2014年男子日本代表・第2回練習会(1月25日~26日)
2014/01/29
2014年1月25日(土)に東京都(品川区)・大井埠頭中央海浜公園第2球技場、26日(日)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第2球技場にて、男子日本代表の第2回練習会を行いました。今回の練習会には40名が参加し、前回の練習会よりもより密度の濃い練習となりました。
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第1回練習会では、基礎的なメニューを組み、「選択肢」という考え方を選手達に刷り込むことを第一に考えて行いましたが、今回はより実践的に、選手達自身が理解することに重点を置きました。
両日共に、5対4や6対5、6対6等の局面練習を主に行いました。オフェンス中心のメニュー、ディフェンス中心のメニューと、内容は場面によって変わりましたが、目的は首尾一貫して、より多くの「選択肢」を持つことでした。
ボールを持っている選手(以下:ボールマン)の周りに味方を集め選択肢を増やす。この「選択肢」というのは、ボールマンが良い状態でボールを受け、ボールの動く先を前後左右の4カ所に持ち、プレーの選択肢を増やす事です。これによりボールマンの周辺状況が良くなり、ディフェンス側は次のプレーを読めなくなり、ボールは前に進みやすくなります。敵に守られる前にボールの位置を動かしゴールを目指すことが出来れば、得点機会は増えるでしょう。つまり、多くの選択肢を持つ事は相手から効果的にスペースを奪い取り、得点を決めること、そして勝つこととイコールとなるのです。
今の日本のオフェンスは、どうしてもボールマンよりも前を走る選手が多くなってしまったり、ディフェンスの中に突っ込んでいってしまったりする選手が多く見られます。国内では通用するそのプレーも、レベルの高い他国のディフェンス相手には通用しません。5対4や6対5などは人数が少なく、選択肢が限られるため、動き方を理解するのに有効なメニューであると言えます。
これらを「理解」することは、実は難しいことではないのです。「いかにシンプルにやるか」そう大久保ヘッドコーチは常々口にしています。より良い状態でボールを受け、より多くの選択肢を持つこと、それだけなのです。それを難しくしているのは、選手達自身とも言えます。今までの考え方や癖が、このシンプルな考えを難しくしていってしまっているのです。これは6対6だけではなく、2対1という最もシンプルな段階から如実に表れています。
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前回の練習会では参加人数も多く、コーチ陣の言葉をただ聞いて動くという光景も少なくありませんでした。しかし、今回は選手同士で指摘し合い、より能動的に練習が行われました。それだけ、選手達が理解しようと努力しているということなのかもしれません。開アシスタントコーチが言うように、理解しないまま、違うことをたくさんやっても「意味が無い」のです。
選手達は、新しいことを吸収、理解しようと悩みながらも練習に励んでいます。世界選手権大会まで残り約6ヶ月。時間は限られていますが、選手達の今後の成長に期待していきます。
今回の練習の最後に、代表選手23名、補欠選手12名を選出しました。
今後の練習会では、常に「今」の日本代表選手23名を選出していきます。(世界選手権大会に参加出来る選手は23名のみ)
次回練習は、2月8日(土)、9日(日)、両日共に大井埠頭中央海浜公園第2球技場にて行います。
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[左:選手間での意見交換も頻繁に行われる/右:トレーニングを指導する高橋ストレングスコーチ]
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[左右:両日ともに国際審判員が練習に参加]
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[左:選手のケア・サポートをする千葉トレーナーらチームスタッフ/右:練習を取材する広報部スタッフ]
Text by:日本ラクロス協会広報部・瀧ヶ平絵里
Photo by:日本ラクロス協会国際部・陶器淳、他
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第1回練習会では、基礎的なメニューを組み、「選択肢」という考え方を選手達に刷り込むことを第一に考えて行いましたが、今回はより実践的に、選手達自身が理解することに重点を置きました。
両日共に、5対4や6対5、6対6等の局面練習を主に行いました。オフェンス中心のメニュー、ディフェンス中心のメニューと、内容は場面によって変わりましたが、目的は首尾一貫して、より多くの「選択肢」を持つことでした。
ボールを持っている選手(以下:ボールマン)の周りに味方を集め選択肢を増やす。この「選択肢」というのは、ボールマンが良い状態でボールを受け、ボールの動く先を前後左右の4カ所に持ち、プレーの選択肢を増やす事です。これによりボールマンの周辺状況が良くなり、ディフェンス側は次のプレーを読めなくなり、ボールは前に進みやすくなります。敵に守られる前にボールの位置を動かしゴールを目指すことが出来れば、得点機会は増えるでしょう。つまり、多くの選択肢を持つ事は相手から効果的にスペースを奪い取り、得点を決めること、そして勝つこととイコールとなるのです。
今の日本のオフェンスは、どうしてもボールマンよりも前を走る選手が多くなってしまったり、ディフェンスの中に突っ込んでいってしまったりする選手が多く見られます。国内では通用するそのプレーも、レベルの高い他国のディフェンス相手には通用しません。5対4や6対5などは人数が少なく、選択肢が限られるため、動き方を理解するのに有効なメニューであると言えます。
これらを「理解」することは、実は難しいことではないのです。「いかにシンプルにやるか」そう大久保ヘッドコーチは常々口にしています。より良い状態でボールを受け、より多くの選択肢を持つこと、それだけなのです。それを難しくしているのは、選手達自身とも言えます。今までの考え方や癖が、このシンプルな考えを難しくしていってしまっているのです。これは6対6だけではなく、2対1という最もシンプルな段階から如実に表れています。
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前回の練習会では参加人数も多く、コーチ陣の言葉をただ聞いて動くという光景も少なくありませんでした。しかし、今回は選手同士で指摘し合い、より能動的に練習が行われました。それだけ、選手達が理解しようと努力しているということなのかもしれません。開アシスタントコーチが言うように、理解しないまま、違うことをたくさんやっても「意味が無い」のです。
選手達は、新しいことを吸収、理解しようと悩みながらも練習に励んでいます。世界選手権大会まで残り約6ヶ月。時間は限られていますが、選手達の今後の成長に期待していきます。
今回の練習の最後に、代表選手23名、補欠選手12名を選出しました。
今後の練習会では、常に「今」の日本代表選手23名を選出していきます。(世界選手権大会に参加出来る選手は23名のみ)
次回練習は、2月8日(土)、9日(日)、両日共に大井埠頭中央海浜公園第2球技場にて行います。
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[左:選手間での意見交換も頻繁に行われる/右:トレーニングを指導する高橋ストレングスコーチ]
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[左右:両日ともに国際審判員が練習に参加]
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[左:選手のケア・サポートをする千葉トレーナーらチームスタッフ/右:練習を取材する広報部スタッフ]
Text by:日本ラクロス協会広報部・瀧ヶ平絵里
Photo by:日本ラクロス協会国際部・陶器淳、他
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