第21回東海学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)
2012/11/14
日時:2012年11月10日(土) 11:00試合開始
場所:愛知(豊橋市)・豊橋市民球技場
名古屋大学(白) vs 中部大学(青)
スコア
審判員
ゲームレポート
2012年11月10日(土)、愛知・豊橋市民球技場にて第21回東海学生ラクロスリーグ戦の男子決勝戦、名古屋大学(以下、名大) vs中部大学(以下、中部)の試合を行った。
昨年優勝校の名大は連覇をかけて、昨年ブロック予選5位から今年大躍進を見せた中部は初優勝をかけて、両者の意地がぶつかる激しい試合が幕を開けた。
1Q、最初のポゼッションを獲られた名大だったが、すぐさま奪い返し攻撃に転じた。試合開始3分、#6片平が1対1で相手をかわしてゴール前に切り込みシュート。これが先制点となる。勢いに乗る名大はその後#22井上、さらに#31笹島により、立て続けに2点を奪い、リードを広げる。一方、中部はその後攻撃に転じたものの、相手ディフェンス#24西川や#28室田の強いプレッシャーに阻まれ得点に結び付けられない。1Q・18分、長いディフェンス時間を凌いだ名大は、#22井上のシュートにより追加点。試合の流れを掴んだ名大が1Qを4-0の4点リードで終える。
2Q、激しいグラウンドボールの奪い合いが起こる。特に中部のロング陣の的確で激しいチェックは、試合を通して終始名大の選手を苦しませた。それでも名大は2Q・3分、#6片平のミドルシュートが決まり5-0とする。その後は両チームのオフェンスが攻めきれず膠着した展開となったが、やはり流れを掴んだのは名大だった。2Q・15分、名大のエキストラマンオフェンスのチャンスで#31笹島が相手ディフェンスを一人かわして落ち着いてゴールを決め追加点。さらに#22井上の強烈なミドルシュートがゴールネットに突き刺さる。一方的な得点ラッシュに名大の応援席が盛り上がった。中部ゴーリー#51古山の奮闘もあったが、7-0と名大のリードが広がって前半を終える。
3Q、中部のオフェンスが盛り返す。#6落合、#99足立らが立て続けにシュートを放ち相手ゴールに迫る。しかし、クリア中のパスを名大#24西川にカットされるとそのままシュートを決められ、痛恨の失点。さらに#22井上に、この日4得点目となるゴールを決められ9点差。一方的な試合展開をなんとか打開したい中部は、#6落合がミドルシュートを決め、ようやく1点を返すと、息を吹き返したオフェンス陣が積極的にゴールに向かい、3Q・12分、これまで厳しいマークを受け続けていたブロック予選得点トップ・#20中野の待望のゴールが決まる。この得点も厳しいチェックをかいくぐってキープし、放ったシュートであった。その後両チームとも点を取り合い、12-3と名大の9点リードで3Qを終了する。
試合序盤では、なかなか名大がポゼッションできなかったフェイスオフ。4Q、ベストフェイスオファーの#3高浜が意地を見せた。リズムを作り、さらなる名大の猛攻が始まった。ゴーリーの#1山岡が機動力を生かしたクリアで攻め上がりスタンドを沸かせると、続いてロング#15巴山も攻撃参加するなどディフェンス陣も相手ゴールに攻め立てる。それを守り切った中部は、4Q・7分、#24勝村が巧みなチェックでクリア中の相手からボールを奪い、そのまま攻め上がりシュートを決める。さらに#20中野の得点で12-5と詰め寄った。試合終盤になり若干勢いを失っていた名大だったが、4Q・14分、#3高浜がランニングシュートを決め、最後まで抜け目のない攻撃をみせた。
試合終了まで残り時間が少なくなると、両チームのベンチからもスタンドからも声援が大きくなる。中部は最後の力を振り絞って相手ゴールに迫る。両者とも最後まで攻める気持ちを持ち続けていた。そして、グラウンドに試合終了のホイッスルが響き渡ると、喜びを爆発させた名大の選手がグラウンドで抱き合い、スタンドも歓喜の渦に包まれた。試合を通して主導権を握り続けていた名大が、13-5で東海地区連覇を成し遂げた。
強い気持ちがプレーに表れ、主にグラウンドボールで優位に立っていた中部だったが、徹底したチームオフェンスで確実に得点を積み重ね、最後まで相手キーマンへの厳しいマークを崩さなかった名大に軍配が上がった結果となった。
大勝負を終えた選手たちが観客の前で挨拶を行うと、両チームの健闘を讃え惜しみない拍手が送られた。試合後のインタビューで最優秀選手に選出された名大主将#22井上は、「しっかりと名大の形で勝つことが出来た。大学選手権では代表としてしっかり勝ちに行きたい。」と述べた。次は東海地区の代表として戦う大学選手権。東海地区のチームの思いも背負って、さらなる高みを目指す。
(名古屋大学が出場する大学選手権大会・1回戦は、11月17日(土)に、愛知(名古屋市)・港サッカー場で行われます)
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部 広報委員長・近藤大貴(名古屋大学)
・Photo:日本ラクロス協会総務部次長(東海地区)・八木信行
場所:愛知(豊橋市)・豊橋市民球技場
名古屋大学(白) vs 中部大学(青)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
名古屋大学
|
4
|
3
|
5
|
1
|
13
|
中部大学
|
0
|
0
|
3
|
2
|
5
|
主審 | 加藤 広貴 |
副審 | 近藤 隆之 |
垰 佑哉 | |
CBO | 八木 信行 |
2012年11月10日(土)、愛知・豊橋市民球技場にて第21回東海学生ラクロスリーグ戦の男子決勝戦、名古屋大学(以下、名大) vs中部大学(以下、中部)の試合を行った。
昨年優勝校の名大は連覇をかけて、昨年ブロック予選5位から今年大躍進を見せた中部は初優勝をかけて、両者の意地がぶつかる激しい試合が幕を開けた。
1Q、最初のポゼッションを獲られた名大だったが、すぐさま奪い返し攻撃に転じた。試合開始3分、#6片平が1対1で相手をかわしてゴール前に切り込みシュート。これが先制点となる。勢いに乗る名大はその後#22井上、さらに#31笹島により、立て続けに2点を奪い、リードを広げる。一方、中部はその後攻撃に転じたものの、相手ディフェンス#24西川や#28室田の強いプレッシャーに阻まれ得点に結び付けられない。1Q・18分、長いディフェンス時間を凌いだ名大は、#22井上のシュートにより追加点。試合の流れを掴んだ名大が1Qを4-0の4点リードで終える。
2Q、激しいグラウンドボールの奪い合いが起こる。特に中部のロング陣の的確で激しいチェックは、試合を通して終始名大の選手を苦しませた。それでも名大は2Q・3分、#6片平のミドルシュートが決まり5-0とする。その後は両チームのオフェンスが攻めきれず膠着した展開となったが、やはり流れを掴んだのは名大だった。2Q・15分、名大のエキストラマンオフェンスのチャンスで#31笹島が相手ディフェンスを一人かわして落ち着いてゴールを決め追加点。さらに#22井上の強烈なミドルシュートがゴールネットに突き刺さる。一方的な得点ラッシュに名大の応援席が盛り上がった。中部ゴーリー#51古山の奮闘もあったが、7-0と名大のリードが広がって前半を終える。
3Q、中部のオフェンスが盛り返す。#6落合、#99足立らが立て続けにシュートを放ち相手ゴールに迫る。しかし、クリア中のパスを名大#24西川にカットされるとそのままシュートを決められ、痛恨の失点。さらに#22井上に、この日4得点目となるゴールを決められ9点差。一方的な試合展開をなんとか打開したい中部は、#6落合がミドルシュートを決め、ようやく1点を返すと、息を吹き返したオフェンス陣が積極的にゴールに向かい、3Q・12分、これまで厳しいマークを受け続けていたブロック予選得点トップ・#20中野の待望のゴールが決まる。この得点も厳しいチェックをかいくぐってキープし、放ったシュートであった。その後両チームとも点を取り合い、12-3と名大の9点リードで3Qを終了する。
試合序盤では、なかなか名大がポゼッションできなかったフェイスオフ。4Q、ベストフェイスオファーの#3高浜が意地を見せた。リズムを作り、さらなる名大の猛攻が始まった。ゴーリーの#1山岡が機動力を生かしたクリアで攻め上がりスタンドを沸かせると、続いてロング#15巴山も攻撃参加するなどディフェンス陣も相手ゴールに攻め立てる。それを守り切った中部は、4Q・7分、#24勝村が巧みなチェックでクリア中の相手からボールを奪い、そのまま攻め上がりシュートを決める。さらに#20中野の得点で12-5と詰め寄った。試合終盤になり若干勢いを失っていた名大だったが、4Q・14分、#3高浜がランニングシュートを決め、最後まで抜け目のない攻撃をみせた。
試合終了まで残り時間が少なくなると、両チームのベンチからもスタンドからも声援が大きくなる。中部は最後の力を振り絞って相手ゴールに迫る。両者とも最後まで攻める気持ちを持ち続けていた。そして、グラウンドに試合終了のホイッスルが響き渡ると、喜びを爆発させた名大の選手がグラウンドで抱き合い、スタンドも歓喜の渦に包まれた。試合を通して主導権を握り続けていた名大が、13-5で東海地区連覇を成し遂げた。
強い気持ちがプレーに表れ、主にグラウンドボールで優位に立っていた中部だったが、徹底したチームオフェンスで確実に得点を積み重ね、最後まで相手キーマンへの厳しいマークを崩さなかった名大に軍配が上がった結果となった。
大勝負を終えた選手たちが観客の前で挨拶を行うと、両チームの健闘を讃え惜しみない拍手が送られた。試合後のインタビューで最優秀選手に選出された名大主将#22井上は、「しっかりと名大の形で勝つことが出来た。大学選手権では代表としてしっかり勝ちに行きたい。」と述べた。次は東海地区の代表として戦う大学選手権。東海地区のチームの思いも背負って、さらなる高みを目指す。
(名古屋大学が出場する大学選手権大会・1回戦は、11月17日(土)に、愛知(名古屋市)・港サッカー場で行われます)
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部 広報委員長・近藤大貴(名古屋大学)
・Photo:日本ラクロス協会総務部次長(東海地区)・八木信行
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