第17回北海道学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)

2011/11/08

日時:2011年10月23日(日) 13:30試合開始
場所:北海道・野幌総合運動公園ホッケー場


北海道大学(白) vs 北海学園大学(青)

北海道大学北海学園大学

スコア
チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
北海道大学
1
4
6
1
12
北海学園大学
2
0
1
1
4
得点者
北海道大学 北海学園大学
#11 藤澤 正樹 (4) #13 鈴木 億也 (2)
#0 永田 大樹 (2) #9 奥 拓哉 (1)
#18 是枝 武史 (2) #22 中谷 亮平 (1)
#4 高木 一成 (1)
#13 多田 純也 (1)
#14 工藤 裕也 (1)
#23 入山 直也 (1)
審判員
審判員
主審 山﨑 洋祐
副審 高澤 龍輔
玉根 弘昭
CBO 山田 貴紀
ベンチマネージャー 岸本 貴博
決勝戦1決勝戦2
ゲームレポート
第17回北海道学生ラクロスリーグ戦は、例年の円山競技場ではなく北海道立野幌総合運動公園ホッケー場にて行われた。
肌寒く、ピッチに水たまりができる程の雨の中、多くの観客が集まった。
決勝戦は去年と同じカードになり、3連覇を狙う北海道大学(以下、北大)と1999年以来の優勝を狙う北海学園大学(以下、学園)の戦いとなった。

第1クォーター(以下、1Q)フェイスオフ。北大MF#5高木が獲得。北大はボールをポゼッションしながらダッヂとパスを組み合わせて学園ゴールへ襲いかかる。一方、学園はしっかりとしたディフェンスからボールを奪いゴールを狙う。
一進一退の中、均衡を破ったのは北大。1Q半ば、北大MF#0永田がダッヂでの突破からゴール。しかし、学園も、MF#11若松のダッヂからクリースでパスを受けた学園AT#13鈴木(億)がゴール。勢いに乗る学園は、終了間際学園MF#11若松のダッヂからクリースでパスを受けた学園MF#9奥がゴールを決め、逆転に成功して1Q終了。

第2クォーター(以下、2Q)フェイスオフ。北大MF#5高木がまたしても制する。追いつきたい北大は2Q5分に北大AT#11藤澤が同点ゴール。一方の学園はDF#14対馬がスラッシングで1分の退場を課されてしまう。その間、学園のクリアミスから北大AT#11藤澤が逆転ゴール。その後、さらに点を取りたい北大と、追いつき追い越したい学園の意地がぶつかり合い、ゲームはこう着状態になる。試合が動くのは2Qラスト2分、ボール支配においてわずかに上回る北大がAT#14工藤のゴールで差をつける。1分後北大#4高木のゴール。終盤はほぼ北大ペースで終わる。スコアは5-2。

第3クォーター(以下、3Q)フェイスオフ。学園MF#11の反則により、北大ボール。北大AT#11藤澤のシュートによりスコア6-2となる。だが、学園も学園DF#14対馬のクリアによるブレークから学園AT#13鈴木(億)のシュートを決め、スコア6-3となる。しかし、北大は#18是枝のシュートが決まり、またもや4点差に広げる。対する学園も北大のゴールに迫るが北大は得点を許さない。北大はクリアからブレークを作り、北大#18是枝がまたもや得点を決める。その後も北大の攻撃が続き、北大AT#11藤澤が得点を決める。そして、北大AT#0永田、AT#23入山が得点を決め、スコアが11-3となったところで、3Qが終了した。

第4クォーター(以下、4Q)に入っても、3Qの勢いそのままに北大の攻撃が続く。
フェイスオフから北大がポゼッションし、北大AT# 0永田が学園ゴールを脅かすも学園G#7鎌田がこれを阻止し、得点を許さない。反撃に出たい学園だが北大のプッシングのファールで得たエキストラマンオフェンスを活かせずに得点を決められない。
4Q10分、学園がクリアを成功させたところで、学園がチームタイムアウトを取る。
タイムアウト後、学園は攻撃するも得点を決めることができない。残り時間が5分を切ったころ、北大は自陣ゴール前で発生したグラウンドボールを獲得し、北大のクリアが始まる。その流れで、北大MF#21加藤のパスを受けた北大DF#13多田がそのままシュートを決め、ダメ押しの得点が入る。
その後諦めない学園はすぐにMF#22中谷が得点を決めるも、追加点を決めることができずに試合終了のホイッスルが鳴った。

結果は12-4で北大の勝利。シュート数も52本対13本と上回ったように、北大はフェイスオフが圧倒的に強く、クリアも成功率が高くボールをしっかりポゼッションできた。その結果、堅い守備力を誇る学園ディフェンス陣に多くのシュートを浴びせたことが勝因だと思う。
悪天候の中来てくれた人々に両チームとも素晴らしい試合を見せてくれた。北大には北海道代表としての頑張りを期待したい。


*フォトギャラリー「2011北海道学生リーグ戦」はこちら


  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会・女澤皓平
・Photo:日本ラクロス協会広報部次長(北海道地区)・前田浩一