第26回ラクロス全日本選手権大会:準決勝戦(女子・京都会場)(2)・ゲームレポート
2015/12/19
日時:2015年12月12日(土) 14:30
場所:京都府(京都市)・宝が池球技場
FUSION(白) vs 関西学院大学(黄)
*ゲームスコア・得点者ページはこちら
ゲームレポート
2015年12月12日(土)、12月とは思えない暖かい日差しが照り付ける中、宝が池球技場において、第26回ラクロス全日本選手権大会準決勝、FUSION(以下、FUS) 対 関西学院大学(以下、関学)の試合を行った。
前半
試合開始のドローは、FUS#17・水戸、関学#57・兼任で始まった。ドローを獲ったのは関学。勢いよく攻め、シュートを積極的に撃つが惜しくもゴーリーにセーブされる。
FUSは見事なロングパスを繋ぎ一気にゴール前までボールを運ぶ。開始2分、ゴール前で起きたダウンボールを両者とも果敢に詰め、ゲットしたFUS#27・谷山がシュートを撃ち込み先制点をあげた。
流れを掴んだFUSはその後もドローをゲットし、3分、FUS#12・河合による、ディフェンスをかわしたセンターからのシュートが決まった。攻め気の絶えないFUSは5分、#17・水戸がゴール右裏からのパスを受け取りそのまま鋭いシュートを撃ち込みFUSの3点目が決まった。
流れを掴まれ焦る関学だが8分、#72・山田がゴール裏から1対1を仕掛け、持ち前の技術で華麗にディフェンスをかわしシュートを決め、関学の1点目が入る。
その後は両者ともに譲らず、積極的にシュートを狙うが互いの堅いディフェンスに阻まれ中々シュートを決めることができない。
22分、関学のファウルによりFUSのチャンスが巡ってくる。フリーシュートを託されたのはFUS#12・河合であり2人のディフェンスに寄られるも落ち着きを見せ、自身2得点目となるシュートで4-2となる。
関学はタイムアウト後、ドローをFUSに獲られるもディフェンスの連携したプレーでボールを奪い返し、24分、関学#76・三浦による右上からの1対1を仕掛け、バランスを崩すも意地でゴールに突き刺した。
その後ドローをゲットしたのはFUS。失点を埋めるかのようにオフェンスの速い展開が繰り広げられ、FUS#31・堀田による左上からのゴールの枠の際を狙ったシュートが決まり会場を沸かせた。その後、ホイッスルが鳴り5-2で前半を終了した。
後半
後半のドローはFUSがゲットし、攻めるもゴーリーの見事なセーブにより点が決まらない。関学のオフェンスも調子が出ず、またもやFUSのボールとなりターンオーバーで攻めが始まるも、関学の厚いライドによりゴール前までボールを運べない。
関学は、相手の隙を狙いインターセプトをし、セットオフェンスまで持ち込み、フリーシュートのチャンスをものにする。開始5分、関学#76・三浦による2番ハッシュからのシュートを確実にものにした。流れに乗りたい関学はその後のドローを獲り、セットオフェンスまで運びフリーシュートをうまく利用した計算高いパスにより10分、関学#72・山田によるゴール裏からの鋭いシュートを決め、5-4で1点差に縮めた。
互いに緊張感のあるプレーで観客も盛り上がるなか、後半19分、FUS#17・水戸のアシストによりパスをもらった#16・板敷はゴーリーの隙をつくシュートでゴールネットを揺らした。
残り5分、点差は2点、焦る関学とさらに突き放したいFUSであるが、関学の意地とプライドでボールを譲らず粘った末の24分、関学#57・兼任が期待を裏切らない完璧なシュートで1点差まで詰め寄った。
ラスト1分観客が手に汗握る中、互いに全力でボールに食らいつくも試合終了のホイッスルが鳴り響き、6-5でFUSが勝利を収め、決勝への切符を手にした。
試合は両者ともに一歩も譲らない白熱した戦いで観客を魅了した。
FUSは、クラブチーム1位にふさわしいプレーを見せてくれた。12月20日に行われる決勝戦でもそ の意地を発揮してほしい。
一方、関学はこの試合で今季の戦いは終了したが、最後まで諦めない姿は関学らしく観客を感動させた。この試合の悔しさを糧にし て、来季のリーグ戦に繋げてほしい。
ゲームフォト
*『第26回ラクロス全日本選手権大会』特設ページはこちら
・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 京都会場実施本部 ゲームレポート班・横山沙樹(神戸松蔭女子学院大学)、藤本有里香(桃山学院大学)、糸谷和恵(神戸学院大学)、長畑滋織(龍谷大学)
・Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西地区)・中山崇
場所:京都府(京都市)・宝が池球技場
FUSION(白) vs 関西学院大学(黄)
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ゲームレポート
2015年12月12日(土)、12月とは思えない暖かい日差しが照り付ける中、宝が池球技場において、第26回ラクロス全日本選手権大会準決勝、FUSION(以下、FUS) 対 関西学院大学(以下、関学)の試合を行った。
前半
試合開始のドローは、FUS#17・水戸、関学#57・兼任で始まった。ドローを獲ったのは関学。勢いよく攻め、シュートを積極的に撃つが惜しくもゴーリーにセーブされる。
FUSは見事なロングパスを繋ぎ一気にゴール前までボールを運ぶ。開始2分、ゴール前で起きたダウンボールを両者とも果敢に詰め、ゲットしたFUS#27・谷山がシュートを撃ち込み先制点をあげた。
流れを掴んだFUSはその後もドローをゲットし、3分、FUS#12・河合による、ディフェンスをかわしたセンターからのシュートが決まった。攻め気の絶えないFUSは5分、#17・水戸がゴール右裏からのパスを受け取りそのまま鋭いシュートを撃ち込みFUSの3点目が決まった。
流れを掴まれ焦る関学だが8分、#72・山田がゴール裏から1対1を仕掛け、持ち前の技術で華麗にディフェンスをかわしシュートを決め、関学の1点目が入る。
その後は両者ともに譲らず、積極的にシュートを狙うが互いの堅いディフェンスに阻まれ中々シュートを決めることができない。
22分、関学のファウルによりFUSのチャンスが巡ってくる。フリーシュートを託されたのはFUS#12・河合であり2人のディフェンスに寄られるも落ち着きを見せ、自身2得点目となるシュートで4-2となる。
関学はタイムアウト後、ドローをFUSに獲られるもディフェンスの連携したプレーでボールを奪い返し、24分、関学#76・三浦による右上からの1対1を仕掛け、バランスを崩すも意地でゴールに突き刺した。
その後ドローをゲットしたのはFUS。失点を埋めるかのようにオフェンスの速い展開が繰り広げられ、FUS#31・堀田による左上からのゴールの枠の際を狙ったシュートが決まり会場を沸かせた。その後、ホイッスルが鳴り5-2で前半を終了した。
後半
後半のドローはFUSがゲットし、攻めるもゴーリーの見事なセーブにより点が決まらない。関学のオフェンスも調子が出ず、またもやFUSのボールとなりターンオーバーで攻めが始まるも、関学の厚いライドによりゴール前までボールを運べない。
関学は、相手の隙を狙いインターセプトをし、セットオフェンスまで持ち込み、フリーシュートのチャンスをものにする。開始5分、関学#76・三浦による2番ハッシュからのシュートを確実にものにした。流れに乗りたい関学はその後のドローを獲り、セットオフェンスまで運びフリーシュートをうまく利用した計算高いパスにより10分、関学#72・山田によるゴール裏からの鋭いシュートを決め、5-4で1点差に縮めた。
互いに緊張感のあるプレーで観客も盛り上がるなか、後半19分、FUS#17・水戸のアシストによりパスをもらった#16・板敷はゴーリーの隙をつくシュートでゴールネットを揺らした。
残り5分、点差は2点、焦る関学とさらに突き放したいFUSであるが、関学の意地とプライドでボールを譲らず粘った末の24分、関学#57・兼任が期待を裏切らない完璧なシュートで1点差まで詰め寄った。
ラスト1分観客が手に汗握る中、互いに全力でボールに食らいつくも試合終了のホイッスルが鳴り響き、6-5でFUSが勝利を収め、決勝への切符を手にした。
試合は両者ともに一歩も譲らない白熱した戦いで観客を魅了した。
FUSは、クラブチーム1位にふさわしいプレーを見せてくれた。12月20日に行われる決勝戦でもそ の意地を発揮してほしい。
一方、関学はこの試合で今季の戦いは終了したが、最後まで諦めない姿は関学らしく観客を感動させた。この試合の悔しさを糧にし て、来季のリーグ戦に繋げてほしい。
ゲームフォト
*『第26回ラクロス全日本選手権大会』特設ページはこちら
・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 京都会場実施本部 ゲームレポート班・横山沙樹(神戸松蔭女子学院大学)、藤本有里香(桃山学院大学)、糸谷和恵(神戸学院大学)、長畑滋織(龍谷大学)
・Photo:日本ラクロス協会広報部次長(関西地区)・中山崇
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