第2回全国プレシーズントーナメント(準決勝戦・女子)

2012/07/08

日時:2012年6月10日(日)
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場


第1試合:大妻女子大学(白) vs 一橋大学(紺)

準決勝1準決勝戦2

スコア
チーム
前半 後半
TOTAL
大妻女子大学
2
4
6
一橋大学
4
6
10
ゲームレポート
2012年6月10日(日)、東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場において全国ラクロスプレシーズントーナメント準決勝戦が行われた。女子の第1試合は大妻女子大学(以下、大妻)対一橋大学(以下、一橋)の試合である。雨の予報が一転して青空が広がり絶好のラクロス日和の中、試合は行われた。

9:20、試合開始のドローのホイッスルがフィールドに鳴り響いた。
両チームともグラウンドボールを獲り合い、パスを繋げ、フリーシュートのチャンスも掴むもののゴーリーのナイスセーブにより得点は決まらず、時間が流れていった。両者一歩も譲らない状態が続いていたが、試合開始から10分経過した時、先制点を取ったのは一橋#26土屋だった。
先制点を取った一橋は勢いにのり、#76中根からのパスを受けた#26土屋が1対1で続けてシュートを決め、0‐2となる。
この後も一橋はグラウンドボールを獲ってシュートのチャンスを着々と築いていき、14分に#76中根から正確なパスを受けた#88馬林がディフェンスをかわしフリーでシュートを決め0‐3となり、大妻と点差を広げていく。
このまま試合は一橋の流れかと思われたが、ボールが大妻に渡ると、そのまま安定したパスキャッチでゴール付近へ持っていき、#72千川がナイスコースのシュートを決め、1‐3となる。その後も大妻は勢いをつけてボールを運んでいくが、パスキャッチミスで一橋のボールとなってしまうと、#39大桃がゴール上からパスをもらいシュートを決め、1‐4とリードを広げる。
しかし一橋の3秒ルールファールによって、大妻ボールになると、大妻は早いパス回しから、#13大野がフリーでシュートを決め2‐4となり、ここで前半終了となった。

お互い気を引き締めて挑む後半戦は2‐4で一橋が2点リードの状態で始まった。
開始数分で大妻がプッシングを犯してしまい、一橋ボールになると、一橋はそのままゴールまで運んで行き、#76中根がゴール裏から回り込んでシュートし、2‐5となる。続けて一橋#39大桃が相手のディフェンスを華麗にかわしシュートを決め2‐6とさらにリードを奪った。
この後、大妻の#57小林が1点を入れるも、一橋は1点、2点と着実に得点を入れていき3‐8とさらに点差を広げてしまう。しかし後半が15分経過した時、大妻#57小林がドローを獲るとボールを果敢に運び、#72千川に素早いパスを出すとそのままシュートを決め、4‐8となった。
その後、一橋が先に1点を入れるものの、大妻もフリーシュートのチャンスを掴み取り#18小宮のシュートが決まって5‐9になる。
それから数分経過したところで、ゴールパイプに弾かれたと思われた一橋#76中根のシュートは、選手の接触でゴールパイプの位置がずれていたがゴールラインは越えていたとみなされ5‐10になる。
時間が残りわずかになっても、粘り強いプレーを見せる大妻は#18小宮がバウンドでシュートを決め6‐10となる。しかしそのまま得点は動かずに時間は経過していき、試合終了のホイッスルが鳴った。結果、6-10で一橋大学が決勝戦へと駒を進めることとなった。


第2試合:明治学院大学(白) vs 東洋英和女学院大学(黒)

準決勝3準決勝戦4

スコア
チーム
前半 後半
TOTAL
明治学院大学
5
10
15
東洋英和女学院大学
3
1
4
ゲームレポート
2012年6月10日、前日までの雨も上がり青空が広がる大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で、全国プレシーズントーナメント準決勝戦の女子・第2試合、明治学院大学(以下、明学) 対 東洋英和女学院大学(以下、東洋英和)の試合が行われた。

試合開始のホイッスルが鳴り、ドローが上がった。最初のドローを獲ったのは明学である。明学はゴール前まで運ぼうと強い攻めを見せるが、その勢いがファールにつながってしまい、東洋英和のボールとなる。このボールを東洋英和はゴール前まで運び、展開するもののパスミスによりシュートまでつながらない。序盤から流れを掴みきれない両者だったが、試合開始4分、明学#21八重樫からのパスを受けた#29船野のシュートが決まり、明学が貴重な先制点を奪い1-0となる。その後、明学#49原田のフリーシュートから1点を追加し、明学が2-0と差を広げ始める。明学が流れを掴み始めたように思えたが、ゴールに向かう途中でボールダウンをしてしまうと、そのグラウンドボールを東洋英和が奪い、着実にATにボールを運ぶ。そして、前半8分#14佐々木からパスを受けた#3稲蔭がシュートを決め、得点を2-1とし、明学に流れを渡さない。前半11分、明学#93岡田の1対1からシュートを決め3-1。差を広げられたくない東洋英和は前半15分、#87深谷の仕掛けからゴール前でフリーの#14佐々木にパスし、得点をあげ3-2と再び1点差にし、接戦を繰り広げる。そして前半17分、#51牧野がハーフラインからボールを運びそのままシュートを決め3-3となり、ついに東洋英和が明学に追いつく。しかし、その後明学の#38伊藤と#29船野のシュートが立て続きに決まり、5-3とリードを許してしまう。前半終了間際、明学#21八重樫にイエローカードが提示され、東洋英和が数的優位な状態となるが、攻めきれず5-3で前半を終える。
   
5-3の明学のリードで迎えた後半、最初のドローを獲ったのはまたもや明学である。しかし、東洋英和は攻めのディフェンスにより、明学からボールを奪うと、後半1分#87深谷のシュートにより後半の点を先に奪い5-4とする。その後、明学も差を縮められまいと強い仕掛けを見せ始める。東洋英和のゴーリーも好セーブを見せるが、クリアミスから明学がATにボールを運ぶ。後半3分、#39北原がゴール裏でパスを受け1対1からシュートを決め、6-4となる。後半8分、明学の#29船野からパスを受けた#21八重樫がシュートを決め7-4とどんどん差をつけ始める。東洋英和も明学のパスミスからボールを奪い、シュートまで繋げるがなかなか決めきれない。明学はこのクリアを着実に繋ぎ、後半12分、#39北原がシュートを決め8-4となる。ここから、明学が試合の流れを掴む。勢いに乗った明学は、その1分後に#63小川からパスを受けた#21八重樫がゴール前からシュートを決め9-4となる。その後も、明学のオフェンスが続く。 なんとか自分たちの流れを取り戻し、シュートまで繋ぎたい東洋英和もインターセプトでボールを奪うが、シュートまで繋がらず、逆に明学にボールを奪われてしまう。後半15分、流れに乗っている明学は#21八重樫からパスを受けた#93岡田のシュートが決まり10-4と大差をつけていく。その後も、明学の勢いは止まらず、後半16分に#29船野、17分に#51佐藤、18分に#49原田、19分に#37高森と立て続けにシュートを決め、東洋英和に攻めるチャンスを与えず、最終的に15-4で明学が勝利し、試合を終える。


*第2回全国プレシーズントーナメント
   ・全試合結果は
こちらへ(PDFファイル)
   ・フィールドレポート [ 予選ターム ・ 決勝戦 ]

  ・Text&Photo(第1試合):日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・廣瀬由佳(東京家政学院大学)
・Text&Photo(第2試合):日本学生ラクロス連盟東日本支部 広報委員会info班・曽根由梨香(青山学院大学)