一般社団法人日本ラクロス協会　アーカイブサイト「.Relax」

日時：2012年11月10日（土）　13:30試合開始
場所：大阪（大阪市）・長居第2陸上競技場

京都大学（白） vs 立命館大学（赤）



スコア

チーム	1Q	2Q	3Q	4Q	TOTAL
京都大学	2	2	2	2	8
立命館大学	1	0	0	0	1

得点者

京都大学	立命館大学
#2 尾木 孝文 (3)	#24 高瀬 隼斗 (1)
#14 松永 健太 (2)	－
#8 松尾 寛星 (1)	－
#16 大河内 健一 (1)	－
#19 田中 昭次 (1)	－

審判員

主審	中筋 源太
副審	白髪 大典
	寺本 杏奈
CBO	豊嶋 佑輔
ベンチマネージャー	井上 祐

ゲームレポート
秋も深まり寒さも本格的になり始めた今日、長居第2陸上競技場にて第23回関西学生ラクロスリーグ戦・ファイナル3決勝戦、京都大学（以下、京大）対立命館大学（以下、立命）の試合を行った。
2年連続優勝の京大が実力を見せ付けるか、準決勝戦で勝ち上がり波に乗った立命が実力を発揮するか、注目の中、全日本大学選手権大会への切符をかけた戦いが今幕を開ける。

第1Q
フェイスオフを獲った京大ボールから始まる。開始まもなく、立命#24高瀬の鮮やかなランニングシュートが決まり先制する。
試合は早々から動くと思われたが、両者ともに堅固なディフェンスにより、チャンスをものにできない。京大#16大河内がゴール裏から切り込み、シュートを決めたと思われたが、ファウルによりゴールは認められず。立命#24高瀬もゴール裏から華麗なダッチでチャンスを作るもゴーリーの好セーブにより防がれる。
その後、京大#16大河内のゴール右横からの強烈なミドルシュートが決まる。そして第1Q終了間際、またも京大#2尾木がゴール裏からのパスを確実に決めて逆転に成功。2-1京大リードで第1Q終了。

第2Q
京大リードで迎えた第2Q。開始2分半、京大のスラッシングで立命にエキストラマンオフェンスのチャンスが生まれたがパスミスで決めれず、逆に5分、京大#19田中がゴール裏からのアシストにうまく合わせてスコア。
次のフェイスオフは立命が制するが、なかなか得点のチャンスがなく流れを掴めず、12分、京大#14松永のゴール裏からの1対1でまたもや得点を許す。なんとか点がほしい立命。残り2分で京大のスラッシングによりエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。立命#5川浪がゴール右横からの豪快なミドルシュートを放つが惜しくも得点にはならず、4-1京大3点リードで第2Q終了。

第3Q
最初のフェイスオフは立命が獲る。開始早々に両者とも、攻撃的なプレーで挑むが得点には繋がらず。6分、京大がファールを犯し立命に得点のチャンスが訪れるがものにできず。9分、京大#2尾木によるサイドからのミドルシュートで得点が入る。
その後も両者とも攻撃するが両者の鉄壁のディフェンスにより得点を重ねることができない。しかし第3Q終了間際、京大のトップからの強烈なミドルシュートがゴールネットを揺らし第3Q終了の笛が鳴る。6-1京大5点リードで第3Q終了。

第4Q
第4Q最初のフェイスオフを獲ったのは追いかける立命。しかしすぐさまファウルにより、京大にポゼッションを奪われてしまう。必死で立命は京大からボールを奪い返すも京大ゴーリー#88谷崎の好セーブが続き、なかなかゴールを奪うことができない。
対して京大は落ち着いた攻めで、奪いにくる立命ディフェンスを翻弄。そして京大のタイムアウト明け、京大#2尾木が立命ディフェンスを切り裂き、さらに立命を突き放す。もう攻めるしかない立命だが、焦りからかミスが続き京大にボールに。そしてラスト1分、京大#14松永のロングシュートが立命ゴールに突き刺さり、追いかける立命にとどめを刺し、8-1で試合終了。

関西屈指の強豪、未だ関西制覇を成し遂げていない立命と、三連覇を目指す京大による注目の決勝戦は、立命館が先制をするも、昨年王者の力は強く、試合をひっくり返した京大がリード。その後も得点を重ねた京大が力の差を見せ付けた試合となった。

関西王者として戦う11月23日の学生選手権ではさらなる活躍を期待したい。

（京都大学が出場する大学選手権大会・準決勝戦は、11月23日（金・祝）に、大阪・鶴見緑地球技場で行われます）



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・Text：日本学生ラクロス連盟西日本支部 広報委員会ゲームレポート班・木下信（関西学院大学）、飯泉太揮（大阪大学）、西岡啓太（甲南大学）、岡田赳諒（帝塚山大学）
・Photo：日本ラクロス協会広報部次長（関西地区）・中山崇