関西ユース選抜男女・ドイツ遠征
2016/10/13
2016年6月15日(水)~21日(火)にかけて、関西ユース選抜男女がドイツ遠征を行い、現地のBerlinOpen2016(ベルリンオープン)に出場しました。
[左:往路便搭乗前の関西ユース選抜男子/右:往路便搭乗前の関西ユース選抜女子]
ベルリンオープンには、男子はドイツだけでなく、アメリカやラトビア、ポーランドや香港などから計16チームが出場、女子はスイス、チェコ、オランダなど計12チームが出場しており、日本では味わうことのできない経験をすることができました。
[左:試合会場に掲げられた参加国の国旗/右:関西ユース選抜女子のチームスタッフ]
■関西ユース選抜男子レポート
6月15日(水)
関西国際空港に集合したのは朝の7時半。前日約1名がパスポートを緊急発行するという事態が発生したが、それを除きトラブルは無く、27名のプレイヤーと3名のスタッフで搭乗することができた。オランダ・アムステルダムでの乗り継ぎを終え、10時間を超えるフライトの後ベルリンに到着した。時差が約7時間ということもあり、ホテルに着いた時には午後8時を回っていた。
6月16日(木)
試合前日のこの日は2時間練習を行った。全員でホテルの朝食を取り、初めての公共交通機関にトライ。普段の練習会などとは違った軽めの練習の後、一度ホテルへ帰り、全員でベルリン観光を行った。ブランデンブルグ門、国会議事堂、ベルリンの壁へと足を運んだ。
[左:ドイツ到着後、ホテルへ向かうバスにて/右:ブランデンブルグ門を観光]
6月17日(金)
1試合目が9時開始ということもあり、早朝の集合。地下鉄はボタンを押さないとドアが開かない、というルールにはなかなか慣れないままだったが難なく到着。あいにくの雨だった。Global Players、BL West、BLAXの3チームと戦い、2勝1引き分けの結果でブロック1位通過となった。試合間に時間がかなりあったため、全員で試合のビデオミーティングを行うなどして次の試合に備えた。
6月18日(土)
1日目と比べ、朝の時間に余裕をもって試合に挑んだ。予選は20分×2クウォーターだったが、2日目以降は15分×4クウォーターとなり、展開の予想できない試合が続いた。2日目1試合目のJinzi Metsoというチームとはとても熱い戦いとなり、7-7の引き分けによりオーバータイムの試合になった。相手の得点が決まり、負けに終わったが、この経験が7月の第18回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会に繋がるだろうと、そう思える結果だった。2試合目のBL Northには6-4という結果を残し、大会は翌日に5位決定戦を残すのみとなった。
6月19日(日)
選手にも少し疲れが見られる中、行われた5位決定戦。KNIE50というドイツのチームと戦い、6-3で見事勝利を収めた。この日に実施された試合数も少なかったため、他チームの選手など多くの観客に見守られながらの試合となった。前日の試合を見ていた他の参加チームから試合のオファーも。ポーランドのチームと親善試合を行った。最後にUSA対ラトビアの決勝戦を観戦した後は、自由行動。出国前日に思う存分ドイツを楽しめたのではないだろうか。
6月20日(月)~21日(火)
朝、ホテルをチェックアウトし空港に向かい、昼頃の便でドイツを後にした。雨の影響でフライトが遅れたが、無事30人全員で帰国することができた。関西国際空港にて、全日本ユース選抜選手権のメンバー20人を発表後、解散した。
[左:アップする関西ユース選抜男子/右:米国からの出場チーム・AISTと記念撮影]
■関西ユース選抜女子レポート
6月15日(水)
出発当日は関西国際空港へ朝8時に集合。選手たちはこれから約1週間のベルリン遠征を想い、ドキドキワクワクしている様だ。約13時間のフライトを終え、無事ドイツベルリンへ到着した。夜ご飯はみんな揃って食べ、明日への意気込みを語った。
6月16日(木)
ベルリン2日目は日本との7時間の時差を考慮し、生活リズムをつける目的も兼ね午前中から観光へ。ベルリンの壁で有名な「イーストサイドギャラリー」へ行った。選手たちはお土産や市内観光も楽しんだ。夕方からはホテルの近くの公園で、軽めの練習を行った。明日に備え今日は早めの就寝をした。
[左:ホテルの朝食/右:ベルリンの壁を観光]
6月17日(金)
ベルリンオープン1日目。朝から激しい雨だった。オープニングセレモニーに参加した。選手たちは海外選手を目の前にして少し緊張気味の様子だったが、3連勝することができた。相手チームとの交流もあり、良いベルリンオープン1日目となった。また、ドイツ在住のリエゾン・みずえさんが移動や食事など私達の遠征を手伝ってくださった。
6月18日(土)
ベルリンオープン2日目。この日は天気も良かった。昨日の勢いに乗っていきたかったが、アメリカ相手に敗戦。ブロック戦は2位通過となったため、午後からのセミファイナル等に進出した。この日の夜は明日へ向け、ミーティングを行った。
6月19日(日)
ベルリンオープン3日目、最終日。今日は3位決定戦である。相手チームとは点を取り、取られの攻防戦の末、1点差で勝利を収めることができた。その結果、私達はベルリンオープン3位という結果で、トロフィーを受け取った。女子の決勝戦を観戦した後、アメリカチームの選手達にドローやスティックワーク、ゴーリーについて教えてもらうことができた。とても良い経験となった。この日はベルリンオープン最終日ということで、近くのレストランで打ち上げを行った。
6月20日(月)~21日(火)
ベルリン最終日。今日は朝9時にはホテルを出て空港へ出発した。アムステルダムを経由し、日本時間・朝の9時30分頃には関西国際空港へ到着。選手たちは約13時間のフライトを終え少し疲れているようだった。海外遠征を通して、たくさんのことを学ぶことができた。また、私達をドイツで2日間支援、応援していただいたみずえさんには本当に感謝している。
[左:米国から参加のGLOBAL PLAYERS の選手との交流/右:関西ユース選抜女子は3位になってトロフィーを受け取る]
以上が男女のレポートとなります。ドイツ遠征は日本とかなり環境が違い、最初は不安もありましたが、各々が個人の力を発揮できる良い機会になったと思います。おそらく、他の参加チームに比べ年齢層が低く、ラクロス歴としては短いながらも、若さと体力で戦うことができたのではないでしょうか。朝から晩まで試合会場で過ごし、”ラクロス漬け”な 3日間だったからこそ、一つ、チームとして前進できたのだと実感しています。
・Text & Photo by 2015関西ユース選抜男子マネージャー・名方るな、2015関西ユース選抜女子マネージャー・糴川楓
・Photo by 2015関西ユース選抜男子スタッフ・武田和樹、浅原祐太、岡本美樹、中村未来、2015関西ユース選抜女子スタッフ・妹尾祐子、浅井美帆
[左:往路便搭乗前の関西ユース選抜男子/右:往路便搭乗前の関西ユース選抜女子]
ベルリンオープンには、男子はドイツだけでなく、アメリカやラトビア、ポーランドや香港などから計16チームが出場、女子はスイス、チェコ、オランダなど計12チームが出場しており、日本では味わうことのできない経験をすることができました。
[左:試合会場に掲げられた参加国の国旗/右:関西ユース選抜女子のチームスタッフ]
■関西ユース選抜男子レポート
6月15日(水)
関西国際空港に集合したのは朝の7時半。前日約1名がパスポートを緊急発行するという事態が発生したが、それを除きトラブルは無く、27名のプレイヤーと3名のスタッフで搭乗することができた。オランダ・アムステルダムでの乗り継ぎを終え、10時間を超えるフライトの後ベルリンに到着した。時差が約7時間ということもあり、ホテルに着いた時には午後8時を回っていた。
6月16日(木)
試合前日のこの日は2時間練習を行った。全員でホテルの朝食を取り、初めての公共交通機関にトライ。普段の練習会などとは違った軽めの練習の後、一度ホテルへ帰り、全員でベルリン観光を行った。ブランデンブルグ門、国会議事堂、ベルリンの壁へと足を運んだ。
[左:ドイツ到着後、ホテルへ向かうバスにて/右:ブランデンブルグ門を観光]
6月17日(金)
1試合目が9時開始ということもあり、早朝の集合。地下鉄はボタンを押さないとドアが開かない、というルールにはなかなか慣れないままだったが難なく到着。あいにくの雨だった。Global Players、BL West、BLAXの3チームと戦い、2勝1引き分けの結果でブロック1位通過となった。試合間に時間がかなりあったため、全員で試合のビデオミーティングを行うなどして次の試合に備えた。
第1試合 | vs Global Players | 5 - 5 | ブロック1位通過 |
第2試合 | vs BL West | 8 - 4 | |
第3試合 | vs BLAX | 7 - 4 |
1日目と比べ、朝の時間に余裕をもって試合に挑んだ。予選は20分×2クウォーターだったが、2日目以降は15分×4クウォーターとなり、展開の予想できない試合が続いた。2日目1試合目のJinzi Metsoというチームとはとても熱い戦いとなり、7-7の引き分けによりオーバータイムの試合になった。相手の得点が決まり、負けに終わったが、この経験が7月の第18回ラクロス全日本ユース選抜選手権大会に繋がるだろうと、そう思える結果だった。2試合目のBL Northには6-4という結果を残し、大会は翌日に5位決定戦を残すのみとなった。
第1試合 | vs Jinzi Metso | 7 - 8 | 延長戦(サドンビクトリー) |
第2試合 | vs BL North | 6 - 4 |
選手にも少し疲れが見られる中、行われた5位決定戦。KNIE50というドイツのチームと戦い、6-3で見事勝利を収めた。この日に実施された試合数も少なかったため、他チームの選手など多くの観客に見守られながらの試合となった。前日の試合を見ていた他の参加チームから試合のオファーも。ポーランドのチームと親善試合を行った。最後にUSA対ラトビアの決勝戦を観戦した後は、自由行動。出国前日に思う存分ドイツを楽しめたのではないだろうか。
5位決定戦 | vs KNIE50 | 6 - 3 | 大会総合5位 |
朝、ホテルをチェックアウトし空港に向かい、昼頃の便でドイツを後にした。雨の影響でフライトが遅れたが、無事30人全員で帰国することができた。関西国際空港にて、全日本ユース選抜選手権のメンバー20人を発表後、解散した。
[左:アップする関西ユース選抜男子/右:米国からの出場チーム・AISTと記念撮影]
■関西ユース選抜女子レポート
6月15日(水)
出発当日は関西国際空港へ朝8時に集合。選手たちはこれから約1週間のベルリン遠征を想い、ドキドキワクワクしている様だ。約13時間のフライトを終え、無事ドイツベルリンへ到着した。夜ご飯はみんな揃って食べ、明日への意気込みを語った。
6月16日(木)
ベルリン2日目は日本との7時間の時差を考慮し、生活リズムをつける目的も兼ね午前中から観光へ。ベルリンの壁で有名な「イーストサイドギャラリー」へ行った。選手たちはお土産や市内観光も楽しんだ。夕方からはホテルの近くの公園で、軽めの練習を行った。明日に備え今日は早めの就寝をした。
[左:ホテルの朝食/右:ベルリンの壁を観光]
6月17日(金)
ベルリンオープン1日目。朝から激しい雨だった。オープニングセレモニーに参加した。選手たちは海外選手を目の前にして少し緊張気味の様子だったが、3連勝することができた。相手チームとの交流もあり、良いベルリンオープン1日目となった。また、ドイツ在住のリエゾン・みずえさんが移動や食事など私達の遠征を手伝ってくださった。
第1試合 | vs BLAX | 11 - 4 | |
第2試合 | vs BLWEST | 9 - 7 | |
第3試合 | vs KSI CHEROKEES | 15 - 5 |
ベルリンオープン2日目。この日は天気も良かった。昨日の勢いに乗っていきたかったが、アメリカ相手に敗戦。ブロック戦は2位通過となったため、午後からのセミファイナル等に進出した。この日の夜は明日へ向け、ミーティングを行った。
第1試合 | vs HIGH POINT PANTHERS | 0 - 14 | ブロック2位通過 |
第2試合 | vs SWISS NATIONAL TEAM | 6 - 4 | セミファイナル等 |
第3試合 | vs DUTCH NATIONAL TEAM | 7 - 15 |
ベルリンオープン3日目、最終日。今日は3位決定戦である。相手チームとは点を取り、取られの攻防戦の末、1点差で勝利を収めることができた。その結果、私達はベルリンオープン3位という結果で、トロフィーを受け取った。女子の決勝戦を観戦した後、アメリカチームの選手達にドローやスティックワーク、ゴーリーについて教えてもらうことができた。とても良い経験となった。この日はベルリンオープン最終日ということで、近くのレストランで打ち上げを行った。
3位決定戦 | vs GLOBAL PLAYERS | 9 - 8 | 大会総合3位 |
ベルリン最終日。今日は朝9時にはホテルを出て空港へ出発した。アムステルダムを経由し、日本時間・朝の9時30分頃には関西国際空港へ到着。選手たちは約13時間のフライトを終え少し疲れているようだった。海外遠征を通して、たくさんのことを学ぶことができた。また、私達をドイツで2日間支援、応援していただいたみずえさんには本当に感謝している。
[左:米国から参加のGLOBAL PLAYERS の選手との交流/右:関西ユース選抜女子は3位になってトロフィーを受け取る]
以上が男女のレポートとなります。ドイツ遠征は日本とかなり環境が違い、最初は不安もありましたが、各々が個人の力を発揮できる良い機会になったと思います。おそらく、他の参加チームに比べ年齢層が低く、ラクロス歴としては短いながらも、若さと体力で戦うことができたのではないでしょうか。朝から晩まで試合会場で過ごし、”ラクロス漬け”な 3日間だったからこそ、一つ、チームとして前進できたのだと実感しています。
・Text & Photo by 2015関西ユース選抜男子マネージャー・名方るな、2015関西ユース選抜女子マネージャー・糴川楓
・Photo by 2015関西ユース選抜男子スタッフ・武田和樹、浅原祐太、岡本美樹、中村未来、2015関西ユース選抜女子スタッフ・妹尾祐子、浅井美帆
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