中四国地区・第4回Diagonal Friendship(女子)

2016/04/10

 2016年3月12日(土)、3月13日(土)に、岡山県(倉敷市)・西原広場と岡山県(岡山市)・岡山大学にて、第4回中四国地区交流戦・Diagonal Friendship(ダイアゴナルフレンドシップ)の女子戦を開催した。

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[右:2日間で19校,224人が第4回Diagonal Friendshipに参加をした]

 今回の参加大学は19校、参加者は社会人チーム、来年度新社会人(現4年生)を含め計224名。今年は北海道地区や関東地区からの参加者も見られた。

 今年で4回目となる本大会「Diagonal Friendship(大学・学年を越えたナナメの関係)」(以下ダイフレ)。大学や学年がすべてバラバラのチーム編成で試合をし交流を図る事で、プレー面で刺激を受け、技術面において他の選手から良い部分を吸収し、ラクロスに対する新しい価値観を身に付けてもらうことがダイフレの目的である。
 また、この交流戦には、他地区からの参加者がいることで、中四国地区だけに囚われずに、より広い視野や感覚を持ってラクロスに触れてもらいたいという主催者の思いがある。

 計10チームの総当たり戦が2日間のスケジュールで進められた。ハードなスケジュールではあったが、試合を重ねる事に徐々に選手達が打ち解けあい、次第にパスが繋がる様になっていくのを肌で感じる事が出来た。順位ばかりに気を取られる事無く、誰もが皆、伸び伸びと試合をしていたのが印象的であった。
 他地区からの参加者からは、「他大と混ざって練習する事が少ないので、自分と違うプレーを見ることができて良かった。またこういった機会があれば是非もう一度参加したい」や、「沢山試合に出ることができてとても楽しかった」、「こういった交流戦を行う機会が中々無いので、中四国のレベルを知ることができた」等の声が上がっていた。

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[左:大学や学年の枠を超えてプレーする選手たち/右:華麗なプレーを披露した社会人プレーヤー]

 そして、2日目に行われた社会人とのエキシビションでは、今回のダイフレで一番の盛り上がりを見せていた。社会人チーム対、同じ学年で編成された学生チームで試合は行われた。一進一退の攻防が繰り広げられ、アタッカーのシュートが決まったり、ゴーリーがナイスセーブを見せた場面では大きな歓声が上がり、ベンチで応援する選手の声にも熱が入っていた。
 また、この交流戦は、選手たちの新たな吸収の場であるとともに女子競技審判員の育成の場でもあった。各々の試合では、社会人審判員の細やかな指導の下、新規審判員の「リーグ戦参加」を目指し、ポジショニングの徹底をテーマに実践を重ねた。試合数が多いことから、選手兼審判員として参加する審判員も多く、学生、社会人共に現時点での自己の課題に真剣に向き合いながら取り組む姿は頼もしくも感じられた。チームゼブラの今季の活躍にも期待したい。

 今回のダイフレを通して、中四国のラクロスはさらなる盛り上がりを見せるだろう。

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[左:エキシビションマッチで華麗なプレーを披露してくださった社会人プレーヤーの皆さん/右:試合のジャッジをしたチームゼブラ(審判員)]


・Text by 日本ラクロス協会中四国地区内学生連盟広報委員会幹部・古賀佳子
・Photo by 日本ラクロス協会広報部(中四国地区)・井上結