた#22大田にパスを出す。パスを受けた#22大田が確実にシュートを決め、リードを広げる。名大はその後、さらに得点を重ねていく。反撃に出たい愛大であったが点差を縮めることができない。この後も愛大は果敢に名大ゴールに迫るが得点を決めきれない。さらに愛大はパーソナルファールを犯してしまい、名大が1人多い優位な状況になる。完全に名大ペースのままスコアは10-6で名大リードは変わらず第3Qは終了した。
4Q
第3Qに引き続き、名大が1人多い状態から試合が始まる。マンダウンディフェンスが解除されポゼッションを奪おうとする愛大であったが、名大#7鳥居に右サイドから1対1を仕掛けられ、得点を挙げられてしまう。
ここで愛大がスティックチェックを要請するも名大#7鳥居のスティックは合法であったため、スティックチェックは失敗に終わる。これにより、愛大が再びマンダウンディフェンスとなり、名大が再び1人多い状況になった。
この悪状況下のもとで、名大がさらに得点を重ね、スコアを12-6とする。さらに名大#31西村がシュートを決める。これに対し、愛大が再びスティックチェックを行うも再び失敗に終わる。またもや名大が優位な状況になる。このチャンスを名大は逃さなかった。名大#31西村が突き刺さるようなミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。
試合終了まで残り10分となる。ここで粘る愛大が得点を決める。しかし早々に名大に追加得点を許してしまう。残り5分、最後まで諦めない愛大は#10牧野がシュートを放ち得点を決める。そして試合終了間際、愛大の攻撃、ゴール裏にいた#10牧野が華麗なスティックワークでボールを保持する。そして、ゴール前に待機していた#13齋藤がパスを受けシュートを決める。観客の歓声が盛り上がる中、試合終了のホイッスルが鳴り響く。
最後まで粘り強く諦めないプレーを見せてくれた愛大、東海王者の常連として安定感のあるプレーを見せてくれた名大の両チームの選手たちには惜しみない拍手とエールが会場全体から送られた。
勝利校インタビューでは、名大主将#0酒井が11月19日(土)に名古屋市港サッカー場で行われる第8回全日本ラクロス大学選手権大会の意気込みとして、「今回の試合の反省を生かして、必ず東海地区代表として勝利を収めたい」と語っていた。
[写真:試合前のヘッドコーチインタビュー]
Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会ゲームレポート班・萩野瑠衣(岐阜大学)
Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会取材班、日本ラクロス協会広報部(東海地区)・小保方智行
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