第25回東海学生ラクロスリーグ戦・開幕戦(男子)
2016/09/23
2016年8月13日(土)、愛知県(名古屋市)・港サッカー場にて第25回東海学生ラクロスリーグ戦開幕戦を行った。
昨年1部リーグを1位通過した名古屋大学(以下、名大)と、昨年の1部リーグ2位であったが東海制覇を果たした南山大学(以下、南山)の強豪校同士の熱い戦いが幕を開けた。
[左:名古屋大学/右:南山大学]
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
第1Q
最初のフェイスオフは南山が制しすぐにシュートを撃つ。そこで試合の流れを作りたかった南山であったが、名大ゴーリー#0・酒井がナイスセーブを見せ南山ペースになるのを防ぐ。序盤はどちらも主導権を握ることはなかったが、お互い果敢に攻め続けていき両者とも得点を重ねていく。
ウォーターブレイクタイムアウト後のフェイスオフを制した南山が再び主導権を握ろうと、#5・伊藤がゴール裏から攻め上がりシュートを撃つがこれはゴーリーにセーブされる。それに怯まず果敢に攻める南山は、#28・奥村のパスをゴール前にいた#5・伊藤がキャッチしシュートを撃つ。今度は確実に決め、スコアを2-3とし、欲しかったリードを奪うことができた。それからはお互い1点ずつ加え、スコアを3-4と南山がリードする形で第1Qを終える。
第2Q
2Qに入ると、両チームともギアを入れ替えたように激しい攻防を繰り広げた。
両チームとも積極的に1対1を仕掛けシュートを放つが得点に結びつけることが出来ない。ここで名大が耐え切れずタイムアウトを取る。試合再開後、名大の攻撃する時間は増えたが南山のディフェンスをなかなか崩しきることができない時間が続く。すると第2Q中盤で、今度は南山がチームタイムアウトを取る。その後、南山は果敢に攻め、南山#20・久保田を始めシュートを撃つが名大#13・中村がセーブを連発し得点を得ることが出来ない。
追加点が欲しかった南山であったが、ゴールネットを揺らしたのは名大であった。ゴール裏からクリース前にいた#7・鳥居にパスが渡り、態勢を崩しながらも撃ったシュートはゴールに吸い込まれるように決まり、スコアを4-4の同点とする。再びリードを奪いたい南山であったが焦りからか攻めきることが出来ない。第2Q後半、名大が2回目のタイムアウトを取る。その直後、名大#7・
鳥居が中央で豪快に撃ったミドルシュートが決まり、スコア5-4と名大がリードを奪うことに成功したところで第2Qが終了する。
第3Q
ハーフ中に行われたスティックチェックにより、名大#6・木崎のスティックがイリーガルスティックと判定され、アンスポーツマンライクコンダクトによる3分間の退場となった。第3Qは南山が1人多い優位な状態で試合が開始された。
南山は1人多い優位の状況を生かして#6・間瀬や#20・久保田らが果敢に攻めシュートを多く放つが得点ならず。だが、第3Q開始8分、名大のファールによる退場で再び南山が1人多い優位な状況が生まれた。すると試合再開直後、南山#36・村瀬がゴール前でパスを貰いそのままシュート。これが決まりスコア5-5の同点となる。
その後、両者ともシュートの撃ち合いとなる展開となった。試合が動かないまま第3Q残り時間10分となり、ウォーターブレイクタイムアウトがとられた。
このウォーターブレイクタイムアウトが試合の流れを変えるきっかけとなる。南山の攻撃を抑え、流れに乗る名大は果敢に攻め上がり、ついにゴール裏から#11・河原がアシストし、#5・永山の豪快に振り切ったシュートが決まる。スコアは6-5で名大リードとなる。
次のフェイスオフでも名大がポゼッションをし、そのまま#31・西村がシュートにより得点。名大はさらに得点を重ねた。
次のフェイスオフも名大がポゼッションし、試合の流れは完全に名大となっていく。それを証明するかのように#5・永山がこの試合3得点目となるシュートを決め、スコア8-5とし試合前半とは反対に、名大が大きくリードする形で第3Qが終了する。
第4Q
第4Qになっても名大の勢いは収まらない。フェイスオフに勝利した南山は#5・伊藤がシュートを放つも枠を捉えきれない。逆に流れに乗っている名大は#31・西村が中央から撃ったミドルシュートがゴールネットを揺らす。何とか流れを変えたい南山はチームタイムを取る。
しかし、その後、南山#20・久保田によるイリーガルボディチェックにより名大が1人多い優位な状況となる。更に得点差を広げ、試合を決定づけたい名大はゴールを狙い続けるが得点ならず。このまま得点無しかと思われたが、#31・西村がゴール前のグランドボールを制しそのままシュートし、スコア10-5と更にリードを広げる。
反撃に出たい南山はウォーターブレイクタイムアウト後、名大のクリアを阻止する。これで得たポゼッションを南山#28・奥村がサイドからのシュートを確実に決め1点を返す。ここから南山は最後の追い上げを見せる。#3・酒井,#6・間瀬,#28・奥村らが立て続けにシュートを撃ち、名大ゴールを脅かす。しかし、ゴールを決めきることができず、このまま名大がリードを守りきる形となりスコア10-6で試合終了。
去年の悔しさを晴らした名大の勝利となり、開幕戦は幕を閉じた。
*2016年全国ラクロス地区リーグ戦日程表一覧ページはこちら
*東海地区・フィールドレポート一覧ページはこちら
・Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会ゲームレポート班・萩野瑠衣(岐阜大学)
・Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会取材班
昨年1部リーグを1位通過した名古屋大学(以下、名大)と、昨年の1部リーグ2位であったが東海制覇を果たした南山大学(以下、南山)の強豪校同士の熱い戦いが幕を開けた。
[左:名古屋大学/右:南山大学]
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
計
|
名古屋大学
|
3
|
2 | 3 |
2
|
10
|
南山大学
|
4
|
0 | 1 |
1
|
6
|
名古屋大学 | 南山大学 |
#5 永山 拓真 (3) | #28 奥村 祐哉 (2) |
#31 西村 哲志 (3) | #2 大矢 航平 (1) |
#6 木崎 優一 (1) | #5 伊藤 平 (1) |
#7 鳥居 和巨 (1) | #20 久保田 裕也 (1) |
#14 坪井 俊貴 (1) | #36 村瀬 賢 (1) |
#22 太田 奨 (1) | - |
主審 | 松井 秀彰 |
副審 | 田中 千春 |
佐野 公亮 | |
CBO | 宮城 成 |
ゲームレポート
第1Q
最初のフェイスオフは南山が制しすぐにシュートを撃つ。そこで試合の流れを作りたかった南山であったが、名大ゴーリー#0・酒井がナイスセーブを見せ南山ペースになるのを防ぐ。序盤はどちらも主導権を握ることはなかったが、お互い果敢に攻め続けていき両者とも得点を重ねていく。
ウォーターブレイクタイムアウト後のフェイスオフを制した南山が再び主導権を握ろうと、#5・伊藤がゴール裏から攻め上がりシュートを撃つがこれはゴーリーにセーブされる。それに怯まず果敢に攻める南山は、#28・奥村のパスをゴール前にいた#5・伊藤がキャッチしシュートを撃つ。今度は確実に決め、スコアを2-3とし、欲しかったリードを奪うことができた。それからはお互い1点ずつ加え、スコアを3-4と南山がリードする形で第1Qを終える。
第2Q
2Qに入ると、両チームともギアを入れ替えたように激しい攻防を繰り広げた。
両チームとも積極的に1対1を仕掛けシュートを放つが得点に結びつけることが出来ない。ここで名大が耐え切れずタイムアウトを取る。試合再開後、名大の攻撃する時間は増えたが南山のディフェンスをなかなか崩しきることができない時間が続く。すると第2Q中盤で、今度は南山がチームタイムアウトを取る。その後、南山は果敢に攻め、南山#20・久保田を始めシュートを撃つが名大#13・中村がセーブを連発し得点を得ることが出来ない。
追加点が欲しかった南山であったが、ゴールネットを揺らしたのは名大であった。ゴール裏からクリース前にいた#7・鳥居にパスが渡り、態勢を崩しながらも撃ったシュートはゴールに吸い込まれるように決まり、スコアを4-4の同点とする。再びリードを奪いたい南山であったが焦りからか攻めきることが出来ない。第2Q後半、名大が2回目のタイムアウトを取る。その直後、名大#7・
鳥居が中央で豪快に撃ったミドルシュートが決まり、スコア5-4と名大がリードを奪うことに成功したところで第2Qが終了する。
第3Q
ハーフ中に行われたスティックチェックにより、名大#6・木崎のスティックがイリーガルスティックと判定され、アンスポーツマンライクコンダクトによる3分間の退場となった。第3Qは南山が1人多い優位な状態で試合が開始された。
南山は1人多い優位の状況を生かして#6・間瀬や#20・久保田らが果敢に攻めシュートを多く放つが得点ならず。だが、第3Q開始8分、名大のファールによる退場で再び南山が1人多い優位な状況が生まれた。すると試合再開直後、南山#36・村瀬がゴール前でパスを貰いそのままシュート。これが決まりスコア5-5の同点となる。
その後、両者ともシュートの撃ち合いとなる展開となった。試合が動かないまま第3Q残り時間10分となり、ウォーターブレイクタイムアウトがとられた。
このウォーターブレイクタイムアウトが試合の流れを変えるきっかけとなる。南山の攻撃を抑え、流れに乗る名大は果敢に攻め上がり、ついにゴール裏から#11・河原がアシストし、#5・永山の豪快に振り切ったシュートが決まる。スコアは6-5で名大リードとなる。
次のフェイスオフでも名大がポゼッションをし、そのまま#31・西村がシュートにより得点。名大はさらに得点を重ねた。
次のフェイスオフも名大がポゼッションし、試合の流れは完全に名大となっていく。それを証明するかのように#5・永山がこの試合3得点目となるシュートを決め、スコア8-5とし試合前半とは反対に、名大が大きくリードする形で第3Qが終了する。
第4Q
第4Qになっても名大の勢いは収まらない。フェイスオフに勝利した南山は#5・伊藤がシュートを放つも枠を捉えきれない。逆に流れに乗っている名大は#31・西村が中央から撃ったミドルシュートがゴールネットを揺らす。何とか流れを変えたい南山はチームタイムを取る。
しかし、その後、南山#20・久保田によるイリーガルボディチェックにより名大が1人多い優位な状況となる。更に得点差を広げ、試合を決定づけたい名大はゴールを狙い続けるが得点ならず。このまま得点無しかと思われたが、#31・西村がゴール前のグランドボールを制しそのままシュートし、スコア10-5と更にリードを広げる。
反撃に出たい南山はウォーターブレイクタイムアウト後、名大のクリアを阻止する。これで得たポゼッションを南山#28・奥村がサイドからのシュートを確実に決め1点を返す。ここから南山は最後の追い上げを見せる。#3・酒井,#6・間瀬,#28・奥村らが立て続けにシュートを撃ち、名大ゴールを脅かす。しかし、ゴールを決めきることができず、このまま名大がリードを守りきる形となりスコア10-6で試合終了。
去年の悔しさを晴らした名大の勝利となり、開幕戦は幕を閉じた。
*2016年全国ラクロス地区リーグ戦日程表一覧ページはこちら
*東海地区・フィールドレポート一覧ページはこちら
・Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会ゲームレポート班・萩野瑠衣(岐阜大学)
・Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会取材班
「11月27日に、大学日本一が決まる!」 大会:第8回全日本ラクロス大学選手権大会 日程:決勝戦/2016年11月27日(日) 会場:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場 東海学生リーグ戦に出場するチームが目指す、大学の頂点を決める戦いを、ぜひご覧ください! ※準決勝戦(名古屋会場) 2016年11月19日(土) 愛知県(名古屋市)・港サッカー場 |
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過去の優勝校 | 男子 | 女子 |
第7回 (2015) | 日本体育大学 | 明治大学 |
第6回 (2014) | 慶應義塾大学 | 明治大学 |
第5回 (2013) | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
第4回 (2012) | 慶應義塾大学 | 慶應義塾大学 |
第3回 (2011) | 早稲田大学 | 関西学院大学 |
第2回 (2010) | 早稲田大学 | 日本体育大学 |
第1回 (2009) | 一橋大学 | 東海大学 |
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