一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2011年11月6日（日）　15:10試合開始
場所：東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

慶應義塾大学（白） vs 日本体育大学（青）



スコア

チーム	前半	後半	TOTAL
慶應義塾大学	6	4	10
日本体育大学	4	1	5

得点者

慶應義塾大学	日本体育大学
#99 出原 由佳子 (4)	#1 音田 有美 (2)
#87 佐藤 由佳 (3)	#22 中嶋 桃子 (2)
#10 戸花 夏緒里 (2)	#88 板敷 美穂 (1)
#20 小嶋 めぐみ (1)	－

審判員

主審	野田 淑子
副審	森山 さやか
	中本 裕子
	高橋 眞奈美

ゲームレポート
2011年11月6日、前日まで続いていた暖かさが消え、あいにくの雨模様の中、今年のFinal4も大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて幕をあけた。第1試合目は慶應義塾大学（以下、慶應） vs 日本体育大学（以下、日体）である。
慶應は、2009年・2010年と、2年連続でFinal4で日体に敗北しており、三度目の正直になるのか。一方の日体は、昨年の大学選手権王者である。追われる立場になった今どのようなプレーを見せてくれるのか、そして、大きなプレッシャーにどう立ち向かうのか。
そのような熱い戦いを前に会場は、低い気温とはうらはらに熱気に満ちていた。

15:10。ドローのホイッスルがフィールドに鳴り響いた。
最初のドローを獲ったのは日体の#51川田。そのままセットオフェンスに持ち込み、落ち着いてパスを回し、ゴールを狙う。そこで慶應のファウルにより、日体#22中嶋にフリーシュートのチャンスが与えられる。先制点を取りたい日体だったが、慶應の堅いディフェンスに阻まれボールは慶應に渡る。そこから早い切り替えを見せた慶應は、スムーズにクリアを繋ぎ#87佐藤の果敢な1対1からゴール前#10戸花にパス。先制点は慶應が奪った。
そこで流れを掴んだ慶應は落ち着いて攻め続け、フリーシュートのチャンスを掴む。#8谷北から#87佐藤にパスをだし、確実にシュートを決めた。
このまま引き下がれない王者日体も見せる。慶應のディフェンスをくぐり抜け、#1音田の華麗なシュートなどで2点を取り返す。
その後、日体のゾーンディフェンスの隙をついた慶應#99出原がカットインシュートを決め、日体も#88板敷のゴールにより試合は同点。両者譲らない戦いが続く。
日体の攻めは続くがゴールまで届かない。フリーシュートを与えられるも慶應ゴーリーにセーブされ、逆にクリアからの速攻で再び#99出原に決められる。
両者の激しい攻防が続くが、流れを掴んだのは慶應。慶應#20小嶋の1対1からゴール裏の慶應#10戸花へパス。ゴール裏からの1対1で2点目となるシュートを決めた。続いて慶應#33廣野のアシストにより#87佐藤が得点。
前半ラスト30秒。慶應のファウルによりボールを持った日体は、素早い攻めにより#22中嶋が気合いのシュートを決めた。

６－４、慶應の2点リードで後半開始。
ドローから慶應が流れを完全に掴む。日体のディフェンスに苦しめられるがボールは奪わせない。後半8分、慶應#87佐藤がシュートを決めたのをきっかけに、慶應#99出原が2点を決め、日体を引き離す。
その後、日体はブレークにより#22中島がシュートを決め流れを取り戻そうとするが、一方の慶應も#20小嶋が得点を決め、流れを掴みきれない。

試合は残り10分。両者共に攻め続けるもDFに阻まれ得点に繋がらない時間が続く。逆転のチャンスを掴みたい日体は王者の意地を見せ果敢にボールを追う。逃げ切りたい慶應はボールを繋ぎ、堅いディフェンスでシュートにまでいかせない。得点は動かぬまま、そこで試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

10－5で慶應のFinal進出が決定した。全体として流れを掴んでいたのは慶應だったが、日体も最後まで諦めずにボールを追い続けた。

熱い戦いを見せてくれた両者に観客からは大きな拍手が送られた。




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  ・Text：日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会・重松夏貴、横田夏穂、岩井萌未
・Photo：日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満