2012年度男子・基礎技術指導講習会[関東]

2012/04/10

2012年3月31日(土)に、強化部(関東男子)による、「基礎技術指導講習会」が東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で開催された。

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講師として、強化部(関東男子)スタッフの岩本祐介、事務局次長(関東)の遠藤太郎に加え、専務理事の早川靖彦が参加した。また、サポートスタッフとして、2012年度男子日本代表の選手4名も参加し、実技講習の指導役を担った。

受講対象者は、関東地区所属の男子チームにおける、1年生担当コーチ(社会人指導者)や1年生育成担当者(大学生)で、13校21名が参加した。

講習会の冒頭にて、「スティックを持ってから100時間でその1年生のラクロス人生が決まると考えている」、「皆さんがチームの将来を担う主たる責任者である」とメッセージを伝え、テキストを用い講習を行った。

■講習で取り上げた項目(抜粋)
・1年生に使用させるべきと考えるスティックについて
・プレーの基本
・「投げる」「捕る」「拾う」「守る・奪う」「ゲーム要素」に関する具体的なメニュー案
・メニュー展開上の工夫点、注意点

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その後、グラウンドに移動し、参加者自身がメニューを実践し体感する事で理解を深め、咀嚼し、1年生に説明・指導を行えるようになることを目的とする実技プログラムを行った。

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[右:サポートスタッフを務めた日本代表の選手たち(長谷川、松下、畠山、橋本)]


実技終了後、サポートスタッフの畠山選手が参加者に対して、「1年生に対して様々な指導をすると思うが、ただ指導し伝えるのではなく、何故それをやるのか?といった理由をしっかり伝えられるように、皆さんで考え実践する事が重要」と、力強く伝えていた。

最後の総括で、参加者に対して以下のことが伝えられ、講習会は終了した。
「1年生を指導する主たる責任者である皆さんが、本気で取り組んでもらいたい」
「『今まで取り組んできた事が当たり前である、そういうものである』という固定概念をどれだけ払拭出来るか?」
「難しいのではなく、やってきていない、練習してきていない、意識が薄かっただけ」
「皆さんだけが理解するのではなく、チーム全体で理解し、1年生に伝えられるようにする事が重要」
「今回の講習会の内容は、強化部として考えている一アイデアである。これが絶対的なものであるという訳ではない」
「今回の内容は、各チームの戦略・戦術に活かせるベースの部分になると思っている」

次回の関東地区における男子1年生向けの強化活動は、4月下旬に、「男子1年生練習会」を開催する予定である。


参加校一覧 (※順不同)
日本大学、立教大学、千葉大学、早稲田大学、東海大学、日本体育大学、筑波大学、関東学院大学、東京大学、成城大学、横浜国立大学、上智大学、東京経済大学


・Text&Photo:日本ラクロス協会事務局次長(関東地区)・遠藤太郎