第25回東海学生ラクロスリーグ戦・開幕戦(女子)
2016/09/23
2016年8月13日(土)、ここ最近の悪天候と打って変わり、晴れ渡る青空の下、愛知県(名古屋市)・港サッカー場にて第25回東海学生ラクロスリーグ戦開幕戦(女子)を行った。
昨年、東海制覇を成し遂げた南山大学(以下、南山)と、昨年のリーグ戦で惜しくも2位であった愛知教育大学(以下、愛教)の負けられない戦いが幕を開けた。
[左:南山大学/右:愛知教育大学]
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
前半
南山#64・今井と愛教#0・堀口によるドローで試合が始まった。最初のドローを制したのは愛教#50・中村であった。そこから愛教が華麗なパス回しで一気に南山ゴール目前までボールを運ぶ。このまま愛教の攻撃に入ると思われた。しかし、初戦の緊張のためかボールダウンさせてしまう。そのルーズボールに対し、いち早く反応した南山がすかさずボールを奪い返した。
ゴーリーにボールを回し、落ち着けてから南山#19・中尾が確実にクリアを上げ、オフェンスにボールを預ける。何とかマイボールにしたい愛教は必死にディフェンスをするが、ここで愛教#51・成田にイエローカードが出る。人数不利となり苦しい状況となった愛教。南山はこのチャンスを見逃さず、一気にゴール裏までボールを運ぶ。そしてゴール前へ選手がカットインしてくるチャンスを待つ。しかし、愛教の厳しいディフェンスに阻まれ1度目のカットインは失敗に終わる。
しかし、失敗して発生したグラウンドボールを確実に取り、もう1度南山のポゼッションから始まる。2度目のカットインを仕掛けるもパスとタイミングが合わず、再びグラウンドボールが発生する。愛教の選手もいい反応をするも、南山#64・今井がグランドボールを競り勝ちそのままシュート。南山が待望の先制点をあげる。ここまでわずか2分の出来事であった。
次のドローは愛教のファールにより南山ボールとなった。そのままきっちりとボールを繋ぎ、南山#84・打保が2点目をあげた。ここまで完全に南山の流れであったが、ここで愛教が反撃の狼煙をあげる。
きっかけは南山のファールにより、愛教にフリーシュートが与えられてからである。緊張感漂う中、愛教#38・山本が確実に決めスコアを2-1とする。ここから試合の流れは徐々に愛教のペースに変わっていく。リードしている南山であったが、自分たちのペースを乱され、キャッチミスが目立ちはじめていった。
勢いに乗った愛教は南山のミスを見逃さず、ボールに寄っていく。前半残り15分、南山のキャッチミスを愛教#55・竹田が取り、素早く愛教#4・金田に展開する。そこからゴール裏で1on1を仕掛ける。そのまま3人のディフェンスを抜き、見事シュートを決める。スコアを2-2と同点に追いつくことに成功する。
このまま愛教の流れかと思われたが、昨年の東海覇者はここで終わらなかった。ウォーターブレイクタイムアウト後、愛教の固いディフェンスに阻まれるも、粘り強くチャンスを待ち、南山#64・今井が1対1を仕掛け、3点目をあげた。ここで前半が終わる。
愛教に移ると思われた試合の流れであったが、スコア3-2とリードを奪い返した南山に戻りつつあった。
後半
後半開始1分、先に動いたのは愛教であった。ゴーリーがキャッチミスしたボールを愛教#50¥中村が取りセンターからシュート。3点目をあげ、同点となった。ここから愛教の猛攻が始まる。愛教#50・中村の好アシストから#0・堀口が4点目をあげ、南山を一気に突き放す。焦る南山は何とか守ろうとするが、ファールが多くなりそこからさらに相手に追加点を与えてしまう。
なんとか試合の流れを変えるため、南山がチームタイムアウトを取るもなかなか流れを変えることができなかった。後半残り15分となり、スコア3-6と愛教が大きくリードしている状況であった。苦しい南山も東海覇者の意地を見せ、残り6分で何とか2点返す。しかし、愛教も負けじと1点を返す。両チームが意地を見せあう中、試合終了のホイッスルが鳴り響く。
この熱い戦いを制したのは、愛教であった。スコア5-7と愛教が追いつかれることなく逃げ切り、去年の東海覇者をくだした。
試合後インタビューで愛教主将の中村は「皆が普段の練習通りの力を発揮してくれたことが勝利に繋がった」と述べた。試合MVPに選ばれた#0・堀口と共にとても晴れやかな笑顔であった。
まさに開幕戦の幕開けに相応しい白熱した試合であった。
*2016年全国ラクロス地区リーグ戦日程表一覧ページはこちら
*東海地区・フィールドレポート一覧ページはこちら
・Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・三澤怜奈(岐阜大学)
・Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
昨年、東海制覇を成し遂げた南山大学(以下、南山)と、昨年のリーグ戦で惜しくも2位であった愛知教育大学(以下、愛教)の負けられない戦いが幕を開けた。
[左:南山大学/右:愛知教育大学]
スコア
チーム
|
前半
|
後半
|
計
|
南山大学
|
3
|
2
|
5
|
愛知教育大学
|
2
|
5
|
7
|
南山大学 | 愛知教育大学 |
#64 今井 美波 (2)
|
#38 山本 美紀 (2) |
#18 堀崎 栞 (1) | #51 成田 美穂 (2) |
#26 井上 鼓乃美 (1) | #0 堀口 真里佳 (1) |
#84 打保 琴子 (1)
|
#4 金田 美咲 (1) |
- | #50 中村 真緒 (1) |
主審 | 小鹿 えりか | |
副審 | 阪本 一美 | |
宮崎 彩 | ||
テーブルオフィシャル | 高村 歌歩 |
ゲームレポート
前半
南山#64・今井と愛教#0・堀口によるドローで試合が始まった。最初のドローを制したのは愛教#50・中村であった。そこから愛教が華麗なパス回しで一気に南山ゴール目前までボールを運ぶ。このまま愛教の攻撃に入ると思われた。しかし、初戦の緊張のためかボールダウンさせてしまう。そのルーズボールに対し、いち早く反応した南山がすかさずボールを奪い返した。
ゴーリーにボールを回し、落ち着けてから南山#19・中尾が確実にクリアを上げ、オフェンスにボールを預ける。何とかマイボールにしたい愛教は必死にディフェンスをするが、ここで愛教#51・成田にイエローカードが出る。人数不利となり苦しい状況となった愛教。南山はこのチャンスを見逃さず、一気にゴール裏までボールを運ぶ。そしてゴール前へ選手がカットインしてくるチャンスを待つ。しかし、愛教の厳しいディフェンスに阻まれ1度目のカットインは失敗に終わる。
しかし、失敗して発生したグラウンドボールを確実に取り、もう1度南山のポゼッションから始まる。2度目のカットインを仕掛けるもパスとタイミングが合わず、再びグラウンドボールが発生する。愛教の選手もいい反応をするも、南山#64・今井がグランドボールを競り勝ちそのままシュート。南山が待望の先制点をあげる。ここまでわずか2分の出来事であった。
次のドローは愛教のファールにより南山ボールとなった。そのままきっちりとボールを繋ぎ、南山#84・打保が2点目をあげた。ここまで完全に南山の流れであったが、ここで愛教が反撃の狼煙をあげる。
きっかけは南山のファールにより、愛教にフリーシュートが与えられてからである。緊張感漂う中、愛教#38・山本が確実に決めスコアを2-1とする。ここから試合の流れは徐々に愛教のペースに変わっていく。リードしている南山であったが、自分たちのペースを乱され、キャッチミスが目立ちはじめていった。
勢いに乗った愛教は南山のミスを見逃さず、ボールに寄っていく。前半残り15分、南山のキャッチミスを愛教#55・竹田が取り、素早く愛教#4・金田に展開する。そこからゴール裏で1on1を仕掛ける。そのまま3人のディフェンスを抜き、見事シュートを決める。スコアを2-2と同点に追いつくことに成功する。
このまま愛教の流れかと思われたが、昨年の東海覇者はここで終わらなかった。ウォーターブレイクタイムアウト後、愛教の固いディフェンスに阻まれるも、粘り強くチャンスを待ち、南山#64・今井が1対1を仕掛け、3点目をあげた。ここで前半が終わる。
愛教に移ると思われた試合の流れであったが、スコア3-2とリードを奪い返した南山に戻りつつあった。
後半
後半開始1分、先に動いたのは愛教であった。ゴーリーがキャッチミスしたボールを愛教#50¥中村が取りセンターからシュート。3点目をあげ、同点となった。ここから愛教の猛攻が始まる。愛教#50・中村の好アシストから#0・堀口が4点目をあげ、南山を一気に突き放す。焦る南山は何とか守ろうとするが、ファールが多くなりそこからさらに相手に追加点を与えてしまう。
なんとか試合の流れを変えるため、南山がチームタイムアウトを取るもなかなか流れを変えることができなかった。後半残り15分となり、スコア3-6と愛教が大きくリードしている状況であった。苦しい南山も東海覇者の意地を見せ、残り6分で何とか2点返す。しかし、愛教も負けじと1点を返す。両チームが意地を見せあう中、試合終了のホイッスルが鳴り響く。
この熱い戦いを制したのは、愛教であった。スコア5-7と愛教が追いつかれることなく逃げ切り、去年の東海覇者をくだした。
試合後インタビューで愛教主将の中村は「皆が普段の練習通りの力を発揮してくれたことが勝利に繋がった」と述べた。試合MVPに選ばれた#0・堀口と共にとても晴れやかな笑顔であった。
まさに開幕戦の幕開けに相応しい白熱した試合であった。
*2016年全国ラクロス地区リーグ戦日程表一覧ページはこちら
*東海地区・フィールドレポート一覧ページはこちら
・Text by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・三澤怜奈(岐阜大学)
・Photo by 日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
「11月27日に、大学日本一が決まる!」 大会:第8回全日本ラクロス大学選手権大会 日程:決勝戦/2016年11月27日(日) 会場:東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園陸上競技場 東海学生リーグ戦に出場するチームが目指す、大学の頂点を決める戦いを、ぜひご覧ください! ※準決勝戦(名古屋会場) 2016年11月19日(土) 愛知県(名古屋市)・港サッカー場 |
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過去の優勝校 | 男子 | 女子 |
第7回 (2015) | 日本体育大学 | 明治大学 |
第6回 (2014) | 慶應義塾大学 | 明治大学 |
第5回 (2013) | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
第4回 (2012) | 慶應義塾大学 | 慶應義塾大学 |
第3回 (2011) | 早稲田大学 | 関西学院大学 |
第2回 (2010) | 早稲田大学 | 日本体育大学 |
第1回 (2009) | 一橋大学 | 東海大学 |
記事一覧
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