第23回東海学生ラクロスリーグ戦(決勝戦・男子)
2014/11/12
日時:2014年11月2日(日) 10:30試合開始
場所:愛知県(名古屋市)・瑞穂公園北陸上競技場
名古屋大学(白) vs 名城大学(黒)
スコア
得点者
審判員
ゲームレポート
2014年11月2日(日)、愛知県(名古屋市)・瑞穂公園北陸上競技場にて第23回東海学生ラクロスリーグ戦決勝戦を開催。リーグ戦を圧倒的強さで勝ち進んできた名古屋大学(以下、名古屋)と今年リーグ戦3位ながらも昨年王者の意地を見せ決勝戦まで進んできた名城大学(以下、名城)の熱い戦いが幕を上げた。
第1Q
最初にチャンスを作ったのは名古屋だった。素早いパス回しから#1稲垣、#11東浦がシュートを放つが惜しくも枠外へと外れ、得点とはならず。対する名城は、#30安藤がシュートを放つも枠外へと外れ、その後#28波多野がゴーリーと1対1の状況になるも、名古屋ゴーリー#69安福に阻まれ得点とはならず。逆に名古屋も名城のミスから#1稲垣がゴーリーと1対1の状況になるも、名城ゴーリー#3中村に阻まれる。両チーム共にチャンスを作るものの得点には至らず、時間が過ぎていく。
しかし開始から12分、名古屋#7薮内がトップの位置からミドルシュートを決め、均衡を破る。待望の先制点をとった名古屋だったが、その後は名城のオフェンスが続く。名城は#47遠藤、#0蟹江、#48鎌田がシュートを放つが惜しくも得点とはならず。さらにその後、#30安藤のパスを受けた#48鎌田がゴーリーと1対1の状況になるも、またもや名古屋ゴーリー#69安福に阻まれ得点には至らない。再三チャンスを作りながら得点できなかった名城だったが、残り1分を切ったところで#48鎌田がシュートを決め、ついに同点に追いつきそのまま第1Qを終える。
第2Q
開始から、第1Q終了間際に同点に追いついた名城のオフェンス時間が続くが、名城のパスミスからチャンスを作った名古屋は#11東浦がゴーリーの飛び出た無人のゴールへとシュートを放つも、枠外へと外れてしまう。
その後は両チーム共にチャンスを演出するも、ゴーリーの好セーブにも阻まれ得点することができない。しかし6分、名城#12岡本がDFをかわして角度のない位置からシュートを決め、名城が1-2と逆転する。逆転を許した名古屋だが、#7薮内、#76荒川が立て続けにミドルシュートを放つなど、すぐさま反撃を見せる。そして10分、#22小國がシュートを決め、同点に追いつく。
その後は両チーム共に、相手ディフェンスに対して攻めあぐねる場面が続き、第2Q終了まで残り5分を切る。その後の両チームのタイムアウト開けからは、名古屋のオフェンスが続く。まず#78榊原がミドルシュートを放つが惜しくも枠外。そして、#76荒川のシュートはポストに阻まれてしまう。さらにチャンスを作り、#11東浦がシュートを放つも名城ゴーリー#3中村に阻まれ得点することができない。両チーム共にゴーリーの活躍が目立ち、一進一退の攻防が続くなか、同点のまま第2Qが終わる。
第3Q
ハーフタイムのスティックチェックにより両チーム、1人欠く状態で始まった第3Q。最初に大きなチャンスを作ったのは名古屋だった。グラウンドボールを拾った#1稲垣から#13佐藤、最後にゴール前の#11東浦へと繋ぎ、チャンスを演出したが惜しくも得点とはならず。さらにその後、素早いクリアから#1稲垣がシュートを放つもポストに阻まれ得点には至らない。対する名城はゴーリー#3中村のパスカットからチャンスを迎える。名城は#65花村が走り込みながらパスを受けシュートを放ち、これは相手ゴーリーに阻まれるが、そのこぼれ球を拾った#48鎌田がゴール裏でDFをかわしてそのままシュートを決め、名城が再び勝ち越す。
勝ち越された名古屋は#1稲垣、#22小國がシュートを放ち、同点に追いつこうと攻めるも名城ゴーリー#3中村が相手に囲まれながら走ってクリアを成功させるなど、名城が勢いに乗ったプレーを見せる。しかし名古屋は相手のインターフェアランスによってエキストラマンオフェンスとなると、巧みなパス回しから、最後は#22小國が決め同点に追いつく。さらにその5分後、またもや名古屋#22小國がDFをかわしてシュートを決め、名古屋が逆転する。しかし対する名城は、#55松井がトップの位置からミドルシュートを決め、すぐさま同点に追いつく。このまま第3Q終了かと思ったが、残り1分を切ったところで名古屋#11東浦がトップの位置からミドルシュートをゴールへと突き刺し、再び勝ち越した名古屋の1点リードで第3Qを終える。
第4Q
名古屋は2分、#1稲垣が外に出そうなボールを必死に止めチャンスを作ると、#22小國から#11東浦、そしてまたゴール前の#22小國へと繋いでシュートを決め、この試合初めて2点のリードを奪う。その後も名古屋の怒涛の攻めが続く。#11東浦、#22小國、#1稲垣が立て続けにチャンスからシュートを放つが名城ゴーリー#3中村にも阻まれ、惜しくも得点とはならない。しかし8分、ゴール裏からのパスを受けた#22小國が落ち着いてシュートを決め、さらにリードを拡げる。
リードを拡げた名古屋は巧く時間を使いながらプレーを続け、残り時間が5分を切るが名城も反撃を見せる。相手ファールからエキストラマンオフェンスとなった名城は#48鎌田のパスを受けた#47遠藤がシュートを決め、点差を縮める。しかしその1分後、名古屋#22小國がDFをかわして、この試合6点目となるシュートを決め、再びリードを3点に拡げる。
試合時間が残り1分を切り、誰もが名古屋の勝利を確信しかけたが、ここから名城が怒涛の反撃を見せる。名城は#47遠藤がDFを抜き去ってシュートを決め、再び点差を2点に縮めると、その30秒後には、#48鎌田が素早い切り返しから最後は角度のない位置からシュートを決め、点差を1点とする。最後まで攻め続ける名城であったが、ゴールを奪うことが出来ず試合終了のホイッスルが鳴り名古屋の2年ぶりの優勝が決まる。ここで意地と意地とのぶつかり合いを見せた両チームの熱い試合は、歓声と共に8-7の1点差で幕を閉じた。
試合後、名古屋主将#71野田は、「相手のゾーンディフェンスに対して前半は攻めあぐねていたが、それが大学選手権へ向けての良い課題となった。大学選手権ではまだ未勝利なので、その歴史を塗り替えたい」と語ってくれた。
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・山田尚征(滋賀大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
場所:愛知県(名古屋市)・瑞穂公園北陸上競技場
名古屋大学(白) vs 名城大学(黒)
スコア
チーム
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
TOTAL
|
名古屋大学
|
1
|
1
|
3
|
3
|
8
|
名城大学
|
1
|
1
|
2
|
3
|
7
|
名古屋大学 | 名城大学 |
#22 小國 和樹 (6) | #48 鎌田 竜次 (3) |
#7 薮内 彰人 (1) | #47 遠藤 健太 (2) |
#11 東浦 功治 (1) | #12 岡本 駿也 (1) |
- | #55 松井 一平 (1) |
主審 | 田中 恵太郎 |
副審 | 原田 哲志 |
吉田 憲宣 | |
CBO | 山口 悟史 |
ベンチマネージャー | 佐野 公亮 |
2014年11月2日(日)、愛知県(名古屋市)・瑞穂公園北陸上競技場にて第23回東海学生ラクロスリーグ戦決勝戦を開催。リーグ戦を圧倒的強さで勝ち進んできた名古屋大学(以下、名古屋)と今年リーグ戦3位ながらも昨年王者の意地を見せ決勝戦まで進んできた名城大学(以下、名城)の熱い戦いが幕を上げた。
第1Q
最初にチャンスを作ったのは名古屋だった。素早いパス回しから#1稲垣、#11東浦がシュートを放つが惜しくも枠外へと外れ、得点とはならず。対する名城は、#30安藤がシュートを放つも枠外へと外れ、その後#28波多野がゴーリーと1対1の状況になるも、名古屋ゴーリー#69安福に阻まれ得点とはならず。逆に名古屋も名城のミスから#1稲垣がゴーリーと1対1の状況になるも、名城ゴーリー#3中村に阻まれる。両チーム共にチャンスを作るものの得点には至らず、時間が過ぎていく。
しかし開始から12分、名古屋#7薮内がトップの位置からミドルシュートを決め、均衡を破る。待望の先制点をとった名古屋だったが、その後は名城のオフェンスが続く。名城は#47遠藤、#0蟹江、#48鎌田がシュートを放つが惜しくも得点とはならず。さらにその後、#30安藤のパスを受けた#48鎌田がゴーリーと1対1の状況になるも、またもや名古屋ゴーリー#69安福に阻まれ得点には至らない。再三チャンスを作りながら得点できなかった名城だったが、残り1分を切ったところで#48鎌田がシュートを決め、ついに同点に追いつきそのまま第1Qを終える。
第2Q
開始から、第1Q終了間際に同点に追いついた名城のオフェンス時間が続くが、名城のパスミスからチャンスを作った名古屋は#11東浦がゴーリーの飛び出た無人のゴールへとシュートを放つも、枠外へと外れてしまう。
その後は両チーム共にチャンスを演出するも、ゴーリーの好セーブにも阻まれ得点することができない。しかし6分、名城#12岡本がDFをかわして角度のない位置からシュートを決め、名城が1-2と逆転する。逆転を許した名古屋だが、#7薮内、#76荒川が立て続けにミドルシュートを放つなど、すぐさま反撃を見せる。そして10分、#22小國がシュートを決め、同点に追いつく。
その後は両チーム共に、相手ディフェンスに対して攻めあぐねる場面が続き、第2Q終了まで残り5分を切る。その後の両チームのタイムアウト開けからは、名古屋のオフェンスが続く。まず#78榊原がミドルシュートを放つが惜しくも枠外。そして、#76荒川のシュートはポストに阻まれてしまう。さらにチャンスを作り、#11東浦がシュートを放つも名城ゴーリー#3中村に阻まれ得点することができない。両チーム共にゴーリーの活躍が目立ち、一進一退の攻防が続くなか、同点のまま第2Qが終わる。
第3Q
ハーフタイムのスティックチェックにより両チーム、1人欠く状態で始まった第3Q。最初に大きなチャンスを作ったのは名古屋だった。グラウンドボールを拾った#1稲垣から#13佐藤、最後にゴール前の#11東浦へと繋ぎ、チャンスを演出したが惜しくも得点とはならず。さらにその後、素早いクリアから#1稲垣がシュートを放つもポストに阻まれ得点には至らない。対する名城はゴーリー#3中村のパスカットからチャンスを迎える。名城は#65花村が走り込みながらパスを受けシュートを放ち、これは相手ゴーリーに阻まれるが、そのこぼれ球を拾った#48鎌田がゴール裏でDFをかわしてそのままシュートを決め、名城が再び勝ち越す。
勝ち越された名古屋は#1稲垣、#22小國がシュートを放ち、同点に追いつこうと攻めるも名城ゴーリー#3中村が相手に囲まれながら走ってクリアを成功させるなど、名城が勢いに乗ったプレーを見せる。しかし名古屋は相手のインターフェアランスによってエキストラマンオフェンスとなると、巧みなパス回しから、最後は#22小國が決め同点に追いつく。さらにその5分後、またもや名古屋#22小國がDFをかわしてシュートを決め、名古屋が逆転する。しかし対する名城は、#55松井がトップの位置からミドルシュートを決め、すぐさま同点に追いつく。このまま第3Q終了かと思ったが、残り1分を切ったところで名古屋#11東浦がトップの位置からミドルシュートをゴールへと突き刺し、再び勝ち越した名古屋の1点リードで第3Qを終える。
第4Q
名古屋は2分、#1稲垣が外に出そうなボールを必死に止めチャンスを作ると、#22小國から#11東浦、そしてまたゴール前の#22小國へと繋いでシュートを決め、この試合初めて2点のリードを奪う。その後も名古屋の怒涛の攻めが続く。#11東浦、#22小國、#1稲垣が立て続けにチャンスからシュートを放つが名城ゴーリー#3中村にも阻まれ、惜しくも得点とはならない。しかし8分、ゴール裏からのパスを受けた#22小國が落ち着いてシュートを決め、さらにリードを拡げる。
リードを拡げた名古屋は巧く時間を使いながらプレーを続け、残り時間が5分を切るが名城も反撃を見せる。相手ファールからエキストラマンオフェンスとなった名城は#48鎌田のパスを受けた#47遠藤がシュートを決め、点差を縮める。しかしその1分後、名古屋#22小國がDFをかわして、この試合6点目となるシュートを決め、再びリードを3点に拡げる。
試合時間が残り1分を切り、誰もが名古屋の勝利を確信しかけたが、ここから名城が怒涛の反撃を見せる。名城は#47遠藤がDFを抜き去ってシュートを決め、再び点差を2点に縮めると、その30秒後には、#48鎌田が素早い切り返しから最後は角度のない位置からシュートを決め、点差を1点とする。最後まで攻め続ける名城であったが、ゴールを奪うことが出来ず試合終了のホイッスルが鳴り名古屋の2年ぶりの優勝が決まる。ここで意地と意地とのぶつかり合いを見せた両チームの熱い試合は、歓声と共に8-7の1点差で幕を閉じた。
試合後、名古屋主将#71野田は、「相手のゾーンディフェンスに対して前半は攻めあぐねていたが、それが大学選手権へ向けての良い課題となった。大学選手権ではまだ未勝利なので、その歴史を塗り替えたい」と語ってくれた。
・Text:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 ゲームレポート班・山田尚征(滋賀大学)
・Photo:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会 取材班
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