一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2017年11月4日（土）　16:30試合開始
会場：大阪府（大阪市）・鶴見緑地スタジアム（鶴見緑地球技場）

関西学院大学（白） vs 関西大学（紺）


［左：関西学院大学／右：関西大学］

スコア

チーム	前半	後半	合計
関西学院大学	5	2	7
関西大学	2	6	8

得点者

関西学院大学	関西大学
#51・鬼頭 加奈美・（2）	#11・立岡 理奈・（2）
#65・大久保 南・（2）	#71・作間 美紀・（2）
#75・細川 利沙・（2）	#8・坂本 奈津希・（1）
#21・青木 佑夏・（1）	#15・齋藤 綺乃・（1）
ー	#62・南日 優里・（1）
ー	#75・南日 美穂・（1）

審判員

主審	植田 千晶
副審	阿部 祐子
	山下 理沙
テーブルオフィシャル	上田 陽子

ゲームレポート
　2017年11月4日（土）、秋空が広がり肌寒さを感じる大阪府（大阪市）・鶴見緑地スタジアムにおいて、第28回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル4準決勝、関西学院（以下、関学）対関西大学（以下、関大）の試合を行った。


前半
　試合開始のドローは関学＃75細川と関大＃34泉川で始まった。最初のドローを獲ったのは関学であった。
開始30秒で関学#65大久保が先制点を決めた。続けて#75細川によるシュートで2点目を決める。関大#11立岡が関学DFを抜き去りシュートを決め2-1となる。
開始6分、関大のファウルにより関学#75細川がフリーシュートのチャンスをものにした。その後も関学#21青木によるダッヂで点を決め、4-1となる。関大も何度もゴールに向かうが、関学の攻めのDFによりなかなかシュートが決まらない。開始14分、相手の隙をついた関学#65大久保の裏からのカットインにより5-1とし点差を広げた。流れを止めたい関大はグラウンドボールを奪い、#8坂本がシュートを決める。
ラスト3分、関学の攻撃が続くが、関大の守りも堅くすぐ点には繋がらない。5-2で前半終了のホイッスルがなった。



後半
　後半のドローは関学#75細川と関大#34泉川で試合が始まった。ドローを獲ったのは関大。
ドローから関大は正確なパスを回し、スピードのある裏からの1対1により#71作間がシュートを決め、5-3となる。追加点を奪いたい関大は相手のファウルによりフリーシュートのチャンスを得て、#15斎藤が力強いシュートを入れ4点目を重ねる。勢いに乗った関大はその後#71作間がグラウンドボールを制しそのままゴールに向かいシュートを決め、5-5と同点となる。
点を取られたくない関学も相手のキープミスからボールを奪いシュートに向かうも関大ゴーリー#16氏家の見事なセーブによりボールを奪われる。開始12分、関大はゴーリーセーブから速攻でゴールに向かい、#75南日(美)が勢いよくシュートを放ち、5-6となり関学を追い越した。
その後、関学がフリーシュートの機会を得るも惜しくも決めきれず。そのまま関大ボールとなり、素早いパスを繋がれ#62南日(優)のシュートが入り、5-7となり関大の流れが止まらない。
ラスト2分前、両者パスの乱れが見られる中、関学#51鬼頭のゴール裏からの1対1による正確なシュートが決まり、6-7と1点差に縮める。その後も関学がドローを獲るがファウルにより関大ボールとなり、DFを寄せ付けないパスから、#11がシュートを打ち込み6-8と関学を追いつかせない。
試合終了わずかとなり関学がドローを獲り、そのままの勢いで#21青木がシュートを決め、7-8となった。関学は残り時間わずかでゴールに向かうが決まらず、関大の勝利で試合が終了した。

　両チームとも激しい攻防戦が続き、見ている観客を魅了する試合だった。昨年王者の関学の四連覇を阻止した関大はこのままの勢いで、初の決勝舞台に臨んでほしい。関学は惜しくも連覇を逃してしまったが、意地を見せる試合だった。来年もこの場所に戻ってきてほしい。
 





Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班・梅本智恵梨（神戸学院大学）、宮崎菜々子（龍谷大学）
Photo by Photo by 日本ラクロス協会広報部次長（関西地区）・中山崇