第26回ラクロス全日本選手権大会:準決勝戦(男子・京都会場)(2)・ゲームレポート

2015/12/19

日時:2015年12月12日(土) 11:00
場所:京都府(京都市)・宝が池球技場


FALCONS(白) vs 大阪大学(赤)

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ゲームレポート
 晴れ渡る青空の下、そして少し寒さを感じる中、第26回ラクロス全日本選手権大会・準決勝を宝が池球技場にて行った。
 全国クラブ1位のFALCONS(以下、FAL) 対 全国学生2位の大阪大学(以下、阪大)。FALが実力を見せつけ勝利するのか、それとも阪大が学生の意地をみせ、勝利するのか、注目の一戦が始まる。

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1Q
 フェイスオフを制したのはFAL。開始4分、FALはストーリングの警告をなされるも、#1・大庭がゴール裏の1対1からシュートを決める。その後すぐに#5・石黒が豪快なシュートを決め得点2-0。
 12分、阪大#41・安田がゴール前のグラウンドボールをすくい、シュートを決め1点を返す。クォーター後半、FALが落ち着いたクリアから得点を量産し、結果6-1とFALの流れのまま第1Q終了。

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2Q
 阪大によるスティックチェック申請により、FALのスティックが違法であると判断されたため、阪大のエキストラマンオフェンスから始まる。
 開始1分、阪大はエキストラマンオフェンス中、パス回しから、クリース前にいた#11・福間が確実にシュートを決める。
 さらに得点を重ねたい阪大だが、FALの攻撃に苦しまれる。5分、FAL#44・松下のシュートが決まると、その後立て続けにFALがクリアから得点を重ね9-2となる。

 追いつきたい阪大は、2回目のスティックチェックを申請。これが成功し、阪大に流れが傾き始め、12分、阪大の華麗なパス回しから最後は#41・安田がシュートを決める。流れが良い阪大は13分、ブレイクから#10山下(亮)が得点を決める。さらに阪大は#10・山下(亮)が連続で得点を決め、9-5と迫る。
 18分、FALのクリアからの得点が決まり、このまま前半終了と思われたが、前半終了直前、阪大#10・山下(亮)のシュートが決まり、得点10-6で前半終了。

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3Q
 勢いに乗る阪大は、開始2分、パス回しでFALを翻弄し、#7・福原が豪快なジャンプシュートを決め、10-7。すぐさまFALも反撃し、#5・石黒が得点を決める。
 その後、両者ともに見事なオフェンスを見せるもなかなか得点が決まらない。
 均衡を破ったのはFAL。13分、#91・本下が鋭いミドルシュートを決め12-7。さらに華麗なパス回しから#13・橋本のシュートが決まり13-7となって第3Q終了。

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4Q
 開始1分、FALはクリアから#5・石黒がシュートを決める。阪大も負けずと、果敢にゴールを狙いに行く。4分、#25・森が華麗なシュートを決めると、立て続けに、阪大は得点を決める。
 それに対しFALは10分、#5・石黒の落ち着いたシュートが決まり、阪大に点差を縮めさせないが、すぐさま、阪大が果敢に攻め込み、阪大#25・森が得点を決める。
 その後、阪大は、FALのディフェンスからなかなか得点できず、FALが連続で得点を決め、得点18-10で試合終了。

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 FALがクラブチームの技術と経験の差を見せつけ、見事勝利を収めた。対する阪大も、学生の若さとパッションを見せ、最後まで諦めない気持ちが感じられた素晴らしい試合だった。
 FALには12月20日(日)、東京都(江戸川区)・江戸川区陸上競技場で行う、第26回全日本選手権・決勝戦での活躍を期待したい。

ゲームフォト

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・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 京都会場実施本部 ゲームレポート班・福本昌也(同志社大学)、吉田一喜(関西大学)
Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西地区)・中山崇