2013年男子U22日本代表・第7回練習会(4月20日~21日)

2013/04/28

2013年4月20日(土)に東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園第2球技場にて、21日(日)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にて、22歳以下男子日本代表(以下、U22男子日本代表)の第7回練習会を行いました。
試合1試合2

20日(土)の練習では以下のメニューを行いました。
・パス
・シュート
・スパイダーの確認(※)
・6対6
・10対10
・フェイスオフ
・エキストラマンオフェンス/マンダウンディフェンス
・ゲーム
(※スパイダー:ボール周辺に厚みを持たせて、相手をディフェンスの網の目(クモの巣)に誘い込んでボールを奪い、攻撃に繋げていくディフェンスシステム)

21日(日)には一橋大学とのスクリメッジを行いました。
(スクリメッジ:「20分×4Q/国際ルール」を行い、その後「15分×1Q/国際ルール」を追加で実施)

■第1試合(20分×4Q/国際ルール)
スコア
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
U22男子日本代表 5 2 4 7 18
一橋大学 2 1 0 0 3
得点者
U22男子日本代表
#9 中澤 寛 (4)
#1 室崎 雄斗 (3)
#4 石黒 啓介 (2)
#21 忠平 裕司 (2)
#29 柳田 諒 (2)
#3 脇阪 俊輝 (1)
#8 三好 友陽 (1)
#14 石黒 哲雄 (1)
#17 小澤 徹也 (1)
#26 星 奉博 (1)
■第2試合(15分×1Q/国際ルール)
スコア
チーム 1Q
U22男子日本代表 2
一橋大学 0
得点者
U22男子日本代表
#8 三好 友陽 (1)
#29 柳田 諒 (1)

今回、U22男子日本代表の主将・副将・ポジションリーダーが決定いたしました。
チームを引っ張る彼らに意気込みと、次回活動の関西東海合宿に向けてコメントをもらいました。
主将、
ディフェンスリーダー
岡本選手 #18 岡本 遼也 (慶應義塾大学)
アジアパシフィック選手権大会(ASPAC)二連覇。それが我々の目標です。
前回に負けず劣らずの個性豊かなメンバーが揃いました。
彼らとともにラクロスが出来ることに楽しみを覚えるとともに、ASPACで勝つために何をするべきかを伝え、結果を残すことに全力を尽くしたいと思います。
良くも悪くも勢いのある若いチームです。個人個人の能力は高く、プレーにも幅がある。一方、チームとしての決めごとは徹底しきれていない。日本代表として世界と戦っていくには、チームとしての「まとまり」は必要不可欠です。その「まとまり」を副将やポジションリーダーに助けて貰いながら、築き上げていく。それが今まで多くを経験させて貰ってきた僕の使命だと考えています。
関西東海合宿では本格的なチーム作りが目的です。今まで別のチームでの練習がメインだったので、密なコミュニケーションをとることがなかなか出来ませんでした。そこでこうした合宿を機に、「まとまり」を大きく育んでいきたいと思います。
そして、何より合宿を通じて一人ひとりが「代表としての自覚」を持つようになることを願っています。関西東海地区の人たちとプレーをすることで、彼らを代表して日の丸を背負っているということを認識し、代表としての自覚を持って行動をする。その姿勢がきっと明日の勝利に繋がるはずだと信じています。
僕らに残された時間はそう多くありません。ASPAC二連覇に向け日々全力で取り組んでいきますので、応援の程よろしくお願いします。
副将 米嶋選手 #23 米嶋 鉄平 (東洋大学)
私が副将として出来ることは、主将岡本のサポートとU22日本代表としてあるべき姿を率先して体現することだと思っています。
チームのことや戦術のことをまとめていく主将をサポートすると共に、チームをまとめるつもりで、責任とプライドを持って代表活動を行っていきたいと思います。
関西東海合宿に向けて思うことは、まずは一人のU22日本代表としての誇りやプライドを胸に行動し、プレーではもちろんですが、フィールド外でもU22日本代表として恥ずかしくない、手本となるような行動をしたいと思います。
またこの合宿がASPAC本大会に向けて価値ある合宿になるように、全力で臨みたいと思います。
副将 山口選手 #22 山口 大貴 (早稲田大学)
今年度のU22日本代表が発足した当初は慣れない環境から、ぎこちない部分ばかりでした。しかし現在は練習や試合、ミーティングを重ねるにつれて連携や戦術理解等が高まり、かなりチームの完成度は上がっています。
関西東海合宿は、ASPAC連覇への大きなポイントとなると感じています。
そのポイントで、今まで積み重ねてきたチーム力と既に備わっている個の力を融合させて、完成度の高いプレーをお見せしたいと思います。
ゴールデンウィークという時期ではありますが、関西、東海の両地区の方は是非足を運んで頂ければと思います。
ゴーリーリーダー 田村選手 #16 田村 涼 (東京大学)
日の丸を背負うという初めての経験の中で、さらにポジションリーダーとしてチームを引っ張る機会を与えていただいたことをとても嬉しく思います。
関西東海合宿は、今までの練習・試合で構築してきたU22日本代表のラクロススタイルを関西東海地区の強豪チーム相手にしっかりと貫き通し、チームの一体感をより高めていく機会にしたいと思います。
1試合1試合集中して臨み、U22日本代表としてプレーできることをプレッシャーに感じるのではなく、自信を持って楽しみます!
ゴーリー陣は単にセーブに徹するだけはなく、味方が積極的にプレッシャーに出られるよう、司令塔として的確に指示を出すことや、時にはクリースから出て一フィールドプレーヤーとしてパスカットを試みたり、積極的にクリアに参加することを強く意識しつつ、プレーや声でチームの雰囲気を盛り上げ、勝利に貢献していきます。
みなさん、応援よろしくお願いします!
ミッドフィルダーリーダー 倉田選手 #7 倉田 康平 (東海大学)
このチームのMFは各々個人能力が高く、個性も強い選手が揃っています。なので自分がまとめるというよりは、みんなでチームを作り上げていきたいと考えています。
またポジションリーダーとしてプレーはもちろんですが、プレー面以外でも頼られる選手を目指します。チームを引っ張ることで、チームがより強く、チーム力の高い集団になればと考えています。
U22日本代表がやりたいラクロスを体現するために、あらゆる角度からリーダーシップを少しでも発揮できるよう努力していきます。
関西東海合宿では地区のみなさんとの交流、U22日本代表のラクロスをお見せすると共に、結果にこだわりたいと思います。ここで勝てなければ本番のASPACでも結果が出せないと思うので、しっかりと勝ちにいきます。その中で戦術面などの細かいところを修正していきたいです。
チームとして取れる貴重な時間なので収穫のある合宿にしたいと思います。
アタックリーダー 石黒選手 #14 石黒 哲雄 (明治大学)
僕はポジションリーダーとして特別になにかできることがあるわけではないのですが、会話量を増やすことでビジョンを共有し、少しクセのあるアタック陣をまとめられるように努めます。また、1番元気に活動します。
関西東海合宿では、フルフィールドオフェンスでブロークンシュチュエーションをつくるための動きのタイミングや距離感を確認し、「守らせて、守れない所を攻める」ためにより多くのコミュニケーションをとっていきます。
そしてATの1番の仕事であるシュートを決める事によりこだわっていきます。
U22日本代表であることに責任を持って行動し、なおかつ僕たち自身も楽しみたいと思います。

第7回の練習会を終え、選手それぞれが役割を認識した行動が見えるようになってきました。
チーム幹部が決定したこともあり、それぞれが率先してチームを盛り上げようとする場面や、練習会を効率よく実施しようとする行動が多く見られます。
U22男子日本代表では、活動当初よりチーム全員が自ら「考えて動く」「考えながら動く」ということを意識して活動しています。
「ベストパフォーマンスをするため」「プレーに集中するため」、それぞれが「自己責任」のもと「ラクロスする環境を整え」「自己管理ができる」選手を目指しています。
選手30名のコミュニケーション、情報共有も濃いものとなり、少しずつではありますがチームとしての一体感もでてきました。

少しずつ積み重ねてきたものを次回、京都府(京都市)・宝が池球技場と愛知県(名古屋市)・瑞穂北陸上競技場でお見せしたいと思います。
関西地区、東海地区のみなさま、ぜひ会場へ足を運んで頂ければと思います。
2013年22歳以下男子日本代表

■2013年22歳以下男子日本代表トライアルゲーム(合宿)
日程 地区 会場 内容
5月3日(金・祝) 関西  宝が池公園運動施設球技場  14:00フェイスオフ vs ACL
 15:30フェイスオフ vs 京都大学
5月4日(土・祝) 関西  宝が池公園運動施設球技場  10:30フェイスオフ vs 関西選抜
5月5日(日) 東海  名古屋市瑞穂運動場北陸上競技場  11:00フェイスオフ vs 東海クラブ選抜
5月6日(月・祝) 東海  愛知県・名古屋市内  大学練習に参加
  *名古屋大学・中部大学・愛知学院大学
  *近隣大学の合同練習

Text&Photo by:2013年度22歳以下男子日本代表マネージャーリーダー・磯野麻美