2015年ラクロス東海チャレンジマッチ(2)・男子戦
2015/08/31
2015年5月2日(土)、愛知県(名古屋市)・パロマ瑞穂北陸上競技場にてラクロス東海チャレンジマッチを開催。東海地区の大学の中から選りすぐりのメンバーを集めた東海学生選抜、東海の大学を卒業したメンバーを中心に強力な選手が揃った社会人クラブチームのWOLVES(ウルブズ)の戦いの火蓋が切られた。
[左:東海学生選抜/右:WOLVES]
スコア
得点者
審判員
第1Q
まず優位に試合を進めたのは東海学生選抜(以下、東海選抜)であった。WOLVESに対し圧倒的なフェイスオフからのボール奪取で攻め立てる。3分、東海選抜#65 間瀬、#28 沼田が果敢にシュートを放ちプレッシャーを掛けるも得点ならず。しかし直後にこぼれ球に反応した#13 佐藤が放ったシュートはゴールに吸い込まれ早くも東海選抜が先制、均衡を破る。
対するWOLVESは攻めあぐねる場面が目立つも高いクリア精度と正確なパス回しでシュートこそ無いものの東海選抜をじわじわと追い詰めていく。そして7分、一瞬の隙を突いて#18 深澤から#42 清家に、ゴール前へのパスが渡り#42 清家が鮮やかなビハインドシュート、WOLVESが同点に追いつく。その後WOLVESは#42 清家を中心に攻め立て、13分に再び#18 深澤とのコンビネーションで#42 清家がシュートを決め2点目。一気に逆転し波に乗ったWOLVESは17分にも#18 深澤から#42 清家のゴール裏でのコンビネーションで得点、更にわずか1分後には#18 深澤からの決定的なパスを、#3 東浦が冷静に決め4点目。WOLVESが3点リードで第1Qを終える。
第2Q
大きくリードされ、追いすがりたい東海選抜は#88 若山のフェイスオフから優位な展開に持ち込み#17宮崎、#44渡辺が立て続けにシュートを放つ。しかし地力で勝るWOLVESは3分、#42 清家のパスから#3 東浦が裏から抜け出しシュートを決め5点目。さらに1分後の4分、今度は#42 清家がゴール前に抜け出しビハインドシュートを決め6点目と東海選抜を突き放す。しかし意地を見せたい東海選抜、#66満園、#31西村、#3阪口、#5今尾らがわずか3分間に6本のシュートを放ち得点を狙うも、ポストに嫌われるなどの不運も重なり得点ならず。
その後互いにシュートを放つも得点の入らない時間帯が続き、堪らず東海選抜が15分にチームタイムアウトを要求する。しかし流れは止まらず、WOLVESの#18 深澤がビハインドシュートを決め点差はさらに広がってしまう。その後終了間際に東海選抜#7 中島がシュートを決め、点差を縮めるも、5点差と大きな点差がついてしまった第2Qとなった。
第3Q
大差をつけられ、ハーフタイムでの修正を図りたい東海選抜であったが#5今尾が痛恨のイリーガルボディチェックにより退場してしまう。60秒間1人少ない状態でのプレーを強いられることとなってしまう。その隙を見逃さなかったWOLVES、#3 東浦、#31 酒向が連続でシュートを放ち、人数有利の中チェイスで確実にボールを獲得し攻撃の手を休めない。そして#18 深澤のシュートがゴールに吸い込まれ、8点目。
その後東海選抜は#9野口をはじめ、立て続けにシュートを放つも決定打とはならず。東海選抜にパスミスなどのミスが目立ち始めると流れは再びWOLVESへ。#31 酒向、#18 深澤、#22 金森が立て続けにシュートを放ち得点を狙う。そして#31 酒向から絶妙なパスが#18 深澤に送られるとそのまま正確にシュート。ゴーリーも反応できず9点目が入る。その後互いにシュートを撃ち合うも得点には至らず。第3Q終了となった。
第4Q
ここまで圧倒的な点差をつけられてしまった東海選抜、このままでは終われないとばかりにクォーター開始直後から猛攻に出る。#12 相川が立て続けに3本のシュートを放ち反撃の兆しを見せると、足が止まり始めたWOLVESのディフェンスを嘲笑うかのように素早いパス回しで東海選抜がWOLVESを翻弄。そして#28 沼田が一瞬の隙を突いて放ったシュートはネットに突き刺さり東海選抜3点目。
WOLVESはその後4本のシュートを集中させ突き放しにかかるもWOLVESのお株を奪うかの様な速攻から東海選抜#27升迫が得点。あっという間に5点差に縮めた。さらに東海選抜の猛攻は止まらない。#88 若山のフェイスオフから主導権を握ると11分、すぐさま#11河原が得点を決め、なんと僅か5分で4点差にまで迫った。しかしその後は互いにシュートこそ放つも得点には結びつかず、2度のタイムアウトも膠着状態を打開するには至らず試合終了。5-9とWOLVESの勝利で終わった試合会場は熱気に包まれたまま幕を閉じた。
試合後WOLVES主将#42 清家は「昨年の関西選抜との試合を戦ったメンバーを集めた。タフな試合の中戦ってくれたメンバーには感謝したい」と話した。
またMVPに選出された#88 洞口はこれからラクロスを始める新入生に対してのコメントを求められると楽しげな表情で「ラクロスを始めて友人が出来たり、充実した大学生活を送ることが出来たりと良いことが多くあった。選抜や日本代表になるチャンスもあるので、頑張ってほしい」と語った。
*「2015年ラクロス東海チャレンジマッチ」のレポートトップページはこちらへ
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・中村徳人(岐阜大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
[左:東海学生選抜/右:WOLVES]
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
計
|
東海学生選抜
|
1
|
1 | 0 |
3
|
5
|
WOLVES
|
4
|
3 | 2 |
0
|
9
|
東海学生選抜 | WOLVES |
#7 中島 航平 (1) | #42 清家 悟 (4) |
#11 河原 亜民 (1) | #18 深澤 健太郎 (3) |
#13 佐藤 潤一 (1) | #3 東浦 功治 (2) |
#27 升迫 翔太 (1) | - |
#28 沼田 直人 (1) | - |
主審 | 八木 信之 |
副審 | 松井 秀彰 |
山口 悟史 | |
CBO | 原田 梨沙 |
第1Q
まず優位に試合を進めたのは東海学生選抜(以下、東海選抜)であった。WOLVESに対し圧倒的なフェイスオフからのボール奪取で攻め立てる。3分、東海選抜#65 間瀬、#28 沼田が果敢にシュートを放ちプレッシャーを掛けるも得点ならず。しかし直後にこぼれ球に反応した#13 佐藤が放ったシュートはゴールに吸い込まれ早くも東海選抜が先制、均衡を破る。
対するWOLVESは攻めあぐねる場面が目立つも高いクリア精度と正確なパス回しでシュートこそ無いものの東海選抜をじわじわと追い詰めていく。そして7分、一瞬の隙を突いて#18 深澤から#42 清家に、ゴール前へのパスが渡り#42 清家が鮮やかなビハインドシュート、WOLVESが同点に追いつく。その後WOLVESは#42 清家を中心に攻め立て、13分に再び#18 深澤とのコンビネーションで#42 清家がシュートを決め2点目。一気に逆転し波に乗ったWOLVESは17分にも#18 深澤から#42 清家のゴール裏でのコンビネーションで得点、更にわずか1分後には#18 深澤からの決定的なパスを、#3 東浦が冷静に決め4点目。WOLVESが3点リードで第1Qを終える。
第2Q
大きくリードされ、追いすがりたい東海選抜は#88 若山のフェイスオフから優位な展開に持ち込み#17宮崎、#44渡辺が立て続けにシュートを放つ。しかし地力で勝るWOLVESは3分、#42 清家のパスから#3 東浦が裏から抜け出しシュートを決め5点目。さらに1分後の4分、今度は#42 清家がゴール前に抜け出しビハインドシュートを決め6点目と東海選抜を突き放す。しかし意地を見せたい東海選抜、#66満園、#31西村、#3阪口、#5今尾らがわずか3分間に6本のシュートを放ち得点を狙うも、ポストに嫌われるなどの不運も重なり得点ならず。
その後互いにシュートを放つも得点の入らない時間帯が続き、堪らず東海選抜が15分にチームタイムアウトを要求する。しかし流れは止まらず、WOLVESの#18 深澤がビハインドシュートを決め点差はさらに広がってしまう。その後終了間際に東海選抜#7 中島がシュートを決め、点差を縮めるも、5点差と大きな点差がついてしまった第2Qとなった。
第3Q
大差をつけられ、ハーフタイムでの修正を図りたい東海選抜であったが#5今尾が痛恨のイリーガルボディチェックにより退場してしまう。60秒間1人少ない状態でのプレーを強いられることとなってしまう。その隙を見逃さなかったWOLVES、#3 東浦、#31 酒向が連続でシュートを放ち、人数有利の中チェイスで確実にボールを獲得し攻撃の手を休めない。そして#18 深澤のシュートがゴールに吸い込まれ、8点目。
その後東海選抜は#9野口をはじめ、立て続けにシュートを放つも決定打とはならず。東海選抜にパスミスなどのミスが目立ち始めると流れは再びWOLVESへ。#31 酒向、#18 深澤、#22 金森が立て続けにシュートを放ち得点を狙う。そして#31 酒向から絶妙なパスが#18 深澤に送られるとそのまま正確にシュート。ゴーリーも反応できず9点目が入る。その後互いにシュートを撃ち合うも得点には至らず。第3Q終了となった。
第4Q
ここまで圧倒的な点差をつけられてしまった東海選抜、このままでは終われないとばかりにクォーター開始直後から猛攻に出る。#12 相川が立て続けに3本のシュートを放ち反撃の兆しを見せると、足が止まり始めたWOLVESのディフェンスを嘲笑うかのように素早いパス回しで東海選抜がWOLVESを翻弄。そして#28 沼田が一瞬の隙を突いて放ったシュートはネットに突き刺さり東海選抜3点目。
WOLVESはその後4本のシュートを集中させ突き放しにかかるもWOLVESのお株を奪うかの様な速攻から東海選抜#27升迫が得点。あっという間に5点差に縮めた。さらに東海選抜の猛攻は止まらない。#88 若山のフェイスオフから主導権を握ると11分、すぐさま#11河原が得点を決め、なんと僅か5分で4点差にまで迫った。しかしその後は互いにシュートこそ放つも得点には結びつかず、2度のタイムアウトも膠着状態を打開するには至らず試合終了。5-9とWOLVESの勝利で終わった試合会場は熱気に包まれたまま幕を閉じた。
試合後WOLVES主将#42 清家は「昨年の関西選抜との試合を戦ったメンバーを集めた。タフな試合の中戦ってくれたメンバーには感謝したい」と話した。
またMVPに選出された#88 洞口はこれからラクロスを始める新入生に対してのコメントを求められると楽しげな表情で「ラクロスを始めて友人が出来たり、充実した大学生活を送ることが出来たりと良いことが多くあった。選抜や日本代表になるチャンスもあるので、頑張ってほしい」と語った。
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※東海学生選抜の選手たちが出場している第24回東海学生ラクロスリーグ戦は、8月12日(水)に開幕し、11月1日(日)の決勝戦に向けて、試合を実施しています。 ※WOLVESが出場している第1回東海クラブチームラクロスリーグ戦は、6月14日(日)に開幕し、試合を実施しています。 |
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・中村徳人(岐阜大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
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