一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

2014年7月6日（日）、ヤマハリゾートつま恋（静岡県・掛川市）にて第16回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会、決勝戦を行った。前日の雨上がりの蒸し暑い気温のもと始まった男子の試合は男子関東ユース選抜（以下、関東）と男子関西ユース選抜（以下、関西）によるものだった。



スコア

チーム	前半	後半	TOTAL
関東ユース選抜	3	6	9
関西ユース選抜	1	3	4

ゲームレポート
前半
最初のフェイスオフは関西が制した。関西はパスを回した後、関西#7の太田が右横から1対1を仕掛けシュートまで持ち込むが関東ゴーリーにセーブされる。対する関東は関西のスラッシングにより1分間のエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。関東の#9阿部、#55小林とシュートを放つがこれはゴールの枠を捉えることができない。しかし、エキストラマンオフェンスが終わり選手の人数がイーブンになったところで、関東#9阿部が1対1で中に切り込みシュートショットを放つ。これがゴールとなり関東が先制する。
その後、お互いパスミス、クリアミスなどでオフェンスができない中、関東がプッシング、アンスポーツマンライクコンダクトと続けてファールを犯す。しかし、このチャンスにも関西は点を奪うことができない。そして、関東#99番篠崎がクリアから一瞬の隙を突き2点目を取る。また、関西のプッシング、イリーガルプロシージャーのファールにより２マンダウンとなってしまう。この機を関東は逃さず、3-0と関西ユースを突き放す。しかし、関東のシュートを止めたゴーリーがすぐさまクリアパスを出し、関西#50山下亮が右上からのミドルシュートで3-1として反撃の狼煙を上げる。

後半
後半最初のフェイスオフは関東が制す。しかし、関西は前半の勢いをそのままに#44山下祥平のパスを＃#31若山がノンクレイドルのシュートで鮮やかに決めて3-2とし関東に迫る。その関東はマンダウンディフェンスで１人少ない状態にも関わらずクリアからパスをまわし、#81大坪のアンダーシュートにより4-2とする。
その後なかなか点を決められなかった両チームであったが、関西のディフェンスがスライドに飛んだのを見逃さなかった関東#10立川が落ち着いてシュートを決め5-2とする。その後、関東によるオーバーヘッドチェックやスティックを飛ばすほどの攻撃的なディフェンスにより関西はなかなかオフェンス時間を作ることができない。
試合時間が残り7分となったところで関東#10立川が2得点目となるシュートを決め6-2とする。関西は関東のトリッピングのファールによりエキストラマンオフェンスを得るが逆に関東にハーフライン付近からシュートを決められ7-2。また、関東のクリアをテンマンライド（ゴーリーも参加するライド）で奪いに来た関西の穴を突き8-2とする。
関西もアウトオブバウンズからのリスタート後すぐに#55が無人のゴールにシュートを放ち8-3とする。その後、両チームフェイスオフブレイクにより1点ずつとり9-4となる。最後は関西ユースがフェイスオフを制するもホイッスルが鳴り響き試合が終了した。


［右：優勝した関東ユース選抜］


・Text：第16回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会実施本部役員・松井秀彰（日本学生ラクロス連盟東海支部新人委員会／愛知教育大学）
・Photo：第16回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会実施本部役員