2015女子19歳以下世界選手権:第2戦・イングランド戦
2015/07/25
2015年7月24日(金)/試合開始・12:30(日本時間・20:30)
19歳以下イングランド代表戦
スコア
得点者
個人賞
・Player of the Match:#11 Olivia Wimpenny (イングランド)
ゲームレポート
(追記:2015.7.25 20:08)
この日はイングランドとの、Poolを跨いだクロスオーバーゲーム(イングランドはPoolA(最上位Pool)に属する)。 ホーデノソーニーが大会欠場になったことに伴い、設定された。
この試合の勝敗がPool時点での順位に影響することは、大会形式上低いが、ペナルティーは累積される(※イエローカード2ポイント、イエローレッド4ポイント、レッドカード8ポイント。合計8ポイントで1試合出場停止)。10日間で9試合という厳しい日程の中で、この試合であまり体力の消耗もしたくはない。
このように、難しい判断が必要になる試合であるが、前日に圧倒的な強さでウェールズに快勝(19-2)しているイングランドに対して、どこまで通用するのか試すことができる絶好の機会である(※前回大会の最終成績:5位・ウェールズ、6位・スコットランド、7位・日本)。
速攻が得意なイングランドに対応するためライドの位置を修正し、攻撃時はじっくり時間を使ってイングランドの攻撃時間を減らす。ロースコアな戦いを挑む。
前半、それは成功する。今大会の日本代表は、ゆっくりとした攻撃で点を取ることができる。それはボールサイドに人数をかけ、激しいプレッシャーをかけてくるイングランドに対しても通用し、序盤から日本が得点を重ねることができ、冷静さを奪うことに成功した。しかし相手もタイムアウトで落ち着きを取り戻し、力で押し込まれる。それでも速攻では無失点に抑えることができ、1点差で後半へ。
後半、ドローの獲得率が極端に低下する。そのことでボールを持つことができず、失点が続く。最後までそこを修正することができなかった。
[左:イングランドの攻撃を防ぐ守備陣/右:後半、何度もイングランドのゴール前に攻め込む日本]
結局、イングランドを驚かせるところまではできたが、途中修正してきた相手に対して、新しいアイデアを作ることができなかった。ただ、これは、今後のスコットランド戦や、Poolでの結果の上位8ヶ国による決勝トーナメントで当たる可能性があるカナダやオーストラリア、アメリカに対しての策を作るためには、とても良い試合となった。
体格の差が大きく影響するドローで、いかに日本ボールにすることができるのか…。後半の一番大事な試合までに、しっかり作りあげたい。
【7月25日の予定】
9:30(日本時間・17:30) 第3戦・PoolC・韓国戦
・インターネット中継については、こちらのページをご覧ください
得点経過
*時間:中継映像からの大よその時間であり、公式時間ではありません。
ゲームフォト
[左:試合前のアップ/右:柴田アシスタントコーチの指示にも力が籠もる]
[左:試合開始のドロー/右:ディフェンスから攻撃の起点を作る主将・#11・小野寺]
[左:日本のチャンスに駆け上がる#6・一川/右:たびたび危ない場面を阻止した#7・田中]
[左:ハーフフィールドオフェンスを仕掛ける#9・玉置/右:積極的に攻撃を仕掛ける#10・野尾]
[左:前後半を通し積極的な守備を見せた#14・巻田/右:前半、同点弾を決めた#16・関口]
[左:得意とするクリース外でのプレーを見せるG・#2・竹本]
■第6回FIL女子19歳以下世界選手権大会・JLA特設ページはこちら
※出場選手・スタッフは、代表特設ページに掲載しています。
■日本ラクロス協会 twitter公式アカウントはこちらから (Twitterのページが開きます)
※世界選手権大会中は、試合結果を日本ラクロス協会HP『.Relax(ドット・リラックス)』で更新すると共に、Twitter協会公式アカウントでも試合速報をお伝えする予定です。
・ハッシュタグは、「#laxjpnfan」です。
Text by:2015年度19歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・敷浪一哉
Photo by:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都、同マネージャー・渡辺優
19歳以下イングランド代表戦
スコア
チーム
|
前半 | 後半 |
TOTAL
|
日本
|
4
|
1
|
5
|
イングランド
|
5
|
5
|
10
|
19歳以下日本代表 |
#3 平野 薫 (1)
|
#10 野尾 明日佳(1)
|
#13 抜井 愛海(1)
|
#16 関口 紗生(1)
|
#17 桑島 響子 (1)
|
・Player of the Match:#11 Olivia Wimpenny (イングランド)
ゲームレポート
(追記:2015.7.25 20:08)
この日はイングランドとの、Poolを跨いだクロスオーバーゲーム(イングランドはPoolA(最上位Pool)に属する)。 ホーデノソーニーが大会欠場になったことに伴い、設定された。
この試合の勝敗がPool時点での順位に影響することは、大会形式上低いが、ペナルティーは累積される(※イエローカード2ポイント、イエローレッド4ポイント、レッドカード8ポイント。合計8ポイントで1試合出場停止)。10日間で9試合という厳しい日程の中で、この試合であまり体力の消耗もしたくはない。
このように、難しい判断が必要になる試合であるが、前日に圧倒的な強さでウェールズに快勝(19-2)しているイングランドに対して、どこまで通用するのか試すことができる絶好の機会である(※前回大会の最終成績:5位・ウェールズ、6位・スコットランド、7位・日本)。
速攻が得意なイングランドに対応するためライドの位置を修正し、攻撃時はじっくり時間を使ってイングランドの攻撃時間を減らす。ロースコアな戦いを挑む。
前半、それは成功する。今大会の日本代表は、ゆっくりとした攻撃で点を取ることができる。それはボールサイドに人数をかけ、激しいプレッシャーをかけてくるイングランドに対しても通用し、序盤から日本が得点を重ねることができ、冷静さを奪うことに成功した。しかし相手もタイムアウトで落ち着きを取り戻し、力で押し込まれる。それでも速攻では無失点に抑えることができ、1点差で後半へ。
後半、ドローの獲得率が極端に低下する。そのことでボールを持つことができず、失点が続く。最後までそこを修正することができなかった。
[左:イングランドの攻撃を防ぐ守備陣/右:後半、何度もイングランドのゴール前に攻め込む日本]
結局、イングランドを驚かせるところまではできたが、途中修正してきた相手に対して、新しいアイデアを作ることができなかった。ただ、これは、今後のスコットランド戦や、Poolでの結果の上位8ヶ国による決勝トーナメントで当たる可能性があるカナダやオーストラリア、アメリカに対しての策を作るためには、とても良い試合となった。
体格の差が大きく影響するドローで、いかに日本ボールにすることができるのか…。後半の一番大事な試合までに、しっかり作りあげたい。
【7月25日の予定】
9:30(日本時間・17:30) 第3戦・PoolC・韓国戦
・インターネット中継については、こちらのページをご覧ください
得点経過
*時間:中継映像からの大よその時間であり、公式時間ではありません。
前後半 | 時間 (*) | 日本 | イングランド | スコア |
前半 | 2分頃 | #3 平野 薫 | 1-0 | |
5分頃 | #10 野尾 明日佳 | 2-0 | ||
9分頃 | #13 拔井 愛海 | 3-0 | ||
10分頃 | #3 Alex Drewe | 3-1 | ||
19分頃 | #3 Alex Drewe | 3-2 | ||
22分頃 | #5 Alice Cranwell | 3-3 | ||
23分頃 | #11 Liv Wimpenny | 3-4 | ||
25分頃 | #16 関口 紗生 | 4-4 | ||
29分頃 | #11 Liv Wimpenny | 4-5 | ||
後半 | 10分頃 | Taya Jackson | 4-6 | |
11分頃 | Liv Wimpenny | 4-7 | ||
15分頃 | Alice Cranwell | 4-8 | ||
16分頃 | Luci Delaney | 4-9 | ||
19分頃 | #17 桑島 響子 | 5-9 | ||
25分頃 | Luci Delaney | 5-10 | ||
30分頃 | G・#2 小野木がセーブした後、 #17 桑島がカウンターを仕掛けた所で試合終了 |
5-10 |
[左:試合前のアップ/右:柴田アシスタントコーチの指示にも力が籠もる]
[左:試合開始のドロー/右:ディフェンスから攻撃の起点を作る主将・#11・小野寺]
[左:日本のチャンスに駆け上がる#6・一川/右:たびたび危ない場面を阻止した#7・田中]
[左:ハーフフィールドオフェンスを仕掛ける#9・玉置/右:積極的に攻撃を仕掛ける#10・野尾]
[左:前後半を通し積極的な守備を見せた#14・巻田/右:前半、同点弾を決めた#16・関口]
[左:得意とするクリース外でのプレーを見せるG・#2・竹本]
■第6回FIL女子19歳以下世界選手権大会・JLA特設ページはこちら
※出場選手・スタッフは、代表特設ページに掲載しています。
■日本ラクロス協会 twitter公式アカウントはこちらから (Twitterのページが開きます)
※世界選手権大会中は、試合結果を日本ラクロス協会HP『.Relax(ドット・リラックス)』で更新すると共に、Twitter協会公式アカウントでも試合速報をお伝えする予定です。
・ハッシュタグは、「#laxjpnfan」です。
Text by:2015年度19歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・敷浪一哉
Photo by:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都、同マネージャー・渡辺優
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