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日時：2012年11月10日（土）　11:00試合開始
場所：東京（世田谷区区）・駒沢オリンピック公園第二球技場

慶應義塾大学（白） vs 明治大学（青）



スコア

チーム	前半	後半	TOTAL
慶應義塾大学	5	4	9
明治大学	3	4	7

得点者

慶應義塾大学	明治大学
#99 出原 由佳子 (4)	#17 釼持 真衣 (4)
#0 谷山 なつき (1)	#41 稗田 早織 (2)
#3 小川 絵里子 (1)	#62　橋本 南美 (1)
#20 小嶋 めぐみ (1)	－
#38 細田 咲彩 (1)	－
#87 佐藤 由佳 (1)	－

審判員

主審	野田 淑子
副審	喜嶋 志穂子
	鶴見 美奈
	佐々木 育海

ゲームレポート
2012年11月10日（土）、駒沢オリンピック公園第二球技場にて、第25回関東学生ラクロスリーグ戦の男女決勝戦が行われた。女子の決勝は慶應義塾大学（以下、慶應） vs 明治大学（以下、明治）であり、観客を魅了する白熱した試合が繰り広げられた。

11:00、ドローにより試合が開始された。ボールがあまり上に上がらず再ドローが繰り返され緊張感が続く中、ボールを最初に保持したのは明治であった。どちらもディフェンスが固く、流れはどちらつかずであったが、前半開始3分、明治のボールアウトにより慶應のボールとなり、#20小嶋の左下からのパスへのカットインで慶應が先制点を奪った。
その後は明治が若干優位の状態で攻撃を続けていたが、ゴール前でのパスミスや慶應のゴーリー#15渡邉のナイスセーブが続き、明治は惜しくも得点に繋げられずにいた。しかし、明治#17釼持が1対1により得点を決め、1-1の同点となった。前半13分には、明治のセットプレーの際、裏から#62橋本が#17釼持のカットインにパスを入れ、#17釼持は本日2得点目を決めた。しかしその後すぐに慶応#38細田が1対1により得点を決め2-2となり、どちらも譲らない展開となった。

前半残り8分、明治が速攻で得点チャンスを作ったと思いきや、慶應がロングパスをインターセプトし、そのまま#3小川が得点を決め、3-2となった。その後、明治のファールが続き、前半残り3分で慶應#99出原がファールをされながらも得点を決め、4-2となり流れが慶應にきた。この得点に対し、明治はシューター・出原のスティックチェックを要請したが、スティックは合法と判定され、得点は認められた。
その後も前半残り2分で#87佐藤が得点を決め、明治は流れを断ち切りたい所であった。残り80秒で、明治#41稗田が、フリーシュートをゴーリーがセーブした後のこぼれ玉を押し込み、慶應の流れを上手く断ち切った。これにより前半は5-3で終了した。



慶應5-3明治で後半が始まる。後半の最初のドローを獲り、流れを掴みたい明治であったが、ファールを犯してしまい慶應ボールとなる。慶應は、そのままアタックの攻撃に持ち込むがダウンボールとなってしまう。明治がこのボールを奪い、#87宮本が強い仕掛けから慶應のファールを誘いフリーシュートのチャンスを得るが、慶應#15渡邉の好セーブに阻まれる。その直後、再び慶應のファールから明治のフリーシュートとなる。しかし、このフリーシュートは枠外。後半4分、何としても1点を決めたい明治は#17釼持がチェイスを獲った後、1対1を仕掛けシュート。このシュートを決め、5-4と1点差とする。
その後は、両校ともにクリアミスやパスミスからターンオーバーが続く。後半9分、慶應のファールから明治#17釼持が本日2本目のフリーシュート。このシュートを確実に決め、5-5の同点。ついに明治が慶應に追いつく。ここで慶應のタイムアウト。

タイムアウトが終わり、流れを変えたい慶應はドロー後のグラウンドボールを獲り、攻撃に持ち込む。後半11分、明治のフリースペーストゥーゴールのファールからフリーシュートを得た慶應#99出原がシュートを決め6-5とリード。ここで明治のタイムアウト。
タイムアウトが終わり、追いつきたい明治であったが流れは慶應。#33廣野がゴール裏からの1対1でシュートを決めるが、これはファールによりノーゴール。ここで明治はクリアを繋いで、#62橋本がシュートをきめ6-6の同点。
その後両校ともに譲らない試合展開が続く。後半18分、慶應#87佐藤からゴール前の#99出原に正確なパスが通り、慶應が1点を追加し7-6とし、明治を突き放そうとする。しかし、その3分後に慶應のファールから明治がフリーシュート。このシュートは外れたものの、そのチェイスを獲った明治は#41稗田が1対1を仕掛け、ゴール前からシュートを決め7-7。残り4分で、またしても同点の試合展開に応援は更に白熱。
そして、ドローが上がる。ドローを獲ったのは慶應、1対1を仕掛けるがゴール前11ｍ付近でボールダウン。このグラウンドボールを明治が獲り、明治の攻撃になるかと思われたがパスキャッチミスから再び慶應ボール。#87佐藤がシュートを撃つが、クリース内でバウンドしたボールは決まらず。しかし、このこぼれ球を#99出原がフォローし、残り2分で慶應がボールを保持。ここで慶應のタイムアウト。

タイムアウトが終わり、慶應のアタック陣による攻撃から試合が再開する。残り90秒、#0谷山が強い仕掛けからシュートを決め8-7とリード。このシュートに慶應の応援席は盛り上がる。試合時間は残り僅か、何としても1点を返したい明治であったがドローを獲ったのは慶應。アタックの攻撃に持ち込むが、ボールダウン。ここで、グラウンドボールを獲りたい明治であったがファールを犯してしまい、慶應ボール。慶應はボールを回し時間を稼ぐ。明治はボールを奪えない。残り10秒、慶応#99出原が1対1を仕掛けシュートを決め9-7の2点リード。ノータイムの声が上がる中、ドローが上がり、グラウンドボールへ。この混戦の中、明治がボールを獲ったが、ここで試合終了のホイッスル。

関東の決勝戦を制したのは、試合終了間際に2点を追加した慶應義塾大学であった。

（慶應義塾大学が出場する大学選手権大会・準決勝戦は、11月23日（金・祝）に、東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場で行われます）




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・Text：日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・小平安里沙（筑波大学）、曽根由梨香（青山学院大学）
・Photo：日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同広報部・大木佳奈