関東学生リーグ戦レポート:女子戦・東京家政 対 西武文理

2015/11/12

日時:2015年8月16日(日) 16:10試合開始
会場:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

4部Bブロック:東京家政大学(白) 対 西武文理大学(赤)

第28回関東学生ラクロスリーグ戦には、男子39チーム・女子61チームの計100チームが出場しています。
各チームの試合の模様を、日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会info班の学生スタッフがお伝えします。


試合2試合1

スコア
チーム
前半
後半
東京家政大学
6
4
10
西武文理大学
4
3
7
ゲームレポート
 8月16日(日)、時折涼しい風が吹き快晴で日差しのパワーが眩しく感じられる今日、第28回関東学生ラクロスリーグ戦、東京家政大学(以下、東京家政) 対 西武文理大学(以下、西武文理)の試合を、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場で行った。

前半
 16:10、試合開始のホイッスルが鳴ると同時にドローが上がり、最初のドローを獲ったのは西武文理である。ゴールまでボールを運びゴール前の味方までパスを出すも東京家政のゴーリーがタイミングよくパスカットをし、そこから東京家政の攻めが始まる。東京家政#30・小林から#23・佐藤にパスを繋ぎ、試合開始4分、そのまま華麗なシュートを撃ち1-0となる。
 その後も東京家政がボールを運び攻めるがパスが通らず、西武文理がパスカットをして西武文理の手でボールが回されるが、再び東京家政のボールになると、パスをゴール裏まで繋ぎ、東京家政#30・小林がゴール前にいた#51・小池に正確なパスを繋ぎそのままの勢いでシュートを撃ち、東京家政が2点リード。
 しかし西武文理も、ボールを取ると点を取り返そうとゴール前までボールを運びシュートを撃つが、東京家政のゴーリーの素早い判断によりセーブされる。東京家政のゴーリーはそのまま長距離のパスを出し、ボールは一気に西武文理のゴール前までパスが繋がるが、東京家政のファールにより西武文理にチャンスが訪れる。そのチャンスを逃さず一気に攻め返す西武文理。途中でボールダウンがあったものの#17・菅原がすかさずグラウンドボールを獲り、#13・今井がパスを受け取り鋭いシュートを撃つ。2-1となった。

 西武文理にゴールを許してしまった東京家政は華麗なパス回しでシュートに向かうが西武文理のゴーリーのナイスセーブにより、得点を阻まれる。西武文理もゴーリーを起点に一気に攻めるが東京家政の守りが堅くなかなかゴールまでたどり着かない。パスを回しシュートに行けるタイミングを伺うが、東京家政がボールを取り返し素早くゴールに向かう。そして東京家政#51・小池がゴール裏から素早く回り込みシュートを撃ち、3-1となる。勢いに乗った東京家政は18分、#8・本郷がゴール前から鋭いシュートを撃ち4-1となる。

 そのまま東京家政が勢いに乗り続けるかと思いきや、パスミスでグラウンドボールになると、これを西武文理が獲り21分、#39・川合がシュートを撃ち4-2となり、着実に点差を狭めていく。苦しくなった東京家政はタイムアウトを取り気を取り直すが、試合再開後、西武文理がボールを取ると、ゴール前に攻め込んだ時に東京家政のファールにより再び西武文理にチャンスが訪れる。ゴール裏からパスを出しゴーリーの不意を突き#7・飯島が鋭いシュートを撃ち4-3となり追い上げる。
 試合の流れが西武文理に来たと思われたが、東京家政は素早いパス回しから、西武文理のDFがマークにつく間もなく#7・新海と#51小池が連続で得点をあげ6-3となる。だが前半終了と思われたその時、西武文理はゴール上から仕掛けると、東京家政のDFが粘り強くついたものの、それを上回るスピードで駆け抜けシュートを撃ち6-4で前半が終了した。
 東京家政は2点リードしたものの、前半終了2秒前で決めた西武文理の1点は重き1点となりのしかかったのではないだろうか。

試合3試合4

後半
 16時55分、後半がスタートし、2点を追う西武文理が最初のドローを奪い、一気に攻め込んでいく。シュートを撃ち、ゴーリーにセーブされながらも、ダウンボールを確実に獲り西武文理のポゼッションが続く。しかし、東京家政のナイスディフェンスにより得点に結びつけることができない。
 ここで、ボールを奪った東京家政がチャンスを逃すまいと勢いに乗り、ゴール前までボールを運び、2分、#82・大塚が貴重な1点を決め、7-4となる。そしてまた、後半3分、5分に#51・小池と、#12・下村が次々とシュートを決め、9-4となり、東京家政が点差を開いていく。

 しかし、西武文理はこれ以上点差を開かせまいと、ゴーリーのナイスセーブから勢いを取り戻していく。後半9分、一人一人の気持ちが一つになり、確実にパスを回し、西武文理#7・飯島がゴール前15mのラインから、ゴール前にスタンバイしていた#13・今井にパスをし、#13・今井が鋭いシュートを決め、9-5と1点取り返した。
 その後、西武文理は粘り強いディフェンスを見せ、東京家政の攻撃を防ぎ、自分たちのペースに試合を運んでいく。そして、後半12分と17分に西武文理#7・飯島と#13・今井がシュートを決め、9-7と一気に点差を縮めていく。

 この勢いで西武文理は残り2点を追いつきたかったが、焦りからかファールが多くなる。その間に、東京家政は落ち着きを取り戻し、攻撃の展開を作り出し、後半残り2分、東京家政#8・本郷が勢いのあるシュートを決め、10-7となる。
 その後も互いに一歩も引かぬ戦いが続くが、試合終了のホイッスルが鳴り、10-7と、東京家政の勝利で幕を閉じた。

試合5試合6


選手インタビュー
 この試合の選手インタビューは、東京家政大学#51・小池温子選手です。

試合6

試合を終えて今の気持ちを教えて下さい。
「とても、嬉しいです。3部昇格という言葉を毎日目標に掲げていたため、ここで勝利できて本当に嬉しいです」

こだわったプレーは何かありますか。
「上からのシュートを意識しました」

スタンドの皆様に一言お願いします。
「暑い中の応援ありがとうございます。3部昇格に向けて戦っていくので、よろしくお願いします」


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11月28日に、大学日本一が決まる!」
 大会:第7回全日本ラクロス大学選手権大会
 日程:決勝戦/2015年11月28日(土)
 会場:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場

 関東学生リーグ戦に出場するチームが目指す、大学の頂点を決める戦いを、ぜひご覧ください!
  *大会特設ページはこちら
過去の優勝校 男子 女子
第6回 (2014) 慶應義塾大学 明治大学
第5回 (2013) 早稲田大学 慶應義塾大学
第4回 (2012) 慶應義塾大学 慶應義塾大学
第3回 (2011) 早稲田大学 関西学院大学
第2回 (2010) 早稲田大学 日本体育大学
第1回 (2009) 一橋大学 東海大学
大学選手権1大学選手権2
大学選手権決勝


  ・Text:日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・井草希名理(明星大学)、平原玲奈(創価大学)
・Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同事務局次長補佐(関東地区)・浅井威宏